「で、いつきんのシーンを増やすには、どうすればいいの?」と、しーおんくんに質問される。
「それはですね、まずデータから使いたいシーンを選び……あっ、なんか恥ずかしい」
今は、自分が映っているシーンの中からいくつか使いたい部分を選ぶ。選ばないといけないのにプリレボのメンバーに見られることを意識すると、急に恥ずかしくなってきて、顔が茹でられたように熱くなってきた。
映っている自分の姿に耐えられなくなり、スマホをしーおんくんに渡すと「どうぞ、お選びください」と伝え、さりげなく画面から目をそらした。そして僕は、ふたりは映像の中にいる僕を見て、どんな反応をするのだろうと気になり、選んでいるふたりの顔を眺めていた。
「これとかいいんじゃない?」とふたりは会話をしながら微笑み、僕のシーンを選んでいる。
「シーン選んだらどうするの? これ選んだんだけど」
質問されて再び僕はスマホの画面を見た。
ふたりが選んでくれた僕の映像は、どんなふうに王子たちを撮れたかなぁと、テンション上がりながら笑顔でスマホ画面を確認しているシーンだった。
すごく幸せそうな表情をしていた。
この時は、プリレボを撮ることが出来て、本当に幸せな気持ちだったなぁ――。
「こうやって使いたいシーンだけ切っていき残していって、他のところは削除していきます。そして入れたい場所にシーンを差し込み……」
説明しながら実際にやり方も見せて、作業を進めていく。
三人であれやこれやしていると「パソコンは使わないの?」と声が聞こえた。三人同時に驚きながらそたくんを見た。いつの間にか麦茶が乗ったお盆を持ちながらドアの前に立っていたそたくん。
「そたくん、いつからいたの? 気づかなかった!」
「結構前から眺めてた。すごい真剣にやってるね!」
みずっきくんが尋ねると、そたくんが笑顔でそう答えた。
「スマホで編集してたんだね。ここのパソコン使えばいいのに」
「でも、プリレボの大切なパソコンを僕なんかが使うなんて……」
「なんでいつもそんな遠慮しがちなの? 使っても大丈夫だよ。画面大きい方がみんな見やすいんじゃない?」
そたくんはパソコンの電源をつけてくれた。
僕はスマホで編集しているものをそのまま移動することが出来るのか、色々いじってみた。
「う~ん、スマホからだと、なんか書き出したデータじゃないと、移動出来ないっぽい?です」
「出来ないのか。なんかよく分からないけれど複雑なんだね……マネージャーの河合さんがいたらなんとかしてくれそうと思ったけれど、帰っちゃったしなぁ……電話して戻ってきてもらう?」
「いや、大丈夫です。僕のシーンはだいたい入れることができたので、あとは曲に合わせてシーンを削ったり、映像の速さを変えたりするぐらいなので、スマホで出来そうです」
そう言うとしーおんくんが「それもやりたい!」と両手を出してきたから、僕はしーおんくんの手の上にスマホを乗せた。しーおんくんとみずっきくんはスマホの画面に再び集中した。
「そっか、じゃあ次からこのパソコン使って?」
「つ、次ですか!?」
お城に来れるのは今日だけ限定だと思っていたのに――。そたくんの言葉にうれしさが心の底から湧き上がる。
「また来てもいいんですか?」
「いつきんいっぱい遊びに来て欲しいな!」
みずっきくんも笑顔で答えてくれた。
「うれしいです。いつもは撮った風景をスマホで編集して、スマホで完成した映像を眺めていたから、こんなに大きな画面で見られるなんて……」
――特に僕が撮ったプリレボのメンバーをこんなに大きな画面で観察しながら編集できるなんて!!
「パソコン電源入れたついでにイベント用の写真プリントしちゃおうかな!」と、そたくんが写真ファイルのボタンをクリックした。
スマホで編集中の映像も気にしないとなのに、大きい画面にプリレボメンバーが、しかもまだ公開されていない写真がどんと大きく!
