ハラリと、プラータの長い髪の一部が舞っていく。侯爵の剣が横一文字に空を斬った。
プラータは蹈鞴を踏む。そうして間合いをとり、腕を胸元へ寄せて切っ先を侯爵へ向けた。
「ッ、この……!」
前へ、ひと突き。だが侯爵は左足を大きく引き、最小限の動きで攻撃を回避。
「あぁ、言い忘れていました、プラータ様。」
「……?」
レイブンは優雅に刃を振るいながら、雑談のように告げた。
「この剣はどちらにも……、サリーンが塗られています。」
「……は!?!」
その言葉に、プラータの視線が己の握る剣へ落ちる。その一瞬で、北領の主は大きく踏み込んできた。
「猛毒だと、ちゃんとご存じのようですねぇ!」
「ちょッ!?!」
重たい一撃。どうにか刃で受けるが、力でさえ押し負けそうになる。
拮抗した鍔迫り合い。だというのに、突然レイブンの剣が引いた。かと思えば、プラータの脇腹に容赦なくめり込む彼の蹴り。
「ガハッ……!」
何という喧嘩殺法だろう。よろけた王子の眉間に、刃が襲いかかる。プラータは視界に剣先が入った瞬間、床を蹴って後ろへ。靴底が床を鳴らす音が響く。1歩、2歩……。
目と鼻の先にある鋼の、恐ろしさたるや。
笑みを浮かべて猛威を振るうレイブンに対し、プラータは冷や汗が止まらない。
王子の機動力を封じようと、裏社会の王は足下を狙ってくる。だがレイブンの瞳は真っ直ぐにプラータを捉えたままだ。
「甘いな」
「……」
北領の領主の冷笑が、切っ先がタイルを削る嫌な音に混じる。逆袈裟に振り上げられた刃がまた、プラータの白銀の髪を散らしていく。
「彼女を助けたいのなら、防戦では意味がないだろう?」
「ッ……」
レイブンの言う通りだ。けれどプラータは、侯爵が振り下ろしてくるだろう刃に備えて剣を横にして頭上へ。その瞬間、足を思いっきり踏まれてしまった。
「痛っ!」
「ほらほら!」
「ッ、」
ひるんだ隙を突く一撃。咄嗟に剣を盾に。だがその攻撃はフェイントらしい。
「う…!!」
首筋めがけて横に振るわれる刃。咄嗟に剣を返して、なんとか受け止める。
あと一歩遅ければ、毒など関係なく死んでいた。踏みつけられている足には、拷問具のように重くレイブンの体重がのる。ビクとも動かない。
「本当に防戦ばかりだな?」
「……!」
「その判断は案外正しい。……俺が死んだら、彼女に投与した睡眠薬の解毒方法は永遠にわからないだろう。」
「……」
向こうは殺す気できている。だがプラータは、彼を殺すことができない。
いや、違う。プラータは、レイブンを殺そうとなど最初からしていない。
(ここ、なら……!)
