シンシアお姉様の息子のオルテガちゃんは、よくお乳を飲みよく寝るとてもいい子だ。
アクアちゃんがシンシアお姉様に子育てのあれこれを教えていたが、もはやベテラン助産師の風格すらあった。
アイちゃん達も頻繁に顔を見せており、オルテガちゃんとの触れ合いを楽しみにしていた。
赤ちゃんとのふれあいが、三人の成長に良い影響を与えればと思った。
僕の実家とクリスの実家で秋に赤ちゃんが産まれる予定なので、まだまだ楽しみは続くだろう。
そんな中、今日はいよいよ学園のテスト入園生の入園式となった。
僕とクリスも、朝からキチンとした格好をして身だしなみを整えて馬車に乗り込んだ。
パカパカパカ。
「今日は、入園式だけじゃないよね?」
「テスト入園生に、明日からの予定も話すよ。その辺は、僕がやる事になったよ」
「良かった。細かい説明とか、私は無理だもん」
馬車内でクリスとスラちゃんと話をするが、入園式でも特段何かする予定はない。
ただ、教師として名前の紹介はあった。
それに、職員室で簡単な打ち合わせもある。
意外とやる事は多いんですよ。
そんな事を話しながら、僕達を乗せた馬車は学園になる屋敷の中へと入っていった。
入園式後は学園から王城と軍の施設へ向かうので、屋敷から乗ってきた馬車はそのまま帰ってもらった。
さてさて、最初に職員室に向かわないと。
僕達は、足早に屋敷の中へと入っていった。
「「おはようございます」」
「おお、二人ともおはよう。席に着くといい」
既にイアン様が職員室におり、僕はクリスと共に席に着いた。
因みに、僕とクリスは隣同士の席だ。
スラちゃんも、ぴょんと僕の机に飛び乗った。
「もう少ししたら、職員も全員揃うだろう。そうしたら、今日の予定を説明する予定じゃ」
イアン様は、学園長席に座って書類を手にしながら話していた。
まだ半分くらいの職員しか来ておらず、僕とクリスは一緒に挨拶をした。
さて、今日の式次第は、っと……
「えーっと、確かアーサー様が来賓で来るんですよね?」
「うむ、そうじゃ。学園は、国王陛下の執務室直属となる。その件もあり、今日お見えになる予定じゃ」
式典自体はとても短くて、その後の教室に移動してからの説明が少し長かった。
僕が言うのもなんだけど、式典は面倒くさいよね。
そして、段々と職員が集まった。
「ふむ、全員揃ったようじゃのう。それでは、少し早いが自己紹介を兼ねた打ち合わせを始める。最初は儂じゃな、学園長のイアンじゃ。宜しく頼むぞ」
最初にイアン様が挨拶をし、職員から大きな拍手が起きた。
すると、イアン様は何故か僕を見てニコリとしたのだ。
えっと、もしかして……
「では、次は【蒼の治癒師】様に挨拶をしてもらおうかのう」
いやいや、そこはもっと年配の方から自己紹介をしないと駄目でしょう。
他の教師も、どうぞどうぞとしないで下さい。
僕は、思わずガクリとしながら席から立った。
「皆様、ケン・アスターといいます。若輩者ですが、宜しくお願いします」
僕がペコリと頭を下げると、パチパチと職員から拍手が送られた。
すると、イアン様がとんでもない事を発表したのだ。
「皆のもの、ケンには学園長補佐になってもらう。先日テスト学園生を招いて奉仕活動をした際にも、どんどんとアイディアを提案した。年老いた儂と比較しても、若く活力のあるケンならきっと学園を良い方向に導くじゃろう。アーサー殿下も、良い案だと快諾した」」
「えっ!?」
僕は、席を立ったまま固まってしまった。
いやいや、流石に僕は経験が浅すぎます。
というか、アーサー様も何快諾しているんですか。
多くの人が拍手を送る中、クリスとスラちゃんは僕に御愁傷様という表情を見せたのだった。
その後の自己紹介は滞りなく行われ、クリスも普通に自己紹介をしていた。
スラちゃんも紹介されていたが、実はスラちゃんは僕とずっといるからかなり有名なスライムらしい。
こうして、僕だけ大波乱だった自己紹介は終わった。
「それでは、この後二階ホールにて入園式を執り行う。入園生の集合時間までまだあるが、真面目な生徒が多い。間違いなく、早めに着くじゃろう。各席に案内し、待機させる」
「「「「「はい!」」」」」
確かに、ブラッドリーさんをはじめとする面々はとても真面目で良い人ばかりだ。
時間に遅れないように学園に来るのは間違いないだろう。
「司会進行はケンにしてもらう。他の者も、順に並ぶ様に」
「「「「「はい」」」」」
自己紹介のタイミングで頭を下げればいいのだが、僕は全員分の名前を読み上げる必要がある。
かなり大変で重要な役目を仰せつかった。
その後も、僕達は入園式とホームルームの打ち合わせを行った。
