翌朝、僕たちは身支度を整えて軍の基地を出発しました。
そしてシェイク子爵家の屋敷に到着すると、待望の吉報がもたらされたのです。
「モーニング様、今朝方可愛らしい男の子が生まれました」
「そうか、男の子か。それは良かった」
迎えてくれた使用人からの話を聞き、モーニング様は満面の笑みを浮かべた。
さっそく赤ちゃんの様子を見に、マリアーナ様のいる部屋に向かった。
「お祖父様、とても元気のよい赤ちゃんです」
「おうおう、本当に可愛いのう。マリアーナよ、よく頑張ったのじゃ」
「うにゅ」
生まれたての赤ちゃんを抱くモーニング様は、まさに優しいおじいちゃんの表情だ。
赤ちゃんは銀髪だから、髪の毛はお父さん似だ。
「わあ、とっても可愛いね」
「グルル……」
クリスもトラちゃんも、ベビーベッドに寝かされた赤ちゃんを興味深く見ていた。
赤ちゃんのあどけない表情に、他の人たちも釣られて笑みになった。
「お祖父様、名前はこれから決めます」
「うむ、シェイク子爵家を継ぐものじゃ。ブレッドと話し合い、良い名前をつけるように」
モーニング様は、貴族の義務として嫡男の名前は自分たちでつけるようにと言った。
偉い人に名前をつけてもらうこともあるけど、それは次男以降だそうだ。
こうして無事に赤ちゃんの顔を見たので、僕たちは本日の作業へと取り掛かった。
なお、念のためにシロちゃんがマリアーナ様と赤ちゃんの側につくことになった。
シロちゃんは赤ちゃんのお世話に慣れているし、任せろと張り切っていた。
「じゃあ、僕はピーちゃんに場所を教えてもらいながら作業をするね」
「ギャウ!」
「ピィ!」
「ケン、気をつけてね」
山の麓まで移動したところで、僕はトラちゃんに跨って移動を開始した。
クリスたちも、鉱山に繋がる山道の補強をやるので気をつけてもらわないと。
「ピィ」
「この先なんだね」
「ピィ!」
僕は、トラちゃんに跨りながらピーちゃんの指示を聞いた。
そして、一つづつ土砂崩れ現場の作業を行った。
中には山道に近い場所が崩れているところもあり、暴風雨被害の大きさを物語っていた。
午前中いっぱい頑張って作業を行い、昼食を食べるために一旦シェイク子爵家の屋敷へと戻った。
「ブレッドよ、流石に眠そうじゃのう」
「昨夜は、緊張して寝れませんでした。明け方、仮眠したところで生まれたと連絡を受けました」
ブレッド様は、赤ちゃんが生まれる緊張からかほぼ徹夜状態らしい。
それでも、待望の赤ちゃんと出会えてとても良い表情をしていた。
モーニング様も、父親の気持ちが分かっているからブレッド様に気を使ったのでしょう。
「明日には、土砂崩れ対応も落ち着くじゃろう。せっかくだから、ケンに赤ん坊が生まれた記念に奉仕活動をしてもらうとよい」
「クリスも頑張るよ!」
モーニング様の提案を聞くなり、クリスとスラちゃん達が元気よく手を上げた。
町の人に、嫡男が生まれたと知らせる良い機会かもしれない。
「お祝いを兼ねてますので、僕も一生懸命お手伝いします」
「ケンには済まないが、宜しく頼む」
ブレッド様もモーニング様からの提案を受け入れ、僕に頭を下げた。
念のために各所に連絡をしたところ、頑張ってやるようにと励ましの返信が殆どだった。
ここは、シェイク子爵領の人たちに喜んでもらうためにも頑張らないと。
お腹いっぱいになったところで、僕たちは再び山道へと向かったのだった。
シュイン、ズゴゴゴゴ。
「うん、良い感じだね。これで、山道周辺にある土砂崩れとかは対応が終わったね」
「ピー」
「ギャウ」
トラちゃんが身体能力強化魔法を使えるようになったのもあり、移動がスムーズに行った。
夕方までに、僕が担当する場所は全て終えることができた。
明日は、僕もクリスたちを手伝うのかなと思ったら、ちょっと事情が変わった。
「モーニング様が、おじいちゃんパワー全開で土砂崩れ現場の補強をしたんだよ。やっぱり、宮廷魔導師は凄いよね」
「「「ピー」」」
モーニング様が物凄く活躍したらしく、クリスどころかナッシュさんも苦笑いだった。
サンダーホークの三羽も、カレーちゃんも、物凄いものを見てビックリしていた。
でも、早いうちに終わるのなら全然問題ないですね。
という事で、予定よりも一日早いけど明日奉仕活動をする事になった。
食料もたくさんあるし、アクアちゃんとリーフちゃんも頑張って料理するぞと意気込んでいた。
「ダンよ、おじいちゃんじゃぞ」
「うにゅ」
当のモーニング様はというと、赤ちゃんを抱いてとてもご満悦だ。
やっぱり、おじいちゃんパワーは凄いんだ。
シロちゃん曰く赤ちゃんは健康そのもので、マリアーナ様も含めて治療は大丈夫だという。
赤ちゃんの名前はダンちゃんに決まり、さっそくシェイク子爵領の人たちに伝えられた。
きっと、明日の奉仕活動は大盛り上がりになるはずだね。