このままでは、決着の瞬間とは自身の死だ。痛いほどの歯ぎしりのまま、王子は眼前に迫る領主をにらみ返した。
「へぇ?」
楽しげに笑うレイブン。今まさに、プラータは相手の心を魔法の波紋へ映した。
(この程度か……)
聞こえてきたのは、そんな言葉。侮ったような、落胆したような、単調な声だ。
「……!?」
表情と一致しないその声は、プラータにとって違和感でしかない。一体目の前の男は、プラータに何を期待していて、何に対して失望しているのだろう。
これほどまでに、生き生きと刃を振るっていながら。
「それでは、第一王子殿下。」
考える暇など与えられはしない。レイブンはプラータの長い髪を引っ掴んできた。勢いのままに首が傾く。逃がす気はない、ということか。
「恐れ入りますが、ここで仕舞いといたしましょう。」
狂気と殺気に爛々と輝く緑の瞳。キィィンと刃同士が擦れていき、処刑人侯爵の剣が攻撃に備えて彼の瞳のそばへ。
切っ先が王子の心臓に狙いを定める。それを見た瞬間、プラータは自らの剣を手放した。
「さようなら。プラータ第一王子殿下……!」
真っ直ぐに迫り来る刃。
「い゛っ……!」
「……!?」
辺りの空気が、停止する。
うめき声と共に攻撃を受け止めたのは、プラータの両手だった。
じわりと滲む赤い血が、そのままポタリとレイブンの靴を汚す。しずくの音さえ聞こえそうな張り詰めた静寂の中、深く息を吸った王子は告げた。
「ファントルノ、侯爵……さ、」
「……?」
「俺のこと……試したんだよね?」
「……!」
見つめ合う2人の男。本気の死闘を繰り広げた者同士の、緊張の間。
わずかに相手の眉が動いたのを、澄んだ海の色をしたプラータの瞳は見逃さなかった。
「たぶん……この剣、毒、塗ってない……ん、じゃない……?」
「……」
言葉を紡ぎながら、ぎゅ、と両手に力を込める。さらに肉を抉る刃。
だがこれだけ会話をしても、一向に苦しくなる気配はない。
そんな様子をじっと見つめながら、領主は冷ややかな声を放つ。
「なぜそう思う」
それに対し、王子はただ一言で答えた。
「カン!」
本当に短い回答だ。あまりに力強く宣言された、たった二文字。
「……は?」
レイブンは完全に面食らったようだ。まさに目が点になった端正な顔立ち。
その様子を見て、ふっとプラータは肩の力が抜けた。
「あえて根拠を言うのなら……女性好きで有名な貴方が、万が一自分が負けたらエトが死ぬような薬を彼女に使うとは思えなかったから……かな」
へにゃりと、眉を下げて笑う。
唖然としていた裏社会の王は、この国の王子につられたように笑みを浮かべた。
「……全く。だからと言って、まさか素手で刃を握りしめるとは」
「……!」
呆れたような、柔らかい声音。それを聞いて、プラータはそうっと剣から手を離した。
ヒュンッと血振りをひとつ。そしてレイブン・ド・ファントルノ侯爵は、剣を床へ横たえるままに膝をつく。
「ご明察です、第一王子殿下。こちらの意図を貴方が見抜かれた以上、俺の負けです。」
「ファントルノ侯爵……!」
「レイブンで構いません。殿下」
頭を垂れ、彼は告げる。それはまさに、王族と貴族のあるべき姿。
窓から注いだ日の出の光が、プラータを照らしキラキラと輝いていた。
「……で!じゃあ、あの、」
礼儀はもういいから!
そんな雰囲気を醸し出し始めたのを、レイブンはちゃんと感じ取ったらしい。
肩をすくめると、彼は軽い口ぶりで言い出した。
「殿下だって童話はご存じでしょう?眠りについたお姫様を助ける解毒法など、定番は1つです。」
「え……?」
戸惑いと同時にプラータの脳裏に浮かぶ、とある行為。それが正解だと告げるように、毒使い領主は自身の艶やかな唇をトントンと指先で触れるではないか。
「ええええええ!?!?キ……、キ!?」
それは確かに、有名なおとぎ話のクライマックスだ。一説では、姫を目覚めさせたキスは清水魔法だったとも言われているほど。
だがまさか、それを実践するなど誰が考えられるだろう。それも、治癒の魔法は使えないプラータが。
「ほらほら殿下?もう朝ですから早く目覚めさせてあげませんと。」
「いやでも!!他に方法は……」
「ありませんよ?……まさか、エトワール嬢にはキスしたくないと?」
「そんな訳無いだろ!?」
プラータはもう、顔が真っ赤だ。熱くて仕方がない。だというのに、眼の前にいる女好きは顔色1つ変えないだなんて。
