さっそく家宅捜索をしようと村長さんの家を出ると、なんと村の入口で大捕物が繰り広げられていた。
ちょうど追加の軍の部隊が到着しており、その軍の兵が一台の馬車を取り囲んでいた。
馬車には村人の他に男性五人が乗っており、兵が縄で拘束しているところだった。
すると、兵の一人が僕達のところに駆けつけた。
「ローズ司令官、指名手配犯五名を拘束中です」
「引き続き、対応にあたるように」
「はっ」
ローズさんだけでなく、僕達も馬車の方に向かって行った。
どうやら男性五人は変装して逃げようとしたらしく、帽子などが馬車の床に落ちていた。
「おおかた、村に軍が来て更に嫁の声が村長の家から聞こえた。だから、急いで逃げたのだろうな」
「「「「「ぐっ……」」」」」
ナッシュさんの推理が当たったのだと、五人の反応を見れば直ぐに分かった。
更に、五人は逃走資金として多額の現金を持っていた。
もはや、言い逃れをするのは難しいだろう。
拘束された五人は、直ぐに直轄領の軍の駐屯地へと送られた。
「では、ここからは手分けして家宅捜索を行う」
「「「「「はっ」」」」」
ローズさんの指示で、兵がチームを作って動き出した。
僕達も、兵の後に続いた。
ガチャ。
「ふむ、一見すると普通の平屋だな」
五人のうちの一人の家に入るが、この世界では標準的な平屋だ。
しかし、直ぐに異常なものが見つかった。
「ナッシュ様、多額の現金が見つかりました。宝石などもあります」
「どう見ても、この家に不釣り合いなものだな。貴族から資金提供を受けていた証拠だ」
スラちゃん達も一緒に捜索をするが、次から次へと色々なものが見つかった。
中には、貴族からこう動く様にと指示書が出てきた。
そして、ちょっと気になったことがあった。
「どうやら、あの夫婦には子どもがいないみたいですね」
「だから、自分勝手にできたのだろう。子どもがいれば、子どものことも考えて動いていたはずだ」
ナッシュさんも、思わず呆れてしまった。
ナッシュさんも、子どもが生まれて色々考えるようになったみたいだ。
「自分達に都合の悪い人を妨害するように、貴族から指示が出ています。大きな被害が出なくて良かったですね」
「奴らとて、この村に暮らす。下手に動くと、村人に行動がバレるだろう。指示をした貴族は、そこまで事情が分かっていないみたいだがな」
次々と出てきた指令書を、僕達はせっせと振り分けます。
昼食は近くの食堂に分かれてとり、夕方までひたすら作業をしていたのだった。
「疲れた……」
クリス達もひたすら書類整理をしており、クリスは食堂のテーブルに突っ伏していた。
やはり、こういう作業は慣れないのだろう。
他の人達も、だいぶお疲れのようだ。
「わーい!」
「ガルッ」
キングレオは、後半は護衛任務に徹していたのか元気いっぱいだ。
中年夫人への対応をしっかりしたのもあり、キングレオも得意げだ。
今も、ビスマルクさんの息子さんと共に危なくない程度にじゃれ合っていた。
「今日捜索して分かったんだが、この直轄領にも協力者がいるようだ。明日は、その協力者のところに向かう」
「「「「「はい!」」」」」
ナッシュさんが、明日の予定をみんなに伝えた。
中々大きな事件に発展し、軍も大忙しだという。
そんな中、クリスがある質問をした。
「ねえ、ナッシュお兄様、温泉は?」
「少なくとも、明日明後日は捜査が決まっている。捜査の進捗次第で、予備日に入ることは可能だろう」
「よし、さっさと捜査を終わらせて温泉に入るんだ!」
クリスは、目標が出来てやる気を取り戻した。
そして、ミュウさん達に温泉の素晴らしさを教えていた。
「ナッシュさん、クリスにあんな感じで話していいんですか?」
「頑張れば、予備日はフリーになるのは決まっている。このくらいなら全然問題ない。やる気になって捜査も捗れば良いんだよ」
おお、ナッシュさんは大人の考え方だ。
念のために通信用魔導具で各所に確認しても、予備日までに捜査が終わればフリーにしていいと言われた。
正式に今後の日程が決まり、クリスは俄然とやる気になった。
なお、キングレオは大のお風呂嫌いだという。
