虐められるターゲットになったのは、運だと思う。
入学して早々、不良グループに目をつけられたボクは大人しかったこともあり目をつけられてしまった。
初めはパシリだったものがどんどん過激になり教師には気付かないところで体を痛めつけられるようになった。
毎日が辛かった。
でも家族に心配をかけてしまうのは申し訳なくていつも笑顔で「行ってきます」と家を出ていた。
それでも何とか生き延びていたのは。
学校に何故か棲みついている狐と狸と仲良くなってしまったからだった。
ボクが体育館裏でヘコんでいたら何処からともなく2匹はやって来てボクの両脇に座る。
餌を求めているのかと思ったがそういうわけでもなく、ただ隣にいるだけ。
友達などいなかったボクにはそれだけで心強くて、人間の言葉が通じるかわからないけれどたくさん話しかけていた。
それだけが、唯一の救いだったのに。
ボクを虐めていた奴らはその2匹を捕え、見せしめのようにボクの目の前で痛めつけた。
ボクが何度「やめて」「ボクを殴っていいから」と訴えても奴らは楽しそうに笑うばかりで暴行を止めなかった。
尻尾を掴まれ逃げられない狐と狸に強い蹴りが入った。それまで苦しそうに呻いていた声は静かになり、2匹はどれだけ痛めつけられても一切の反応をしなくなった。
「あー、死んじゃったわ」
不良の1人が狐の尻尾掴んでぶら下げて、笑いながらボクに見せつける。狸も同じように見せつけられ……絶望で動けないボクに小さな体を投げて寄越して彼らは去っていく。
「……う、あ……うわあああああッ!」
ボクの大切な友達。
奴らに殺された。
泣いて、泣いて。泣きながら体育館裏の土を掘って埋めて。
「……絶対、復讐するから」
それだけを胸に、ボクはカッターナイフを持って友達を殺した奴らの元へ向かった。
入学して早々、不良グループに目をつけられたボクは大人しかったこともあり目をつけられてしまった。
初めはパシリだったものがどんどん過激になり教師には気付かないところで体を痛めつけられるようになった。
毎日が辛かった。
でも家族に心配をかけてしまうのは申し訳なくていつも笑顔で「行ってきます」と家を出ていた。
それでも何とか生き延びていたのは。
学校に何故か棲みついている狐と狸と仲良くなってしまったからだった。
ボクが体育館裏でヘコんでいたら何処からともなく2匹はやって来てボクの両脇に座る。
餌を求めているのかと思ったがそういうわけでもなく、ただ隣にいるだけ。
友達などいなかったボクにはそれだけで心強くて、人間の言葉が通じるかわからないけれどたくさん話しかけていた。
それだけが、唯一の救いだったのに。
ボクを虐めていた奴らはその2匹を捕え、見せしめのようにボクの目の前で痛めつけた。
ボクが何度「やめて」「ボクを殴っていいから」と訴えても奴らは楽しそうに笑うばかりで暴行を止めなかった。
尻尾を掴まれ逃げられない狐と狸に強い蹴りが入った。それまで苦しそうに呻いていた声は静かになり、2匹はどれだけ痛めつけられても一切の反応をしなくなった。
「あー、死んじゃったわ」
不良の1人が狐の尻尾掴んでぶら下げて、笑いながらボクに見せつける。狸も同じように見せつけられ……絶望で動けないボクに小さな体を投げて寄越して彼らは去っていく。
「……う、あ……うわあああああッ!」
ボクの大切な友達。
奴らに殺された。
泣いて、泣いて。泣きながら体育館裏の土を掘って埋めて。
「……絶対、復讐するから」
それだけを胸に、ボクはカッターナイフを持って友達を殺した奴らの元へ向かった。
