誘われて事故物件に暮らしはじめました。

だからてっきり僕は彼らがあまりよくない人間なのだと思い込んでいた。
だってそうだろう?
廃墟でなにをしているのかとか、夜の街でなにをしているのかなんて、悪い想像しかできない。
「はははっ。だから中庭で話しかけたときに緊張してたんだな」
ルイがようやく納得した様子で声を立てて笑った。
笑顔になると両頬にエクボができて案外可愛らしいことに気が付いた。
「で、問題は動画の内容なんだけど」
アキトが一本の動画を再生して見せた。
画面上には4人が写っていてそれぞれ自己紹介している。
背景は山や森になっているようで、空は暗い。