特にこれといった会話もなく連れ立って歩いていた。でも気まずいという感情もない。このシチュエーションがデジャヴだからだろうか。
学校を出てすぐ曲がってから、しばらく進むと大きな道路にあたる。緑の看板を掲げるほかベン屋が見えて、そういえばあの日ここで瑞原と別れたなと思い出した。
「へー、ここが瑞原んちか」
瑞原が立ち止まったのは住宅街の、ある一軒の前だった。塀で囲われた戸建てで、グレーを基調としたスタイリッシュでモダンな外観をしている。
彼は門に手をかけて押し開けると、声を顰めて手招きした。
「こっちこっち」
こくりと頷いて、そのまま瑞原の後ろに続く。
中は緑が植えられていて良く手入れがされていた。いろいろな高さの木や植物がありながらも考え尽くされた配置で一切の無駄がなく調和が取れている。
左手に折れてコンクリートで舗装された敷地内を建物沿いにしばらく進むと、大きなガレージがあった。車が一台停まっていてその横にもう一台停められそうな空間がある。
全面ガラス張りのガレージの壁から玄関へと続くスロープが見えた。どうやらさっき入ってきたのは裏手の勝手口のようだった。
「すごい家だなぁ……」
目線をきょろきょろとさせながらひとりごちると、瑞原はふふっと笑った。彼は車の奥に消えながら返事をする。
「そうかな?」
「絶対そう!住んでるから当たり前なんだろうけど」
鳴海はやや興奮しながら車の下やらガラスの向こうの玄関スロープまですみずみを観察した。彼はガレージに停まっている車の脇から青い自転車を出してきた。
「ほら、これ……あってるよね?」
「うん。僕のやつ。ありがとう」
鳴海が自転車を受け取ってもなお、上の空であちこちに目線を走らせていると、彼は根負けしたようにある提案をした。
「中見たい?」
「え……?いいの!」
願ってもない話だ。鳴海が嬉しそうな声をあげると、彼は渋々と言ったように頷いた。
「ほんとはだめだけど、鳴海くんだから……」
「やった!」
一軒家を見るのはうきうきとする。自分もいつかこんな大きな家に住んでみたいからだ。
「でも絶対静かにしてね。母さんにバレたら大変だから」
「わかった」
ぶんぶんと頭を縦に振った。
「さっき入ってきたところわかる?あの壁沿いにサンルームがあったでしょ。あそこでまってて」
「サンルームってなに?」
「ほら、縁側みたいなやつ……」
「え?あったっけ、そんなの?まあいいや、戻ったらわかるか」
「大丈夫、鳴海くん……?」
瑞原がやや不安そうにこちらを伺うので、うんうんと大きく頷いてみせる。
自転車を再び託して踵を返す。
彼は尚不安そうにしながらも、玄関の方へ向かって行った。
サンルームらしき場所を見つけてしばらくしたら、瑞原がそのガラスの向こうに顔を見せた。扉がそおっと開けられる。「入って」と促されるままに足を踏み入れた。
中も思った通り広かった。鳴海の家の二倍の高さはありそうな天井で、ドラマに出てきそうな大きなソファが鎮座している。まさに異空間だった。
たいてい他人の家というは、入ると独特な匂いがするものだ。柔軟剤なのか、芳香剤なのか、暮らしてる人の体臭なのか、もしくはそれらが混ざったものなのか。
しかしこの家は全くそういった臭いがしなかった。
キョロキョロとしながら家の中を見ていると、さっさとリビングから出るぞと言わんばかりに扉を半開きにして瑞原が鳴海の方をじっと見つめるので、後ろ髪引かれる思いでそちらへと向かった。鳴海がついてきたのがわかると、瑞原はそのまま無言で廊下へ出て階段を上がっていく。本当に一言も発するのを許されないようだ。
廊下へ出てそおっと扉を閉めているとき、いきなりお尻に衝撃がきた。思わず声が出そうになってすんでのところで耐える。
なんだ、と思い振り返ると、正体はにやりといたずらっぽい笑みを浮かべた小さな女の子だった。
「だ、だれ?」
おろおろとしながら尋ねると、女の子はくりくりとした目を輝かせて答えた。
「まゆみ!」
「まゆみちゃん?」
「うん。まゆでいいよ!……お兄ちゃんのお友だち?」
まゆみと名乗った女の子は人懐っこい笑みを浮かべ、鳴海を見上げている。耳の下でおさげをして、裾が広がったピンクのワンピースを着た、小学校に上がるか上がらないかくらいの女の子だった。
友だちかと尋ねられて、この家では鳴海の方がよっぽど不審人物であることに気づく。
「うん、友だちだよ」
「へー!じゃあまゆとも友だちだね」
