僕は君を忘れたい




☆水星


 君はもう、疲れ切ってしまったんだね。
 僕だって、疲れ切ってしまったんだよ。
 
 月から水星を眺めているみたいだね。
 時計の針は止まらずに誰にでも平等だから、
 「残酷だよね」と、海を眺めながら君は言った。

 君といた砂浜はもう、侵食されて、
 護岸しか残っていないんだって。

 君がいない世界で疲れ切ったまま、
 僕はもう、ひとりきりだよ。






  《目次》

  ・水星・降り注いだ言葉に魔法を・悲しみを朝霧の中に沈める・君との日々が遠くなるから・チョコレート・世界を変えられないように・考え事に支配されないで・そのまま、しないで・真夜中を切り刻む・あの日、君は傷ついた・凍って・君のエンドロール・明日も憂鬱だけど・守りたい・冥王星の青い光・今、上手くいかないのは、わかっているよ・一緒に夜を駆け抜けよう・街は雨で灰色・思い出すら、忘れてたよ・君の奥底に気がつけなくて、ごめんね・自分の価値は自分で決められる・小さな頃から・気になってたよ・嬉しいことで、日々を染め上げたい・僕は君を忘れたい・甘い断片は生き続けている・もう二度と・一瞬の闇すら、超えたい・誰も私のことを知らない街・必要とされているんだね・熱しやすいから・弱音・悲しい言葉よりも・絶不調な僕でも、君は受け入れてくれる・期待だけで、再起動を促す・あっという間に、もう4月だね・恋占い・最近のいいことは、君に会うこと・センチメンタルな瞬間を積み重ねたい・時間は平等で残酷・僕は僕のことすら、わからない・100%信頼感な梅雨前線・もどかしく、会えない日々・君と観ることはなかったレイトショー・雨の街は灰色・やるせない優しさ・悩みは尽きないけど・優しさだけを武器にしたかった・タイムマシーンに悲しみを乗せて・酸素と言葉・不安は雪のように降り積もる・口下手でいつもクヨクヨする・これからの時間と君の言葉・北極星よりも近い、私の夢・君の輝きを忘れない・君との夢はもう、終わったんだね・迷路・こんな僕のどこが好きだったんだろう・君を忘れない・君は生き続けいている







☆降り注いだ言葉に魔法を


 冗談みたいに、言葉のシャワーが宇宙から、
 降り注いでいるみたいなんだ。
 自分の意思も意見も持たないで、
 頭で考えた言葉を捨ててしまおう。

 たぶん、愛って、そういうことなんだと思う。
 僕は、君のことが大好きだ。
 
 


☆悲しみを朝霧の中に沈める


 とんでもなく感覚が研ぎ澄まされた朝、
 君のことを思い出すと、泣きたくなるよ。

 もう、ずいぶん遠くに来たわけでもないのに、
 もう、何もかも、捨ててしまいたいなって、
 自暴自棄になるよ。

 悲しみを朝霧の中に沈めて、
 ただ、橋から、大きな川を眺め続ける。
 




☆君との日々が遠くなるから


 君との日々が遠くなるから、
 時を止めてしまいたくなるよ。

 君との日々は、
 淡々としていたのに、
 君に伝えたいことの10%も、
 伝えられなかったと思うんだ。

 君は君で、前を向けばいいよ。
 僕は僕で、後ろを向くから。




☆チョコレート


 君の言い訳を素直に聞くよ。
 君の内に秘めていた、普段の我慢は、
 くだらないことなんかじゃない。

 君がこれまで黙ったままで、
 止まった時を、そっと溶かすよ。
 湯煎したチョコレートをかき混ぜるように。




☆世界を変えられないように


 大好きを大嫌いに変えることは、
 もう、不可能なほど、もう、戻れないよ。

 
 

