短歌じゃないけど2?



 いぜんの事、
 部屋に一つあるものを置いておけるなら
 それは以前の自分の服、ひとみににたなにか それを思いだそうとして
 
 庭をみやる  ただあるいている人がいる
 廊下を歩いているとかぜがゆらすおとがほおをなでる
 名も知らない渡り廊下をいき、いくつかの部屋があり、
 ただそこにいて ただあるいて
 白い布をみたような気がして、
 天女のような方がいることにいまさらのようにきづいた
 部屋には花がたくさんあったが
 紙細工で、それらすべては  うすぐらい
 ここで
 むかしの服は短刀にかえ、
 部屋の明かりを消し
 座っていた女の人が、
 誰かが立ちあがった
 なにも着ていない私が部屋のなかにのこされ、
 でていく白いそれがのこりて