誘われて事故物件に暮らしはじめました。

「へぇ~こんなに盛り上がってくれるんやぁ」
《寒気チャンネル》のメンバーはみんなルックスのいい男ばかりだから、こういう書き込みは日頃から多少はあったじゃないだろうか。
それが、僕が来たことで顕著になってきたみたいだ。
僕がトモに抱きしめられることで霊が遠のくという構図が、腐女子的ファンには刺さっているみたいだ。
「そうとわかったら、もっとサービスする?」
突然グイッと身を寄せてきたトモに慌てて後ずさりをする。
「し、しないしない!」
なにも問題がないときにまでベタベタされては僕の心臓が持たない。
恋愛経験ほぼゼロでこの年齢まできてしまった僕にはハグだけで十分刺激的なことだった。
「ふぅん」