くらいなかの屋形船が紅提灯 水のうえの部屋から黒い窓から芸者の白 ゆらゆらと暗い川面もゆらしてく 橋をわたってそれをみる すじのくびもとにあたる雨のはじまりに何かの気配をおもいだす 息子のことを考えると目が伽藍堂になり そこから青い蝶が飛びだす みちには人の影もなく