加えて背後からの視線が痛い。チラ……と確認して見れば、チベットスナギツネのような虚無顔をしているカロンの姿。
彼女を指差して口を開いたのは、とても楽しそうにニコニコしているアカウだった。
「ほらほら!早くしてあげたほうがいいも思うよ?」
「うう……」
プラータは呻く。だが唸ったところで、状況は変わらない。
やるしか、ないのか。
深く息を吸って、吐く。たった一度の口づけで彼女を失わなくて済むと言うのなら、安いものだ。
そう言い聞かせて、プラータはエトの眠る祭壇へ大股で近寄っていく。
そしてついに、彼女の顔を覗き込んだ。
の、だが。
「……エト?」
目が点になるのは、プラータの番だった。
朱が広がるエトワールの頬。唇はキュッと噛み締められてしぼみ、プルプルと震える肩。
「……起き……て、る……?」
確かめるように、プラータは呟く。
「ッ……」
ピクリと揺れた睫毛が、答えだ。
「……」
じわりじわりと、エトワールの瞼が開いていく。潤んだ瞳が、プラータを真っ直ぐに見つめていた。
「……」
「……」
視線が交差する。お互いに何も言えない。
彼女の反応は、全部聞いていたようにしか見えないのだから。どう、考えたとしても。
「あの……侯、爵……?」
オールで漕いでいる船の旋回のようにゆっくりと、プラータは振り返る。
戦の片付けをしていたレイブンがこちらを見る。すると彼は、ニコッと笑った。
「王子様のキスで解毒できる毒薬なんてありませんよ?そもそも、死ぬまで寝る薬なんて存在しませんから。」
「……」
全てこの悪魔のような侯爵の手のひらの上だったのだ。完全に。
「さて皆様。徹夜はお体に触るでしょう?お詫びと言うには質素ですが、うちの屋敷でどうぞごゆっくりお休み下さい」
春先の青空のように爽やかな笑顔で告げられる言葉。
そこに言い返す気力は、残念ながらプラータには1ミリたりとも残っていなかった。
To be continued...
プラータは蹈鞴を踏む。そうして間合いをとり、腕を胸元へ寄せて切っ先を侯爵へ向けた。
「ッ、この……!」
前へ、ひと突き。だが侯爵は左足を大きく引き、最小限の動きで攻撃を回避。
「あぁ、言い忘れていました、プラータ様。」
「……?」
レイブンは優雅に刃を振るいながら、雑談のように告げた。
「この剣はどちらにも……、サリーンが塗られています。」
「……は!?!」
その言葉に、プラータの視線が己の握る剣へ落ちる。その一瞬で、北領の主は大きく踏み込んできた。
「猛毒だと、ちゃんとご存じのようですねぇ!」
「ちょッ!?!」
重たい一撃。どうにか刃で受けるが、力でさえ押し負けそうになる。
拮抗した鍔迫り合い。だというのに、突然レイブンの剣が引いた。かと思えば、プラータの脇腹に容赦なくめり込む彼の蹴り。
「ガハッ……!」
何という喧嘩殺法だろう。よろけた王子の眉間に、刃が襲いかかる。プラータは視界に剣先が入った瞬間、床を蹴って後ろへ。靴底が床を鳴らす音が響く。1歩、2歩……。
目と鼻の先にある鋼の、恐ろしさたるや。
笑みを浮かべて猛威を振るうレイブンに対し、プラータは冷や汗が止まらない。
王子の機動力を封じようと、裏社会の王は足下を狙ってくる。だがレイブンの瞳は真っ直ぐにプラータを捉えたままだ。
「甘いな」
「……」
北領の領主の冷笑が、切っ先がタイルを削る嫌な音に混じる。逆袈裟に振り上げられた刃がまた、プラータの白銀の髪を散らしていく。
「彼女を助けたいのなら、防戦では意味がないだろう?」
「ッ……」
レイブンの言う通りだ。けれどプラータは、侯爵が振り下ろしてくるだろう刃に備えて剣を横にして頭上へ。その瞬間、足を思いっきり踏まれてしまった。
「痛っ!」
「ほらほら!」
「ッ、」
ひるんだ隙を突く一撃。咄嗟に剣を盾に。だがその攻撃はフェイントらしい。
「う…!!」
首筋めがけて横に振るわれる刃。咄嗟に剣を返して、なんとか受け止める。
あと一歩遅ければ、毒など関係なく死んでいた。踏みつけられている足には、拷問具のように重くレイブンの体重がのる。ビクとも動かない。
「本当に防戦ばかりだな?」
「……!」
「その判断は案外正しい。……俺が死んだら、彼女に投与した睡眠薬の解毒方法は永遠にわからないだろう。」
「……」
向こうは殺す気できている。だがプラータは、彼を殺すことができない。
いや、違う。プラータは、レイブンを殺そうとなど最初からしていない。
(ここ、なら……!)