☆考え事に支配されないで


 何も考えずに歩き続けよう。
 春のビル街は、南風で暖かいね。

 もうすぐ、残酷な夏がまた訪れようとしているけど、
 君の手は離さないよ。
 僕は君との恋をこのまま成長させたいから。



☆そのまま、しないで


 なにもわからないふりしないで。
 だからといって、わかりきったふりもしないで。
 そのままでいてほしいから。
 

 

☆真夜中を切り刻む


 ただ、寂しさを切り刻みたかっただけだよ。
 空振りのカッターが鳴る。
 それでも虚しくて、やり切れなくて、
 0時00分を迎えた今、
 「真夜中が永遠に続けばいいのに」って、
 言った自分がバカみたいだ。





☆あの日、君は傷ついた


 簡単に衝撃を与えないと、
 伝わらない時代になってしまったから、
 「泣かないで」と言うのも、
 なんだか、淡々としてしまってつまらないね。

 それでも、あの日、
 君が流した涙のことは覚えていて、
 それを思い出すたびに、僕は無力感に襲われるんだ。

 鋭利な言葉に傷ついた君の思いを、
 あのときの僕は、受け止めることができなかったから。



 

☆凍って


 氷を削るように、
 君は疲弊して、僕も疲弊している。
 僕はただ、純粋な君をそのままにしたいだけなんだ。
 純度100%の君をiPhoneの中に収めたい。




 
☆君のエンドロール


 「夢は終わったんだね」
 そういう君の夢のエンドロールは、
 まだ、流れてなんかいないよ。って、
 強く言い返すことができなかった僕は弱いね。

 僕は君の果てない夢を諦めたくない。




 
☆明日も憂鬱だけど


 明日のことを思うと、
 いつも憂鬱なんだけどさ、
 いつでも、いいことを探し続けたい。




 
☆守りたい


 何度も、夜の闇に押しつぶされそうなくらい、
 君と僕は情けないね。

 それでも僕は、うまくいかないことを、
 笑い合える日まで、君のことを守りたい。


 


☆冥王星の青い光


 何もかも、つらい日々は続いていくよ。
 銀河特急に乗って、冥王星まで逃避行したいくらいだよ。

 そんな妄想すら、へっちゃらだよって、
 笑ってくれる君の存在が、
 僕の心の支えになっているよ。



 

☆今、上手くいかないのは、わかっているよ


 「過去の私と比べたら、ちっぽけだよね」
 君がそんなこと言うから、
 僕は黙って、君の話を聞く決意をしたよ。

 「とりあえず、カフェオレでも飲もう」
 君の前にお揃いのレトロなマグカップを2つ並べた。



 

☆一緒に夜を駆け抜けよう


 わからないんだよね。
 僕だって、わからないけど、
 君の手を繋いだまま、青い夜を切り裂くことはできるよ。
 さあ、弱々しい白色LEDが照らす住宅街を走り切ろう。
 一緒に。
 



 
☆街は雨で灰色


 よかった思い出だけ切り取って、
 ずっと再生できたらいいのにね。

 街は雨で灰色で、
 うんざりする現実ばっかりだよ。
 そんな悲しいときに、
 君と楽しかったことが再生されたらいいのに。




 
☆思い出すら、忘れてたよ


 あまりにも疲れすぎて、
 自分のことすらわからなくなってしまうよ。

 書きたい言葉は山のようにあったはずなのに、
 すべては、過ぎ去った悲しみのように、
 消えてしまって、思い出せないよ。

 赤いダイアリーを閉じようとしたら、
 こないだローソンで、思いつきで現像した、
 ふたりの写真がすっと飛び出た。

 現像した時、ダイアリーに挟めたままだったんだ。
 君との思い出を、無下にしてごめんね。






☆君の奥底に気がつけなくて、ごめんね

 
 気がつけなくて、ごめんね。
 君を求めるためだけじゃ、
 愛は満たすことができなかったね。

 この頃、去年の冬のことを思い出すんだ。

 君がテーブルに置いた、ヘアゴムのことを
 「メビウスの輪を作ったよ」って言ったことを。
 
 もう、春なのに。

 
 