無理しないで、買い物などに同行すればいいですね。
ちょうど追加の軍の部隊が到着しており、その軍の兵が一台の馬車を取り囲んでいた。
馬車には村人の他に男性五人が乗っており、兵が縄で拘束しているところだった。
すると、兵の一人が僕達のところに駆けつけた。
「ローズ司令官、指名手配犯五名を拘束中です」
「引き続き、対応にあたるように」
「はっ」
ローズさんだけでなく、僕達も馬車の方に向かって行った。
どうやら男性五人は変装して逃げようとしたらしく、帽子などが馬車の床に落ちていた。
「おおかた、村に軍が来て更に嫁の声が村長の家から聞こえた。だから、急いで逃げたのだろうな」
「「「「「ぐっ……」」」」」
ナッシュさんの推理が当たったのだと、五人の反応を見れば直ぐに分かった。
更に、五人は逃走資金として多額の現金を持っていた。
もはや、言い逃れをするのは難しいだろう。
拘束された五人は、直ぐに直轄領の軍の駐屯地へと送られた。
「では、ここからは手分けして家宅捜索を行う」
「「「「「はっ」」」」」
ローズさんの指示で、兵がチームを作って動き出した。
僕達も、兵の後に続いた。
ガチャ。
「ふむ、一見すると普通の平屋だな」
五人のうちの一人の家に入るが、この世界では標準的な平屋だ。
しかし、直ぐに異常なものが見つかった。
「ナッシュ様、多額の現金が見つかりました。宝石などもあります」
「どう見ても、この家に不釣り合いなものだな。貴族から資金提供を受けていた証拠だ」
スラちゃん達も一緒に捜索をするが、次から次へと色々なものが見つかった。
中には、貴族からこう動く様にと指示書が出てきた。
そして、ちょっと気になったことがあった。
「どうやら、あの夫婦には子どもがいないみたいですね」
「だから、自分勝手にできたのだろう。子どもがいれば、子どものことも考えて動いていたはずだ」
ナッシュさんも、思わず呆れてしまった。
ナッシュさんも、子どもが生まれて色々考えるようになったみたいだ。
「自分達に都合の悪い人を妨害するように、貴族から指示が出ています。大きな被害が出なくて良かったですね」
「奴らとて、この村に暮らす。下手に動くと、村人に行動がバレるだろう。指示をした貴族は、そこまで事情が分かっていないみたいだがな」
次々と出てきた指令書を、僕達はせっせと振り分けます。
昼食は近くの食堂に分かれてとり、夕方までひたすら作業をしていたのだった。
「疲れた……」
クリス達もひたすら書類整理をしており、クリスは食堂のテーブルに突っ伏していた。
やはり、こういう作業は慣れないのだろう。
他の人達も、だいぶお疲れのようだ。
「わーい!」
「ガルッ」
キングレオは、後半は護衛任務に徹していたのか元気いっぱいだ。
中年夫人への対応をしっかりしたのもあり、キングレオも得意げだ。
今も、ビスマルクさんの息子さんと共に危なくない程度にじゃれ合っていた。
「今日捜索して分かったんだが、この直轄領にも協力者がいるようだ。明日は、その協力者のところに向かう」
「「「「「はい!」」」」」
ナッシュさんが、明日の予定をみんなに伝えた。
中々大きな事件に発展し、軍も大忙しだという。
そんな中、クリスがある質問をした。
「ねえ、ナッシュお兄様、温泉は?」
「少なくとも、明日明後日は捜査が決まっている。捜査の進捗次第で、予備日に入ることは可能だろう」
「よし、さっさと捜査を終わらせて温泉に入るんだ!」
クリスは、目標が出来てやる気を取り戻した。
そして、ミュウさん達に温泉の素晴らしさを教えていた。
「ナッシュさん、クリスにあんな感じで話していいんですか?」
「頑張れば、予備日はフリーになるのは決まっている。このくらいなら全然問題ない。やる気になって捜査も捗れば良いんだよ」
おお、ナッシュさんは大人の考え方だ。
念のために通信用魔導具で各所に確認しても、予備日までに捜査が終わればフリーにしていいと言われた。
正式に今後の日程が決まり、クリスは俄然とやる気になった。
なお、キングレオは大のお風呂嫌いだという。
無理しないで、買い物などに同行すればいいですね。


