誘われて事故物件に暮らしはじめました。

それから僕の両肩に手を乗せて満面の笑みを浮かべる。
「レンくんのおかげで登録者数が信じられないほど伸びているんだよ。今までにない速さで、正直俺もびっくりしてる」
「あぁ……さっきトモに聞いたよ」
「そっか。それもこれも全部レンくんのおかげだよ。バイト代についてだけど、ちゃんと支払わせてもらうことになったから。撮影が終わってから手渡しになるけどいい?」
「うん。それはまぁ大丈夫だよ」
返事をしながらなんとなく嫌な予感が胸に膨らんでくる。
生まれつき勘が鋭いのはこういうところも共通だった。
嫌な予感は大抵当る。