「そうだね」
鳴海がぎこちない笑みで頷き返していたら、突然後ろから瑞原の声がした。
「まゆ……!いま母さんとピアノじゃないの?」
振り返ると彼は幽霊でも見たかのような形相だった。潜めながらも焦りが隠せていない声色がちょっと新鮮だ。
鳴海がなかなか階上へ来ないので痺れを切らしたのか、様子を伺いに来たようだった。
「ママいま電話してるからおトイレ!」
「そうだったんだ……まいったな。てっきりまゆのレッスン中だとばかり……いつからママ電話してる?」
瑞原が思案深げに問いかける。
「お兄ちゃんが帰ってくるまえ」
「え!そんなに前?じゃあそろそろ終わる?」
うん、と言ってまゆみが頷く。
「まゆ、ここにいたらまずいよ。ママより先に戻らないと」
瑞原が急かすように言った。
この口ぶりからしたら、瑞原の母親はよっぽど怖い人なのかもしれない。その目を盗んで鳴海を家にあげたとなると、バレたら鳴海までこっぴどく怒られる可能性がある。
(葉村のお母さんとどっちが怖いんだろう……)
葉村の母親は普段から声が大きいし、怒るとさらに声が大きくなって顔もものすごく怖いのだ。葉村の家で悪ふざけをして何回雷を落とされたことか。
思い出して身震いしていると、瑞原兄妹はちょっとした言い合いになっていた。
「わかってるよ!そもそもお兄ちゃんが帰ってくるのがいけないんじゃん!」
「ごめんごめん。いっつもまゆのピアノの時間だね」
まゆみが口を尖らせてそっぽを向くと、瑞原は取りなすように詫びた。
「しかも今日はコソコソ!だからまゆに秘密で絶対たのしいことしてるって思ったの!」
「……まゆにはなんでもお見通しなんだな」
かわいらしく怒っているまゆみを前に、瑞原は困ったような笑みを浮かべる。
「彼は鳴海くんっていうんだ。僕の友だち」
瑞原がそう紹介すると、まゆみは不思議そうに鳴海の方を見上げた。
「なるみー?本当はおんなのこなのー?」
「違う違う!鳴海は苗字だから!……紘貴って呼んで」
慌てて訂正する。そんな勘違いをされたのは初めてだった。恥ずかしさのあまり、顔に血が集まってきて熱かった。
「ひろき!」
「うん、まゆちゃん」
まゆみの笑顔につられて笑う。少し照れ臭いけれど、ついついこちらまで和んでしまう。
そのままふと瑞原の方に視線をやると、彼は口を開けたまま固まっていた。
「瑞原?」
「あ、ああ。えっと……僕も紘貴って呼んでいい?」
「え?別にいいけど」
「じゃあ僕のことは和馬って呼んで」
なんで瑞原まで、と内心思ったが特にこだわりもないので受け入れる。すると瑞原も嬉しそうに笑った。
誰も喋らない間が生まれる。すると、階段を一段一段降りてくるスリッパの音がすぐそこまで近づいて来ていることに気づいた。
一瞬にして瑞原の顔が強張る。
「まゆ!早く部屋に戻るんだ!」
彼は潜めた声でまゆみにそう言うやいなや、鳴海の腕をがしっと掴んで勢いよく引っ張った。その勢いでリビングの向かいの引き戸を開けると、鳴海を突き飛ばして押し込んだ。
そのとき、鳴海の足に絡まって瑞原もなだれ込むようにして中に入った。体勢を崩しながらも彼はなんとか戸を後手に締める。
鳴海と瑞原はそのまま床に倒れ込んだ。
息を殺して扉の向こうに耳をすます。瑞原の額に脂汗が見えた。胸が大きく上下している。
つられて鳴海もドキドキとしていた。
しばらくして床を打ちつけるスリッパの音が近づいてきて、扉のすぐ向こうまで迫った。瞬きひとつしないでさらに息を詰める。
幸いにもその後スリッパの音は一度も立ち止まることなく、遠ざかっていった。
瑞原は唇のそばにほっとため息をつくと、手をついて半分体を起こした。
「大丈夫?」
「痛い」
今も尻餅をついたお尻が痛くてじんじんする。いきなり突き飛ばされて受け身が全く取れなかったのだ。
「ごめん」
彼は申し訳なさそうに謝った。そしてなおも鳴海の上に体が半分のっかていることに気づくと慌てて上から退いた。鳴海も体を起こして立ち上がりながらお尻をさする。
「まあ大丈夫。それにしても危なかった。久しぶりにめっちゃ焦ったかも」
「ははっ……ほんとだね……僕も寿命が縮んだよ」
「でもちょっと楽しかった。リアルにFPSで芋ってたらこんな感じなのかな」
対して瑞原は苦笑を浮かべた。
鳴海は自然と周りを見渡す。おしゃれな洗面台と磨き上げられた大きなぴかぴかの鏡があって、奥には浴室につながる扉が見えた。押し込まれた場所はバスルームのようだった。