僕の視線はパソコンに釘付けになる。
「サインしてファンにプレゼントする写真なんだけど、どれがいいかな~」
「あっ、これ。これもらったら僕、泣きます!」
「いつきん、泣いちゃうんだ! なんか可愛いね」
僕が選んだのは、四人それぞれが前世のイメージ衣装を着て、それぞれが人差し指と親指でハートを作っている写真。崩れた笑顔でオフショットみたいな雰囲気なのも、とても好きだ。
「じゃあこれプリントしよっと!」
と、僕が選んだ写真をそたくんはプリントしてくれた。その写真以外にも次々一緒に選んでいき、プリントしていく。
その時だった。
「わっ、消えちゃった!」と背後で声がした。
「それはですね、まずデータから使いたいシーンを選び……あっ、なんか恥ずかしい」
今は、自分が映っているシーンの中からいくつか使いたい部分を選ぶ。選ばないといけないのにプリレボのメンバーに見られることを意識すると、急に恥ずかしくなってきて、顔が茹でられたように熱くなってきた。
映っている自分の姿に耐えられなくなり、スマホをしーおんくんに渡すと「どうぞ、お選びください」と伝え、さりげなく画面から目をそらした。そして僕は、ふたりは映像の中にいる僕を見て、どんな反応をするのだろうと気になり、選んでいるふたりの顔を眺めていた。
「これとかいいんじゃない?」とふたりは会話をしながら微笑み、僕のシーンを選んでいる。
「シーン選んだらどうするの? これ選んだんだけど」
質問されて再び僕はスマホの画面を見た。
ふたりが選んでくれた僕の映像は、どんなふうに王子たちを撮れたかなぁと、テンション上がりながら笑顔でスマホ画面を確認しているシーンだった。
すごく幸せそうな表情をしていた。
この時は、プリレボを撮ることが出来て、本当に幸せな気持ちだったなぁ――。
「こうやって使いたいシーンだけ切っていき残していって、他のところは削除していきます。そして入れたい場所にシーンを差し込み……」
説明しながら実際にやり方も見せて、作業を進めていく。
三人であれやこれやしていると「パソコンは使わないの?」と声が聞こえた。三人同時に驚きながらそたくんを見た。いつの間にか麦茶が乗ったお盆を持ちながらドアの前に立っていたそたくん。
「そたくん、いつからいたの? 気づかなかった!」
「結構前から眺めてた。すごい真剣にやってるね!」
みずっきくんが尋ねると、そたくんが笑顔でそう答えた。
「スマホで編集してたんだね。ここのパソコン使えばいいのに」
「でも、プリレボの大切なパソコンを僕なんかが使うなんて……」
「なんでいつもそんな遠慮しがちなの? 使っても大丈夫だよ。画面大きい方がみんな見やすいんじゃない?」
そたくんはパソコンの電源をつけてくれた。
僕はスマホで編集しているものをそのまま移動することが出来るのか、色々いじってみた。
「う~ん、スマホからだと、なんか書き出したデータじゃないと、移動出来ないっぽい?です」
「出来ないのか。なんかよく分からないけれど複雑なんだね……マネージャーの河合さんがいたらなんとかしてくれそうと思ったけれど、帰っちゃったしなぁ……電話して戻ってきてもらう?」
「いや、大丈夫です。僕のシーンはだいたい入れることができたので、あとは曲に合わせてシーンを削ったり、映像の速さを変えたりするぐらいなので、スマホで出来そうです」
そう言うとしーおんくんが「それもやりたい!」と両手を出してきたから、僕はしーおんくんの手の上にスマホを乗せた。しーおんくんとみずっきくんはスマホの画面に再び集中した。
「そっか、じゃあ次からこのパソコン使って?」
「つ、次ですか!?」
お城に来れるのは今日だけ限定だと思っていたのに――。そたくんの言葉にうれしさが心の底から湧き上がる。
「また来てもいいんですか?」
「いつきんいっぱい遊びに来て欲しいな!」
みずっきくんも笑顔で答えてくれた。
「うれしいです。いつもは撮った風景をスマホで編集して、スマホで完成した映像を眺めていたから、こんなに大きな画面で見られるなんて……」
――特に僕が撮ったプリレボのメンバーをこんなに大きな画面で観察しながら編集できるなんて!!
「パソコン電源入れたついでにイベント用の写真プリントしちゃおうかな!」と、そたくんが写真ファイルのボタンをクリックした。
スマホで編集中の映像も気にしないとなのに、大きい画面にプリレボメンバーが、しかもまだ公開されていない写真がどんと大きく!
僕の視線はパソコンに釘付けになる。
「サインしてファンにプレゼントする写真なんだけど、どれがいいかな~」
「あっ、これ。これもらったら僕、泣きます!」
「いつきん、泣いちゃうんだ! なんか可愛いね」
僕が選んだのは、四人それぞれが前世のイメージ衣装を着て、それぞれが人差し指と親指でハートを作っている写真。崩れた笑顔でオフショットみたいな雰囲気なのも、とても好きだ。
「じゃあこれプリントしよっと!」
と、僕が選んだ写真をそたくんはプリントしてくれた。その写真以外にも次々一緒に選んでいき、プリントしていく。
その時だった。
「わっ、消えちゃった!」と背後で声がした。



