レーンファは目の前に建つ建物を見上げる。
天使・神養成するための学園『ラフォソード』。
14歳になったレーンファはもれなくここに入学する。
レーンファと同じ新入生だろうか、真新しい制服を着た色とりどりの羽を持つ天使・神の卵たちが楽しそうに歩いていく。
(…俺も、こんなふうに見えていたら良かったのにな)
背中に当たる、自分の羽を不快に思う。
踏み出し、歩いていくと周りの生徒がざわつき出す。
当然だ。
レーンファの羽の色は、黒でも、紫でも、当然ながら白でもない。
灰色なのだ。
灰色は今まで確認された天使では存在していなかった。
普通に考えると、世界で1人の存在になれたのだから、喜ばしいはずなのだが、色が良くなかった。
この天界では、黒、または黒に近い羽の色はあまり良いとされていない。
その裏には『悪魔』がいるからだ。
はるか昔、天使から悪魔に堕ちたものがいたという。
そのものは神と「人間に手出しをしない代わりに、これから生まれる天使の2割を悪魔にさせる」という契約を結んだ。
そのためか、必ず黒や黒に近しい色の羽を持った卵たちは下界に送られることになっている。
レーンファの羽は悪魔象徴とする「黒」神を象徴とする「白」の混じりが起きている「灰」であった。
そのため、天界に残るか下界に移るかをおえらいさん方が話し合ったそう。
そして、最終的には天界に残り学園に通うことになった。
一応天使のたまごとはいえ、悪魔の色が混じったレーンファに話しかける者はいない。
「はーーあ」
長い吐息をこぼし、校舎向かったところだった。
「レーンファ!」
あぁ。
レーンファの名を呼び、後ろから駆け寄ってくる存在に醜くも唇を噛み締めた。
(こいつは、まだあのまま…)
視線の先には、リシュー…否、今は名前が変わりレオンハルトと名乗っている、白い羽を持った、あの時の友がいた。
周りがざわつき始まる。
「あの方って、時期英雄のレオンハルト様…」
「なんであの悪魔と…?」
周りの声が嫌でも耳に入る。
嫉妬、好奇心、嫌悪、傍観の視線がレーンファに突き刺さる。
「久しぶり、今どうしてるのかって__」
当の本人はそんなこと気にもせずに、レーンファに話しかけてくる。
そんな旧友に冷たい視線を突きつけ、言葉を放った。
「誰ですか?」
天使・神養成するための学園『ラフォソード』。
14歳になったレーンファはもれなくここに入学する。
レーンファと同じ新入生だろうか、真新しい制服を着た色とりどりの羽を持つ天使・神の卵たちが楽しそうに歩いていく。
(…俺も、こんなふうに見えていたら良かったのにな)
背中に当たる、自分の羽を不快に思う。
踏み出し、歩いていくと周りの生徒がざわつき出す。
当然だ。
レーンファの羽の色は、黒でも、紫でも、当然ながら白でもない。
灰色なのだ。
灰色は今まで確認された天使では存在していなかった。
普通に考えると、世界で1人の存在になれたのだから、喜ばしいはずなのだが、色が良くなかった。
この天界では、黒、または黒に近い羽の色はあまり良いとされていない。
その裏には『悪魔』がいるからだ。
はるか昔、天使から悪魔に堕ちたものがいたという。
そのものは神と「人間に手出しをしない代わりに、これから生まれる天使の2割を悪魔にさせる」という契約を結んだ。
そのためか、必ず黒や黒に近しい色の羽を持った卵たちは下界に送られることになっている。
レーンファの羽は悪魔象徴とする「黒」神を象徴とする「白」の混じりが起きている「灰」であった。
そのため、天界に残るか下界に移るかをおえらいさん方が話し合ったそう。
そして、最終的には天界に残り学園に通うことになった。
一応天使のたまごとはいえ、悪魔の色が混じったレーンファに話しかける者はいない。
「はーーあ」
長い吐息をこぼし、校舎向かったところだった。
「レーンファ!」
あぁ。
レーンファの名を呼び、後ろから駆け寄ってくる存在に醜くも唇を噛み締めた。
(こいつは、まだあのまま…)
視線の先には、リシュー…否、今は名前が変わりレオンハルトと名乗っている、白い羽を持った、あの時の友がいた。
周りがざわつき始まる。
「あの方って、時期英雄のレオンハルト様…」
「なんであの悪魔と…?」
周りの声が嫌でも耳に入る。
嫉妬、好奇心、嫌悪、傍観の視線がレーンファに突き刺さる。
「久しぶり、今どうしてるのかって__」
当の本人はそんなこと気にもせずに、レーンファに話しかけてくる。
そんな旧友に冷たい視線を突きつけ、言葉を放った。
「誰ですか?」