そしてシェイク子爵家の屋敷に到着すると、待望の吉報がもたらされたのです。
「モーニング様、今朝方可愛らしい男の子が生まれました」
「そうか、男の子か。それは良かった」
迎えてくれた使用人からの話を聞き、モーニング様は満面の笑みを浮かべた。
さっそく赤ちゃんの様子を見に、マリアーナ様のいる部屋に向かった。
「お祖父様、とても元気のよい赤ちゃんです」
「おうおう、本当に可愛いのう。マリアーナよ、よく頑張ったのじゃ」
「うにゅ」
生まれたての赤ちゃんを抱くモーニング様は、まさに優しいおじいちゃんの表情だ。
赤ちゃんは銀髪だから、髪の毛はお父さん似だ。
「わあ、とっても可愛いね」
「グルル……」
クリスもトラちゃんも、ベビーベッドに寝かされた赤ちゃんを興味深く見ていた。
赤ちゃんのあどけない表情に、他の人たちも釣られて笑みになった。
「お祖父様、名前はこれから決めます」
「うむ、シェイク子爵家を継ぐものじゃ。ブレッドと話し合い、良い名前をつけるように」
モーニング様は、貴族の義務として嫡男の名前は自分たちでつけるようにと言った。
偉い人に名前をつけてもらうこともあるけど、それは次男以降だそうだ。
こうして無事に赤ちゃんの顔を見たので、僕たちは本日の作業へと取り掛かった。
なお、念のためにシロちゃんがマリアーナ様と赤ちゃんの側につくことになった。
シロちゃんは赤ちゃんのお世話に慣れているし、任せろと張り切っていた。
「じゃあ、僕はピーちゃんに場所を教えてもらいながら作業をするね」
「ギャウ!」
「ピィ!」
「ケン、気をつけてね」
山の麓まで移動したところで、僕はトラちゃんに跨って移動を開始した。
クリスたちも、鉱山に繋がる山道の補強をやるので気をつけてもらわないと。
「ピィ」
「この先なんだね」
「ピィ!」
僕は、トラちゃんに跨りながらピーちゃんの指示を聞いた。
そして、一つづつ土砂崩れ現場の作業を行った。
中には山道に近い場所が崩れているところもあり、暴風雨被害の大きさを物語っていた。
午前中いっぱい頑張って作業を行い、昼食を食べるために一旦シェイク子爵家の屋敷へと戻った。
「ブレッドよ、流石に眠そうじゃのう」
「昨夜は、緊張して寝れませんでした。明け方、仮眠したところで生まれたと連絡を受けました」
ブレッド様は、赤ちゃんが生まれる緊張からかほぼ徹夜状態らしい。
それでも、待望の赤ちゃんと出会えてとても良い表情をしていた。
モーニング様も、父親の気持ちが分かっているからブレッド様に気を使ったのでしょう。
「明日には、土砂崩れ対応も落ち着くじゃろう。せっかくだから、ケンに赤ん坊が生まれた記念に奉仕活動をしてもらうとよい」
「クリスも頑張るよ!」
モーニング様の提案を聞くなり、クリスとスラちゃん達が元気よく手を上げた。
町の人に、嫡男が生まれたと知らせる良い機会かもしれない。
「お祝いを兼ねてますので、僕も一生懸命お手伝いします」
「ケンには済まないが、宜しく頼む」
ブレッド様もモーニング様からの提案を受け入れ、僕に頭を下げた。
念のために各所に連絡をしたところ、頑張ってやるようにと励ましの返信が殆どだった。
ここは、シェイク子爵領の人たちに喜んでもらうためにも頑張らないと。
お腹いっぱいになったところで、僕たちは再び山道へと向かったのだった。
シュイン、ズゴゴゴゴ。
「うん、良い感じだね。これで、山道周辺にある土砂崩れとかは対応が終わったね」
「ピー」
「ギャウ」
トラちゃんが身体能力強化魔法を使えるようになったのもあり、移動がスムーズに行った。
夕方までに、僕が担当する場所は全て終えることができた。
明日は、僕もクリスたちを手伝うのかなと思ったら、ちょっと事情が変わった。
「モーニング様が、おじいちゃんパワー全開で土砂崩れ現場の補強をしたんだよ。やっぱり、宮廷魔導師は凄いよね」
「「「ピー」」」
モーニング様が物凄く活躍したらしく、クリスどころかナッシュさんも苦笑いだった。
サンダーホークの三羽も、カレーちゃんも、物凄いものを見てビックリしていた。
でも、早いうちに終わるのなら全然問題ないですね。
という事で、予定よりも一日早いけど明日奉仕活動をする事になった。
食料もたくさんあるし、アクアちゃんとリーフちゃんも頑張って料理するぞと意気込んでいた。
「ダンよ、おじいちゃんじゃぞ」
「うにゅ」
当のモーニング様はというと、赤ちゃんを抱いてとてもご満悦だ。
やっぱり、おじいちゃんパワーは凄いんだ。
シロちゃん曰く赤ちゃんは健康そのもので、マリアーナ様も含めて治療は大丈夫だという。
赤ちゃんの名前はダンちゃんに決まり、さっそくシェイク子爵領の人たちに伝えられた。
きっと、明日の奉仕活動は大盛り上がりになるはずだね。


