電車に揺られながらスマホを眺めていると、一つの広告が流れてきた。
『バレンタインにおすすめ!!恋人、親しい人への贈り物に………』
通販や店舗名がズラリと並ぶサイトの中から、自分のお小遣いから出せる物を見繕おうとスクロールを続ける。
恒一はどちらかというと、ビターチョコを好む。
一度、俺が食べていたクレープを一口寄越せとせがんだ事があった。
言われるがまま、俺がそれを食わせると、恒一は俺を異端者を見る目で見て、「…よう、こげん甘かもん食べるな…」と呟いたのだ。
あの時はせがんでおいて何を言うんだと彼の頬を抓った記憶がある。
その出来事のおかげで、彼の好みを知れたから、今となってはいいのかもしれないが。
あれでもないこれでもないと
『バレンタインにおすすめ!!恋人、親しい人への贈り物に………』
通販や店舗名がズラリと並ぶサイトの中から、自分のお小遣いから出せる物を見繕おうとスクロールを続ける。
恒一はどちらかというと、ビターチョコを好む。
一度、俺が食べていたクレープを一口寄越せとせがんだ事があった。
言われるがまま、俺がそれを食わせると、恒一は俺を異端者を見る目で見て、「…よう、こげん甘かもん食べるな…」と呟いたのだ。
あの時はせがんでおいて何を言うんだと彼の頬を抓った記憶がある。
その出来事のおかげで、彼の好みを知れたから、今となってはいいのかもしれないが。
あれでもないこれでもないと