このままでは、決着の瞬間とは自身の死だ。痛いほどの歯ぎしりのまま、王子は眼前に迫る領主をにらみ返した。
「へぇ?」
楽しげに笑うレイブン。今まさに、プラータは相手の心を魔法の波紋へ映した。
(この程度か……)
聞こえてきたのは、そんな言葉。侮ったような、落胆したような、単調な声だ。
「……!?」
表情と一致しないその声は、プラータにとって違和感でしかない。一体目の前の男は、プラータに何を期待していて、何に対して失望しているのだろう。
これほどまでに、生き生きと刃を振るっていながら。
「それでは、第一王子殿下。」
考える暇など与えられはしない。レイブンはプラータの長い髪を引っ掴んできた。勢いのままに首が傾く。逃がす気はない、ということか。
「恐れ入りますが、ここで仕舞いといたしましょう。」
狂気と殺気に爛々と輝く緑の瞳。キィィンと刃同士が擦れていき、処刑人侯爵の剣が攻撃に備えて彼の瞳のそばへ。
切っ先が王子の心臓に狙いを定める。それを見た瞬間、プラータは自らの剣を手放した。
「さようなら。プラータ第一王子殿下……!」
真っ直ぐに迫り来る刃。
「い゛っ……!」
「……!?」
辺りの空気が、停止する。
うめき声と共に攻撃を受け止めたのは、プラータの両手だった。
じわりと滲む赤い血が、そのままポタリとレイブンの靴を汚す。しずくの音さえ聞こえそうな張り詰めた静寂の中、深く息を吸った王子は告げた。
「ファントルノ、侯爵……さ、」
「……?」
「俺のこと……試したんだよね?」
「……!」
見つめ合う2人の男。本気の死闘を繰り広げた者同士の、緊張の間。
わずかに相手の眉が動いたのを、澄んだ海の色をしたプラータの瞳は見逃さなかった。
「たぶん……この剣、毒、塗ってない……ん、じゃない……?」
「……」
言葉を紡ぎながら、ぎゅ、と両手に力を込める。さらに肉を抉る刃。
だがこれだけ会話をしても、一向に苦しくなる気配はない。
そんな様子をじっと見つめながら、領主は冷ややかな声を放つ。
「なぜそう思う」
それに対し、王子はただ一言で答えた。
「カン!」
本当に短い回答だ。あまりに力強く宣言された、たった二文字。
「……は?」
レイブンは完全に面食らったようだ。まさに目が点になった端正な顔立ち。
その様子を見て、ふっとプラータは肩の力が抜けた。
「あえて根拠を言うのなら……女性好きで有名な貴方が、万が一自分が負けたらエトが死ぬような薬を彼女に使うとは思えなかったから……かな」
へにゃりと、眉を下げて笑う。
唖然としていた裏社会の王は、この国の王子につられたように笑みを浮かべた。
「……全く。だからと言って、まさか素手で刃を握りしめるとは」
「……!」
呆れたような、柔らかい声音。それを聞いて、プラータはそうっと剣から手を離した。
ヒュンッと血振りをひとつ。そしてレイブン・ド・ファントルノ侯爵は、剣を床へ横たえるままに膝をつく。
「ご明察です、第一王子殿下。こちらの意図を貴方が見抜かれた以上、俺の負けです。」
「ファントルノ侯爵……!」
「レイブンで構いません。殿下」
頭を垂れ、彼は告げる。それはまさに、王族と貴族のあるべき姿。
窓から注いだ日の出の光が、プラータを照らしキラキラと輝いていた。
「……で!じゃあ、あの、」
礼儀はもういいから!