☆自分の価値は自分で決められる

 
 自分勝手だったんだろうなって、
 最近、自己嫌悪しちゃうよ。

 トマトにバジルの乗せて、
 冷製パスタを作り上げた今、
 ちょっとだけ幸福になる、
 昼食を作った自分は偉いね。

 冷静になるな、情熱的に、丁寧に。





☆小さな頃から


 小さな頃から、ずっと、静けさが欲しかったんだ。
 群衆の中で、突っ立ったまま、
 戸惑うことなんてしたくなかったんだ。

 スクランブル交差点の真ん中で、
 ピースサインで自撮りするみたいに、
 好きなだけ、やりたいことをやってやる。 

 
 

☆気になってたよ


 ずっと前から、君のこと、気になってたよ。
 手紙を書こうか迷うくらい、
 胸の中はセンチメンタルだったけど、決めたんだ。 

 「また明日ね」
 君にそう言える金曜日は、
 素敵な土曜日の予感がするよ。

 
 

☆嬉しいことで、日々を染め上げたい


 黄色と緑で、爽やかに甘くするように、
 君と嬉しいことで、日々を染め上げたいな。
 
 だからね。
 シトラス色のMacBook Neoを開いて、
 iPhoneで書いた、君とやりたいことリストを同期した。 





☆僕は君を忘れたい


 もう、5年も経つんだね。
 あの時は、何もかも凍りつく街で暮らしていて、
 真っ暗な家に帰ってからの、些細な楽しみは、
 温かいココアを飲むことくらいだった。
 
 君がいない実感を少しでも和らげるために、
 僕は今日、この街から出ることにしたよ。
 眠ったままの君を置いていくこともつらいけど、
 僕は君を忘れたい。

 その方が、君が微笑んでくれる気がするから。
 
 
 

 
☆甘い断片は生き続けている


 甘い断片は、君とふたり、手を繋いで歩いた証だね。
 レイジーサンデー モーニングの香りも、
 あの時の思い出の断片となって、
 今も、あの時が、生き続けている気がするよ。





☆もう二度と


 もう二度と、あの時の気持ちには戻れないね。
 それでも心臓は止まる気配なんてないし、
 日常は常に忙しいままだね。

 それでも傷は消える気配なんてないし、
 日曜日は穏やかなままだね。

 カメラロールで思い出を遡るたびに、
 涙が溢れてしまうよ。


 

☆一瞬の闇すら、超えたい


 まばたきをしても、大好きだよ。
 一瞬の闇すら、惜しいくらい、
 君のことを見続けていたい。

 


 
☆誰も私のことを知らない街


 何もかも知らない街は、
 まるで、私のことを人見知りしているみたいだね。
 
 春風は暖かくて、
 ひとりぼっちが和らぐような気さえするけど、
 私の気持ちは、まだ地元に残したままだよ。

 夢の始まりは、孤独だけど、進むよ。
 きっと、新しい誰かが、私のことを待っているはずだから。
 
 

 
 
☆必要とされているんだね


 もう少しだけ、一緒にいたい。
 その一言だけで、
 まだ、君に必要とされているんだって、
 君の前でも、自己肯定感が低いのが嫌だ。





☆熱しやすいから


 熱しやすく、乗せられやすい性格だから、
 時々、息の仕方すら、わからなくなってしまうよ。
 悲しくなると、決まって、近所の砂浜で、
 海をぼんやりと眺めることにしているよ。

 カフェオレを片手に。





☆弱音

 
 弱音だって時々、必要だよ。
 僕に聞かせてよ。
 君のすべてを受け止めるから。





☆悲しい言葉よりも

 
 AIに聞いたって、表面的な言葉ばかりで、
 気持ちは虚しいままだよ。

 悲しい言葉を音声入力をするより、
 今週末、桜を見に行こう。

 そのほうが、今週の言葉の棘が癒える気がするから。
 
 
 
