誘われて事故物件に暮らしはじめました。

「そんなんならオレは今回不参加やで。レンが危ない目に遭うかもしれんのに行けるわけないやろ」
キッパリと言い切るトモに心臓がドキリと跳ねる。
自分たちの都合で僕を巻き込んだわけだから、当然僕のことを最優先にしてくれるのは理解できる。
だけどこんな風に他人から守られたことは初めてでなんだか妙な気分だ。
「わかったよ。それなら車2台で行こう。そうすればトモはいつでも動ける」
アキトがため息交じりにそういうと、トモはようやく納得した様子で頷いたのだった。

☆☆☆

アキトが来てから二日後の朝にはトモは着替えとスマホと充電器を小さな袋につめていた。。