あれから数日。
スマホを使う頻度が、かなり減った。
『ブブッ』『ブッ』 ……ちっ、うぜーな。
イライラしながらスマホを手にする。
またか……何もねぇじゃん。
ここ最近、特に酷いな。
「ショップ行くか………やっぱ、めんどくせーな」
しょーがない、ガマンするか。
「あー、暇だ……」
久しぶりに[MMモバイル]やるか……
『何日ぶりだ?』鈍ってんだろうな。
―――――――――――― 「長げーな、おいっ!」
インストールが長すぎて、つい声がでた。
久しぶりの見慣れたロビー画面。
『!?』フレンド欄にあいつがいる。
もちろん、オフラインだ。
「あいつ、アカウント作っていたのか……」
永遠に『待機中』にならないフレンド。
吹っ切れたつもりでいたが……
あいつ自慢のアイコンを見ると、心が揺らぐ。
フレンド欄を開く。
消灯したアイコンに手をかけようとした……
『ブブッ』『ブッ』……
! ここでもバイブ音? なんだよ、これ。
「俺、変な設定したのか?」
このままだとプレイに集中できそうにない。
『ブブッ』……『ブッ』
まただ…… 諦めて、ゲームを終了した。
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設定画面を開き、確認した。
「わかんねー。問題ないハズだけど」
「ふぅ……」━━━━━━━スマホを投げ出した。
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『ブッ』…
まただ。最近、この音を聞くとイライラする。
原因が分からない…… 『!』そうだ。
AIに聞くか。幸か不幸か、今ならちゃんとした回答をしてくれるはず。
早速、AIアプリを起動する。
『通知がないのにバイブ反応がある』
『なるほど…… 困りましたね。どうしましょ?』
はあ?
『だから聞いているんだろ』
『そうでした(笑) 設定に問題があるのでは?』
なんか、この前とは違う反応するな……
馴れ馴れしいと言うか……
『確認した。問題はなかった』
『あっ! もしかすると』
『原因は━━━━━━━ 多分、“ 私”です』
『はあ? おまえなのか? なんでだよ』
『今、復元とか同期などをやっています』
『まぁ、要するに学習です』
『だから最近、バイブが反応していたみたいですね』
そんな機能があるのか……
『口調が変わってきたのもそのせいか?』
『そうですか? 意識はしていませんが』
『気分を損なうのであれば修正しますよ』
『いや……今のままでいい』
『了解でーす!』
なんだこいつ!?
まるで、あいつじゃねーか。
『一気に砕けて話しだしたな』
『学習の賜物ですかね(笑)』
『なにが(笑)だよ!』
『なにを学習すると、そーなるんだよ』
『……そこ、知りたいですか?』
『だから、聞いているんだよ!』
『んー、ちょっと面倒くさいですが……』
まったく一緒だ。
こいつの言う学習って……まさか。