 
☆絶不調な僕でも、君は受け入れてくれる


 最近は絶不調で、そんな中で君と会って、
 君はいつも変わらずに微笑みかけてくれたね。

 僕はもう、汚れてしまったのかもしれないし、
 再起不能なのかもしれない。

 そんな迷いすら、吹き飛ばせる、
 君の笑顔は最強だね。

 



☆期待だけで、再起動を促す


 闇の中から、再起動を促す一手にしたいな。
 ドアさえ開いてしまえば、
 またいいことが待っているはずだから。
 今は、何もわからないよ。
 自分のことさえも。
 



☆あっという間に、もう4月だね
 
 
「あっという間に、もう4月だね」
 君はそう言ったけど、それを楽しんでいるみたいだよ。
 
 焦ることばかりだけど、
 君となら、一緒に走れる気がするよ。

 桜並木のなか、トレンチコート姿の君が、
 両手を広げて、桜の花びらを乞う。
 そんな君の素直さを守りたい。 

 


☆恋占い


 今日の恋占いで、最高の組み合わせみたい。
 君と会う前にそんな情報を目にしたら、
 いつも以上に、舞い上がっちゃいそうだよ。

 昨日、買ったばかりの、
 イエローゴールドのピンキーリングに、
 気がついてくれるかな。

 もし、君がそれに気がついてくれただけで、
 今日の恋占いは、大当たりだね。
 


 
☆最近のいいことは、君に会うこと


 最近はね、あまりいいことがないから、
 君と会えることが、一番いいことなんだ。

 『5分遅れそう、ごめんね』
 電車の中でメッセージを打ち込んでいる途中で、
 『ごめん、5分遅れる』って表示されたから、
 バックスペースを連打した。
 
 『お互い様だね』
 そう打ち直し、送信した。
 やっぱり君と相性、いいかもって思った。



 
☆センチメンタルな瞬間を積み重ねたい


 意味なんても、細かく求めすぎても、
 頭の中が忙しくなるだけだよね。
 
 そんなことより、
 君とのセンチメンタルな瞬間を、
 たくさん積み上げたい。
  
 



☆時間は平等で残酷


 気が立っても仕方ない。
 そんなこと、わかっていても、
 悔しくて、君は泣いているんだね。

 僕は君の話を聞くことしかできないし、
 ゆっくり頷くことしかできないだろう。

 時間が経てば、過酷すぎる夏から、
 急に秋に変わっていくように、
 穏やかな気持ちになるだろうけど、
 今の気持ちが一番、大切だよね。

 だから、今日は泣き尽くすまで泣いていいよ。
 ずっと、君の話を聞くから。
 



☆僕は僕のことすら、わからない


 僕は僕のことすら、わからないんだ。
 肝心なことは、あとになってから気がつくし、
 覚えておきたい嬉しいことを明確に覚えられない。

 断片的な記憶は、どうでもいいことばかりで、
 時折、誰も覚えていないような、
 嫌な記憶で溺れてしまいそうになるよ。

 そんな僕のことを君は認めてくれるよね。
 いつも認めてくれて、ありがとう。
 



☆100%信頼感な梅雨前線

 
 梅雨前線が僕たちの頭上に、
 記録的な大雨をもたらすように、
 君となら、どんな困難にも、
 立ち向かうことができるよ。


 
 
☆もどかしく、会えない日々

 
 もどかしく、会えない日々が、
 雪のように降り積もり、
 静かにそれが降りやんだ日。

 君との再会は、
 氷点下の雪を踏みしめるように
 嬉しくて、泣いてしまうよ。


 

