――そこをみて、あまり入ろうとは思わなかった
息の音をたてない様子 指の、少しだけうごく、ねつ
教室の机が並んでいるなかに
制服姿の人が座っている
白い顔でパーツがなく、これが夢なのだとわかる
誰の声も聞こえない教室や、息をすることのない場所。
なんてものが頭にうかぶなか、
ベランダのむこうに
カラフルな布傘をして、ドレス姿からのほそいあしのそろいが、あった
――机に書かれた少しの落書き
私がベランダへとつづく、レールをひいたら、あの陽光が
教室にはいってきて
いま 教室のそとにある全てのものとつながっていくのだろうか

