夕食をすっかり平らげ、少し休んで一息ついた後。二人は予約していた貸切の露天風呂へと向かった。
岩造りの立派な湯船には、こんこんと無色透明な熱いお湯が注がれ、白い湯気をもうもうと立ち昇らせている。屋根の隙間からはハラハラと粉雪が舞い落ちており、火照った肩に落ちてはスッと溶けていった。
「ふぁ〜……極楽、極楽……」
コウは首までお湯に浸かり、ほうっと長い息を吐き出した。隣では純太も目を閉じ、気持ちよさそうにお湯の温もりを堪能している。
「……雪を見ながらお風呂に入るなんて、あの村にいた頃は考えもしませんでしたね」
純太がふと、舞い落ちる雪を見上げながら呟いた。
「うん。あの頃は、雪なんてただ冷たくてウザいだけだったけどさ。……今はなんか、すげー綺麗に見える」
コウの言葉に、純太は柔らかく微笑み、コウの方へと身を寄せた。
「ええ。……もう、寒くないですからね」
お湯の下で、純太の手がそっとコウの手を握る。その手はもう氷のように冷たくはなく、お湯の熱をたっぷりと吸って温かい脈を打っていた。二人は雪が舞う夜空を見上げながら、しばらくの間、静かで満ち足りた時間を共有した。
岩造りの立派な湯船には、こんこんと無色透明な熱いお湯が注がれ、白い湯気をもうもうと立ち昇らせている。屋根の隙間からはハラハラと粉雪が舞い落ちており、火照った肩に落ちてはスッと溶けていった。
「ふぁ〜……極楽、極楽……」
コウは首までお湯に浸かり、ほうっと長い息を吐き出した。隣では純太も目を閉じ、気持ちよさそうにお湯の温もりを堪能している。
「……雪を見ながらお風呂に入るなんて、あの村にいた頃は考えもしませんでしたね」
純太がふと、舞い落ちる雪を見上げながら呟いた。
「うん。あの頃は、雪なんてただ冷たくてウザいだけだったけどさ。……今はなんか、すげー綺麗に見える」
コウの言葉に、純太は柔らかく微笑み、コウの方へと身を寄せた。
「ええ。……もう、寒くないですからね」
お湯の下で、純太の手がそっとコウの手を握る。その手はもう氷のように冷たくはなく、お湯の熱をたっぷりと吸って温かい脈を打っていた。二人は雪が舞う夜空を見上げながら、しばらくの間、静かで満ち足りた時間を共有した。