「もう行ったみたいだから早く部屋に向かおう」
「バレない?」
「大丈夫……だと思う。さすがにまゆみのレッスンに戻ったと思うし」
彼は扉をゆっくりと開けて廊下に顔を出し左右を確認する。静かにね、と念を押してから、バスルームの引き戸の隙間をそおっと広げた。そこから音も立てず滑り出る。ひとことも言葉を交わさずに足音を忍ばせて2階まで上がった。そして瑞原は昇ったところのすぐの部屋の扉を開けた。
扉を閉めると、鳴海も瑞原も思わず大きなため息をついた。ようやっと無事に瑞原の部屋にたどり着くことができて、胸をほっと撫で下ろす。
中はシンプルで片付いていた。ベッド、ローテーブル、勉強机、衣装箪笥、天井まで届くくらいの大きな本棚があった。布団カバーと椅子の座面が青く、カーテンやカーペットが灰色なので、全体的に落ち着いた雰囲気がある。本棚と勉強机の棚には参考書や本が所狭しと置かれていた。
鳴海はまたキョロキョロと部屋の中を物色していた。なにかおもしろいものがあるかもしれない。
すると見覚えのある背表紙が目に止まった。
「あれ、これって……」
「あ!」
瑞原は目を泳がせながらなにか口ごもっている。耳が赤くなっていてなぜか恥ずかしそうだ。
「これおもしろいよね。瑞原も好きなんだ?」
そう問いかけると、彼はややあってから、うんと頷いた。本棚の端に横向きに重ねられている本の中に、鳴海と葉村がちょうどはまっているライトノベル『モルガン戦記』があったのだ。まさか瑞原も読んでいたとは知らなかった。
「どこまで読んだ?」
「ああ……最新刊だよ」
「え!先々週出たやつ?あれ、めっちゃ熱くない⁉読んだそばから葉村にネタバレしたくてうずうずしてたもん」
「はははっ。僕もあの巻の最後で大佐が敵に寝返ったとこで震えたよ」
「そうそれ!あんなにリリアのために尽くしてたのに、どうしたんだよ!って思った」
リリアというのは作中のキーパーソンである大佐の想い人的存在だ。
「たしかに。でもなんか大佐のことだから何か意味がある気がする」
「だよね!」
鳴海が興奮して前のめりになると、瑞原も楽しそうに笑った。
「まあベッドにでも座ってよ。何も出せないけど。それから話そう」
「うん」
瑞原は椅子の背もたれをくるりと回して、ベッド側を正面に向けた。鳴海もベッドに腰を落ち着かせる。それから好きなシーンとか、あのキャラのどこが好きとか、いろんなことをお互いに語った。
正直こんなに瑞原と話が弾むとは思わなかった。いままでちょっと不気味でいけすかないと思っていたが、嘘みたいに印象が一変した。やはり大佐の良さがわかるやつに悪いやつはいなし、あれが学校の図書館の中にある本の中で一番面白いことは間違いない。
それに、瑞原はたくさん話すと案外おもしろかった。たまに意味のわからないことを口走ったり冗談がいまいち通じないときもあるけれど、思ったより宇宙人みたいではなかった。先生の愚痴も言うし、鳴海がコアで変なボケを言っても笑ってくれた。
ひとしきり話してから、なにげなく彼がイスから立ち上がったとき、見上げるように大きくて全身をしみじみと眺めてしまった。
「女子にかっこいいって……」
言葉の途中で何を言ってるんだと思って、語尾がゴニョゴニョと小さくなった。女子に人気がある事実への驚きがよみがえってきて、ついぽろっとそんな風に口をついて出てしまったのだ。
すると、彼はそんな鳴海の動揺にも気づかず、少し間を置いて考えてから他人事のように言った。
「ああ、僕もよく知らなかったけど、もしかしたら卒業式のときピアノを弾いたからそれで株があがったのかも」
“かっこいい”ことは否定しないんだな、と胡乱な目を向ける。
度々こういうちょっと鈍くてズレたところがある。俗に言う空気が読めないタイプなのだろう。葉村と性格は真逆だけれど、そういうところは似ていそうだ。
「……あ、でも弾けるだけで下手くそだし、僕、人見知りだし!結局どこを気に入ってくれてるのか全然わかんないよ!」
鳴海の胡乱げな目で察したのか、弁解する様に的外れなことを必死に言い募った。だから、なんだかちょっと意地悪を言ってやりたくなった。
「へー!いいですね!人気者は!」
わざとらしく嫌味ったらしい言葉を投げたら、瑞原は悲しげに目を伏せた。そんなふうに大袈裟に萎れられるととてつもなく悪いことをした気分になる。
なんと言おうか考えているうちに、瑞原が先に口を開いた。
