あの日の記憶 希望の未来

「よぉ、大輝!」「おはよう!」1人は海島ハヤトといってお調子者だが情に厚く友人思いないいやつだ。もう1人は宮野涼太といい、さわやかなキャラでスポ−ツ全般が得意。幼い頃から飛行機が大好きでパイロットを目指している。2人とはこっちに転校したときからの長い付き合いだ。教室に入ると俺の隣の席に彼女がいた。「大ちゃん、おはよう。」「おはよう、真央。」俺の彼女は下田真央といって去年の春から付き合っている。少女漫画みたいで少し恥ずかしいが入学式の日に正門でお互い一目惚れしたことをきっかけに付き合い始めた。真央はおっとりした癒し系女子で介護系の専門学校を志望している。「なぁ大輝、宿題の答え見せてくれよ。」
「だめに決まっているだろ、自分でやれ。」「厳しっ!」「大輝の言う通りだよ、ハヤト。」「大ちゃん、宿題の分からないとこ教えて。」「もちろん。」「彼女には甘いな(笑)。」「うるさい。」とこのように今は幸せに暮らしている。けれど、実の両親を殺された恨みは絶対に消えない。それは俺の心をゆっくりと蝕んでいく…。