ちびっ子達の先導で、僕達は王家専用の昇降魔導具に乗った。
乗ったのだが、ここである意味可愛らしいハプニングが。
「「「「うーん、届かないよー」」」」
みんなまだ背が低いので、つま先立ちをしても昇降魔導具のボタンに手が届かない。
これではどうしようもないので、ここはシーリアさんが行き先の階のボタンを押した。
何というか、子どもらしい微笑ましい光景だ。
なお、キングレオ達は昇降魔導具に乗れないので階段を上がっていった。
チン。
「「「「ついたよー」」」」
「「よー」」
無事に目的のフロアに到着すると、またもやちびっ子達が先導を切って歩き始めた。
途中から階段を上がってきたキングレオ達も合流し、賑やかな一行は無事に応接室前に到着した。
コンコン。
「「「「お客さん連れてきたよー」」」」
「「よー」」
「あら、そうなのね。入って頂戴」
ガチャ。
応接室の中から、王妃様の声が聞こえてきた。
応接室の中に入ると、何と王妃様だけでなくクリスの姿もあったのだ。
これには僕とナッシュさんも驚いたが、ビクトリア様達もクリスの妊婦姿に驚いていた。
「皆さま、ようこそ王国へ。王国王妃のリリアーナです。皆さまの来訪を心より歓迎しますわ」
「王妃様自らお出迎え頂き、本当に嬉しく思います」
クリスよりも先に、王妃様がビクトリア様達を出迎えないとならない。
ビクトリア様もその事はよく分かっていて、にこやかにビクトリア様と握手を交わした。
そして、やはり話題はクリスの事となった。
「クリス、少し見ない間にまさか妊娠していたとは。話には聞いていたけど、本当にびっくりしたわ」
「私もとてもびっくりしました。帝国から帰って体調が良くなく、調べたら妊娠していたのです」
「でも、お腹の子も順調そうで良かったわ」
ビクトリア様は、クリスのお腹を優しく撫でながら不思議そうに話をしていた。
やはり、実際に見るのとは全然違うようだ。
「お前、本当に妊娠していたんだな……」
「そうよ。だから、流石に訓練とかで相手をする事は無理ね」
「俺だって、妊婦を相手には流石に無理だ!」
ニックは、少し軽口を叩きながらもクリスと話をしていた。
とはいえ、普通にクリスと対応していた。
そして、座ったところである意味特大の爆弾が爆発した。
「お母様、ビアンカ頑張ったよ!」
「あら、それは良かったわね」
「「「「「お、お母様!?」」」」」
ビアンカちゃんが満面の笑みで王妃様に抱きつくと、ビクトリア様達から困惑の声が上がった。
王妃様は未だに若々しいが、それでも王妃様だ。
ヘルナンデス様も、ビクトリア様達の反応に苦笑していた。
「王太子様のアーサーがいて、ルーカスは会ったことがあるかと。そして、ビアンカは年の離れた妹になる。その、アーサーとルーカスの子どもよりも年下だ」
「は、はあ……」
ヘルナンデス様の説明を聞いても、ビクトリア様は未だに状況が飲み込めない。
ニックに至っては、目が真ん丸になるほど驚いていた。
「ふふふ、年が離れていても子どもは可愛いものですわ。それに、旦那様の愛があっての事ですのよ」
「王妃様、とても含蓄のある言葉に感激いたしました。私も結婚したばかりですが、夫と仲良く暮らしたいと思います」
ビクトリア様は、王妃様の事を女性の先輩として尊敬の目で見ていた。
まあ、僕達も王妃様のお腹にビアンカちゃんができた時はかなり驚いたもんなあ。
「クリスは、未だに仕事をしているのかしら?」
「もう少し軍の仕事を手伝ったら産休に入る予定です」
「そうか。大事な体なのだから、労った方が良いわ」
そして、ビクトリア様はクリスの体を気にしていた。
やはり、妊娠後期でお腹もかなり大きいってのもあるでしょう。
もしかしたら、王妃様とビアンカちゃんの話を変えたかったのかもしれない。
「お姉ちゃんだから、赤ちゃんを可愛がるんだ!」
「僕もお兄ちゃんだから、赤ちゃんを可愛がるよ!」
「あら、それは良いことね。いっぱい可愛がってあげるのよ」
「「「「うん!」」」」
アリアちゃん達は、ビクトリア様にクリスが出産した後のことを一生懸命話していた。
みんな、イリスちゃん達をとても可愛がっているし、クリスの赤ちゃんも可愛がるはずだ。
謁見前の時間は、こうして穏やかに流れていった。
きっと歓迎の晩餐会でも、ちびっ子達は大活躍するはずだと思ったのだった。