「僕は普通以下の人間だよ」
「え?」
言葉の意味が分からず呆気に取られて聞き返すと、瑞原は思い詰めた口調で言った。
「……だから、紘貴にはわかっててほしい」
「う、うん」
なんだか妙な空気になってしまった。
「ていうか、和馬もピアノ弾けるんだな」
とりあえずこの空気を押し流すために露骨に話を逸らした。
「弾けるよ」
彼は静かにそう答えた。
先ほどまゆみがレッスン中という話をしていたので、きっと瑞原も母親に習っているのだろう。
「弾いてみせてよ!あ、でもだめか」
鳴海は家に内緒で上がったのだ。瑞原がピアノを弾き出したら明らかにバレてしまう。
「ごめん。……まあそもそも僕にはもう弾かせてもらえないんだけどね」
彼は自嘲気味に笑った。
「え?なんで?」
「……ピアノ弾くの親に禁止されてるんだ。あまりに出来損ないだから」
「出来損ないって」
瑞原は沈んだ声で続けた。
「音楽系の高校を受験してたんだけど、大失敗してそこに落ちちゃって。だからもう音楽をやらせてもらえないんだ」
「え……」
「それからは僕が家で勉強以外をしてると、すごい剣幕で怒るし、レッスンの代わりに塾もたくさん入れられてる」
うわ、と思わず声に出してしまった。すごく気の毒だった。
そんな事情があったとは全く知らなかった。確かにこんな高級な家に住んでいるのに、鳴海と同じ高校に通っているというのは不自然といえば不自然だった。家がそれなりに裕福な人は大体もっと高級な私学に行くものだ。
「趣味とか息抜きでは弾かないの?」
「うん。下手くそは弾かないでってヒステリック起こされるから……それに僕ももう家では弾きたくない」
瑞原は目を瞑って、首を横に振る。
「そっか。じゃあ今度音楽室で弾いてよ」
「え?」
鳴海の何気ない言葉に瑞原は顔をあげた。目を丸くしている。
「え?」
逆に鳴海が聞き返してしまった。そんなに驚いた顔をされるとは思わなかったのだ。
「あ、聴きたいなと思って……」
そう呟いた時だった。突然トントンと扉を二回ノックする音がした。
二人とも息を呑む。
瑞原はみるみるうちに顔色がなくなって、目を見開いてがたがたと震えだした。
「和馬、いるかしら?開けてちょうだい。お友だち来てるわよね」
「ま、まって」
女の人のよく澄んだ通る声が扉越しに響いた。どうやら扉の向こうの声の主は、口ぶりからして瑞原の母親みたいだった。
瑞原は部屋のなかをしきりにうろうろとして、ドアの方を見ようともしない。震えながら関節の付け根をぎゅっと握るように腕を抱えている。
もうバレてしまっているんだから、扉を開ければいいのにと思った。こうなってしまったらさっさと謝るしかないのだ。
代わりに鳴海がノブを回して扉を開けると、にこやかで綺麗な女の人が立っていた。鳴海が想像していたよりずっと優しそうなお母さんで、拍子抜けした。
「こんにちは。ごめんなさい。勝手にお邪魔してます」
鳴海はとりあえず一息に謝った。
「いいのよ〜こちらこそなにもお構いしないでごめんなさいね。今さらだけどお茶とお菓子持ってきたからどうぞ」
そう言って瑞原の母親は、ベッド横のローテーブルへ持ってきたお茶と三種類のクッキーがのったお皿をお盆からひとつずつ丁寧に置いていった。
瑞原は棒立ちになってがたがたと震えながら、ローテーブルのお茶を一点病のように見つめている。
「あ、大丈夫です。僕そろそろ帰ります」
「そうなの?残念だわ。またいらしてね」
鳴海がペコリと頭を下げて、部屋から出ようとすると、瑞原が凄い勢いで迫ってきて鳴海の腕をつかんだ。
「帰らないで!」
「え?」
瑞原は半ば叫ぶように言った。掴まれている腕が痛い。彼の手は小刻みに震えていた。
「帰らないで……」
「いや、長居しちゃったし」
鳴海は勝手に上がり込んだことがバレてしまって気まずかったので帰りたかった。しかし、瑞原があまりに必死な形相なので少し戸惑った。
「和馬。もう帰してあげなさい。お友達も困ってるわよ」
瑞原の母親がそう諭すように声をかけたら、瑞原は諦めたようにだらんと腕を垂らして鳴海を離した。
「ほら、お見送りしてあげなさい」
瑞原の母親と瑞原は玄関まで鳴海を見送ってくれた。玄関にはサンルームで脱いだ靴がそろえて置いてあった。
「じゃあ、また学校で」
鳴海がそう言うと、瑞原は顔面蒼白のままぎこちない笑みを浮かべた。瑞原の母親はにこやかに手を振ってくれた。
