誘われて事故物件に暮らしはじめました。

「どうしてって、生配信確認しとるって言うたやろ! そしたら昼間っから浴室のドアが開いたりして明らかにおかしなことが起こっとったやろ。やから警戒しててん」
だとしてもこんな夜中に戻ってきてくれるとは思っていなかった。
「撮影は?」
「あぁ、それは3人に任せたから平気や。オレも少しは参加したし、こっちの撮影もしてるし、今回はそれで勘弁してもろた」
本当にそれでよかったんだろうか。
僕は協力しにきたはずなのに邪魔をしているような気分になってうつむいた。
「それよりなんもなくてよかったわ。生配信カメラの位置変えてくれたんはマジで正解やった」
トモが僕の頭をポンポンと撫でる。