そんな雰囲気を醸し出し始めたのを、レイブンはちゃんと感じ取ったらしい。
肩をすくめると、彼は軽い口ぶりで言い出した。
「殿下だって童話はご存じでしょう?眠りについたお姫様を助ける解毒法など、定番は1つです。」
「え……?」
戸惑いと同時にプラータの脳裏に浮かぶ、とある行為。それが正解だと告げるように、毒使い領主は自身の艶やかな唇をトントンと指先で触れるではないか。
「ええええええ!?!?キ……、キ!?」
それは確かに、有名なおとぎ話のクライマックスだ。一説では、姫を目覚めさせたキスは清水魔法だったとも言われているほど。
だがまさか、それを実践するなど誰が考えられるだろう。それも、治癒の魔法は使えないプラータが。
「ほらほら殿下?もう朝ですから早く目覚めさせてあげませんと。」
「いやでも!!他に方法は……」
「ありませんよ?……まさか、エトワール嬢にはキスしたくないと?」
「そんな訳無いだろ!?」
プラータはもう、顔が真っ赤だ。熱くて仕方がない。だというのに、眼の前にいる女好きは顔色1つ変えないだなんて。
加えて背後からの視線が痛い。チラ……と確認して見れば、チベットスナギツネのような虚無顔をしているカロンの姿。
彼女を指差して口を開いたのは、とても楽しそうにニコニコしているアカウだった。
「ほらほら!早くしてあげたほうがいいも思うよ?」
「うう……」
プラータは呻く。だが唸ったところで、状況は変わらない。
やるしか、ないのか。
深く息を吸って、吐く。たった一度の口づけで彼女を失わなくて済むと言うのなら、安いものだ。
そう言い聞かせて、プラータはエトの眠る祭壇へ大股で近寄っていく。
そしてついに、彼女の顔を覗き込んだ。
の、だが。
「……エト?」
目が点になるのは、プラータの番だった。
朱が広がるエトワールの頬。唇はキュッと噛み締められてしぼみ、プルプルと震える肩。
「……起き……て、る……?」
確かめるように、プラータは呟く。
「ッ……」
ピクリと揺れた睫毛が、答えだ。
「……」
じわりじわりと、エトワールの瞼が開いていく。潤んだ瞳が、プラータを真っ直ぐに見つめていた。
「……」
「……」
視線が交差する。お互いに何も言えない。
彼女の反応は、全部聞いていたようにしか見えないのだから。どう、考えたとしても。
「あの……侯、爵……?」
オールで漕いでいる船の旋回のようにゆっくりと、プラータは振り返る。
戦の片付けをしていたレイブンがこちらを見る。すると彼は、ニコッと笑った。
「王子様のキスで解毒できる毒薬なんてありませんよ?そもそも、死ぬまで寝る薬なんて存在しませんから。」
「……」
全てこの悪魔のような侯爵の手のひらの上だったのだ。完全に。
「さて皆様。徹夜はお体に触るでしょう?お詫びと言うには質素ですが、うちの屋敷でどうぞごゆっくりお休み下さい」
春先の青空のように爽やかな笑顔で告げられる言葉。
そこに言い返す気力は、残念ながらプラータには1ミリたりとも残っていなかった。
To be continued...