そうこうしているうちに時間となったため、僕達は職員室を後にしたのだった。
アクアちゃんがシンシアお姉様に子育てのあれこれを教えていたが、もはやベテラン助産師の風格すらあった。
アイちゃん達も頻繁に顔を見せており、オルテガちゃんとの触れ合いを楽しみにしていた。
赤ちゃんとのふれあいが、三人の成長に良い影響を与えればと思った。
僕の実家とクリスの実家で秋に赤ちゃんが産まれる予定なので、まだまだ楽しみは続くだろう。
そんな中、今日はいよいよ学園のテスト入園生の入園式となった。
僕とクリスも、朝からキチンとした格好をして身だしなみを整えて馬車に乗り込んだ。
パカパカパカ。
「今日は、入園式だけじゃないよね?」
「テスト入園生に、明日からの予定も話すよ。その辺は、僕がやる事になったよ」
「良かった。細かい説明とか、私は無理だもん」
馬車内でクリスとスラちゃんと話をするが、入園式でも特段何かする予定はない。
ただ、教師として名前の紹介はあった。
それに、職員室で簡単な打ち合わせもある。
意外とやる事は多いんですよ。
そんな事を話しながら、僕達を乗せた馬車は学園になる屋敷の中へと入っていった。
入園式後は学園から王城と軍の施設へ向かうので、屋敷から乗ってきた馬車はそのまま帰ってもらった。
さてさて、最初に職員室に向かわないと。
僕達は、足早に屋敷の中へと入っていった。
「「おはようございます」」
「おお、二人ともおはよう。席に着くといい」
既にイアン様が職員室におり、僕はクリスと共に席に着いた。
因みに、僕とクリスは隣同士の席だ。
スラちゃんも、ぴょんと僕の机に飛び乗った。
「もう少ししたら、職員も全員揃うだろう。そうしたら、今日の予定を説明する予定じゃ」
イアン様は、学園長席に座って書類を手にしながら話していた。
まだ半分くらいの職員しか来ておらず、僕とクリスは一緒に挨拶をした。
さて、今日の式次第は、っと……
「えーっと、確かアーサー様が来賓で来るんですよね?」
「うむ、そうじゃ。学園は、国王陛下の執務室直属となる。その件もあり、今日お見えになる予定じゃ」
式典自体はとても短くて、その後の教室に移動してからの説明が少し長かった。
僕が言うのもなんだけど、式典は面倒くさいよね。
そして、段々と職員が集まった。
「ふむ、全員揃ったようじゃのう。それでは、少し早いが自己紹介を兼ねた打ち合わせを始める。最初は儂じゃな、学園長のイアンじゃ。宜しく頼むぞ」
最初にイアン様が挨拶をし、職員から大きな拍手が起きた。
すると、イアン様は何故か僕を見てニコリとしたのだ。
えっと、もしかして……
「では、次は【蒼の治癒師】様に挨拶をしてもらおうかのう」
いやいや、そこはもっと年配の方から自己紹介をしないと駄目でしょう。
他の教師も、どうぞどうぞとしないで下さい。
僕は、思わずガクリとしながら席から立った。
「皆様、ケン・アスターといいます。若輩者ですが、宜しくお願いします」
僕がペコリと頭を下げると、パチパチと職員から拍手が送られた。
すると、イアン様がとんでもない事を発表したのだ。
「皆のもの、ケンには学園長補佐になってもらう。先日テスト学園生を招いて奉仕活動をした際にも、どんどんとアイディアを提案した。年老いた儂と比較しても、若く活力のあるケンならきっと学園を良い方向に導くじゃろう。アーサー殿下も、良い案だと快諾した」」
「えっ!?」
僕は、席を立ったまま固まってしまった。
いやいや、流石に僕は経験が浅すぎます。
というか、アーサー様も何快諾しているんですか。
多くの人が拍手を送る中、クリスとスラちゃんは僕に御愁傷様という表情を見せたのだった。
その後の自己紹介は滞りなく行われ、クリスも普通に自己紹介をしていた。
スラちゃんも紹介されていたが、実はスラちゃんは僕とずっといるからかなり有名なスライムらしい。
こうして、僕だけ大波乱だった自己紹介は終わった。
「それでは、この後二階ホールにて入園式を執り行う。入園生の集合時間までまだあるが、真面目な生徒が多い。間違いなく、早めに着くじゃろう。各席に案内し、待機させる」
「「「「「はい!」」」」」
確かに、ブラッドリーさんをはじめとする面々はとても真面目で良い人ばかりだ。
時間に遅れないように学園に来るのは間違いないだろう。
「司会進行はケンにしてもらう。他の者も、順に並ぶ様に」
「「「「「はい」」」」」
自己紹介のタイミングで頭を下げればいいのだが、僕は全員分の名前を読み上げる必要がある。
かなり大変で重要な役目を仰せつかった。
その後も、僕達は入園式とホームルームの打ち合わせを行った。
そうこうしているうちに時間となったため、僕達は職員室を後にしたのだった。