乗ったのだが、ここである意味可愛らしいハプニングが。
「「「「うーん、届かないよー」」」」
みんなまだ背が低いので、つま先立ちをしても昇降魔導具のボタンに手が届かない。
これではどうしようもないので、ここはシーリアさんが行き先の階のボタンを押した。
何というか、子どもらしい微笑ましい光景だ。
なお、キングレオ達は昇降魔導具に乗れないので階段を上がっていった。
チン。
「「「「ついたよー」」」」
「「よー」」
無事に目的のフロアに到着すると、またもやちびっ子達が先導を切って歩き始めた。
途中から階段を上がってきたキングレオ達も合流し、賑やかな一行は無事に応接室前に到着した。
コンコン。
「「「「お客さん連れてきたよー」」」」
「「よー」」
「あら、そうなのね。入って頂戴」
ガチャ。
応接室の中から、王妃様の声が聞こえてきた。
応接室の中に入ると、何と王妃様だけでなくクリスの姿もあったのだ。
これには僕とナッシュさんも驚いたが、ビクトリア様達もクリスの妊婦姿に驚いていた。
「皆さま、ようこそ王国へ。王国王妃のリリアーナです。皆さまの来訪を心より歓迎しますわ」
「王妃様自らお出迎え頂き、本当に嬉しく思います」
クリスよりも先に、王妃様がビクトリア様達を出迎えないとならない。
ビクトリア様もその事はよく分かっていて、にこやかにビクトリア様と握手を交わした。
そして、やはり話題はクリスの事となった。
「クリス、少し見ない間にまさか妊娠していたとは。話には聞いていたけど、本当にびっくりしたわ」
「私もとてもびっくりしました。帝国から帰って体調が良くなく、調べたら妊娠していたのです」
「でも、お腹の子も順調そうで良かったわ」
ビクトリア様は、クリスのお腹を優しく撫でながら不思議そうに話をしていた。
やはり、実際に見るのとは全然違うようだ。
「お前、本当に妊娠していたんだな……」
「そうよ。だから、流石に訓練とかで相手をする事は無理ね」
「俺だって、妊婦を相手には流石に無理だ!」
ニックは、少し軽口を叩きながらもクリスと話をしていた。
とはいえ、普通にクリスと対応していた。
そして、座ったところである意味特大の爆弾が爆発した。
「お母様、ビアンカ頑張ったよ!」
「あら、それは良かったわね」
「「「「「お、お母様!?」」」」」
ビアンカちゃんが満面の笑みで王妃様に抱きつくと、ビクトリア様達から困惑の声が上がった。
王妃様は未だに若々しいが、それでも王妃様だ。
ヘルナンデス様も、ビクトリア様達の反応に苦笑していた。
「王太子様のアーサーがいて、ルーカスは会ったことがあるかと。そして、ビアンカは年の離れた妹になる。その、アーサーとルーカスの子どもよりも年下だ」
「は、はあ……」
ヘルナンデス様の説明を聞いても、ビクトリア様は未だに状況が飲み込めない。
ニックに至っては、目が真ん丸になるほど驚いていた。
「ふふふ、年が離れていても子どもは可愛いものですわ。それに、旦那様の愛があっての事ですのよ」
「王妃様、とても含蓄のある言葉に感激いたしました。私も結婚したばかりですが、夫と仲良く暮らしたいと思います」
ビクトリア様は、王妃様の事を女性の先輩として尊敬の目で見ていた。
まあ、僕達も王妃様のお腹にビアンカちゃんができた時はかなり驚いたもんなあ。
「クリスは、未だに仕事をしているのかしら?」
「もう少し軍の仕事を手伝ったら産休に入る予定です」
「そうか。大事な体なのだから、労った方が良いわ」
そして、ビクトリア様はクリスの体を気にしていた。
やはり、妊娠後期でお腹もかなり大きいってのもあるでしょう。
もしかしたら、王妃様とビアンカちゃんの話を変えたかったのかもしれない。
「お姉ちゃんだから、赤ちゃんを可愛がるんだ!」
「僕もお兄ちゃんだから、赤ちゃんを可愛がるよ!」
「あら、それは良いことね。いっぱい可愛がってあげるのよ」
「「「「うん!」」」」
アリアちゃん達は、ビクトリア様にクリスが出産した後のことを一生懸命話していた。
みんな、イリスちゃん達をとても可愛がっているし、クリスの赤ちゃんも可愛がるはずだ。
謁見前の時間は、こうして穏やかに流れていった。
きっと歓迎の晩餐会でも、ちびっ子達は大活躍するはずだと思ったのだった。