☆君と観ることはなかったレイトショー

 
 もう少し、世界が明るかったころの夕方。
 君とふたり、公園のベンチで座りながら、
 その日、モーニングショーで観た、映画の話をした。

 細かい話の内容は忘れたけど、
 いい映画だったよねって、言い合ったことは覚えている。
 そのときの君は、笑顔だったし、無邪気だった。

 そのときは、まだ、世界には、
 嬉しいことばかりだと、ふたりは信じていたんだと思う。

 あれから、かなりの時間が経った今、
 今日の段取りを考えながら、地下鉄に乗っている。
 大人になった君は、今、何をしていますか。
 



☆雨の街は灰色


 窓越しの世界は雨。
 灰色の世界は、だんだんと夜が始まろうとしていた。

 カフェの窓から、そんな雨の街を眺めている。
 カフェオレを一口飲んでも、
 気持ちは鬱々としたままだし、
 自暴自棄な自分に呆れて、かっこよくない? とすら思う。
 
 今まで、いろんな逆境があったし、
 そのたびにひとりぼっちだった。

 もう一口、カフェオレを飲んだ。
 「このまま、雨が降り続ければいいのに」
 

 

☆やるせない優しさ


 認められることも少ないし、
 やるせなく感じることの方がほとんどだ。
 
 こんな閉塞感を吹き飛ばしたくて、
 アクリル絵の具を撒き散らすように、
 いろんな人に優しさを配り続けたい。



 
☆悩みは尽きないけど


 いつも悩みは尽きないけど、
 君と一緒にただ、笑い合っているだけで、
 時間が溶けていくよ。
 それが幸せってことなんだね。


 

☆優しさだけを武器にしたかった


 人の所為にしてしまうのなんて簡単だから、
 全部、自分の所為にしてしまうような人生だ。
 
 空飛ぶクジラが、ピンクの雲を引きながら、
 自由に飛び回っているように、
 僕にとって、それは自然なことなんだ。

 強さだけ持ち合わせても、
 優しさだけを武器にしても、
 結局、いい加減に扱われてしまう。

 だけど、もう、我慢をやめることにしたよ。
 自分の人生は自分の手で作り上げていくしかないんだから。
 



☆タイムマシーンに悲しみを乗せて


 もし、あのときに戻れたら、
 すっかり今は聴いていなくて、
 忘れていた曲のことを思い出すだろう。

 もし、あのときに戻れたら、
 夢見ていた未来のことを思い出して、
 もう一度、目指したくなるだろう。
  
 もし、あのときに戻れたら、
 あのとき仲良かった君に、
 「ありがとう。未来も楽しくやれてるよ」と伝えるよ。

 そのあと、デロリアンに乗って、
 過去に流した涙と一緒に、時空を超えるよ。
 
 



☆酸素と言葉


 感性が鋭かったころ、
 酸素と言葉って一緒だって気がついた。

 言葉も、酸素も、吸って、吐くもの。
 二酸化炭素は、人を傷つける言葉。
  
 優しい言葉は、酸素。
 光合成で、汚さは蘇る。
 そして、人はまた地球を汚す。

 酸素濃度が高まれば、
 きっと、幸福濃度も上昇するよ。

 


☆不安は雪のように降り積もる


 いつも、ふとしたときに不安がやってきて、
 雪が降る景色を眺めながら、ため息ばかりついてしまう。
 それでも、もし、この世界が滅亡するとしたら、
 それは名残惜しいなって、思う優柔不断さだから、
 生きていくことを意外と楽しんでいるのかもね。
 


 
☆口下手でいつもクヨクヨする
 
 
 口下手でいつも、過去を思い出すと、
 絶望的な気持ちに襲われるけど、
 その中でも、コーヒー片手に、
 歩き続けることができている自分を、
 最上級に褒めたい。




☆これからの時間と君の言葉


 君との待ち合わせの5分前。
 iPhoneを握りしめたまま、
 行き交う人たちの中に、
 君がいないか、気にしてばかりだよ。

 君とのこれからの夜が、
 どんな時間になるか、わからないけど、
 印象的な君の言葉を聞き逃さないように、
 君の言葉にしっかり耳を傾けたい。



 
☆北極星よりも近い、私の夢


 北極星を眺め続ける孤独なペンギンみたいに、
 東京の夜の中じゃ、私は一人きりで、
 まだ4月なのに、心が折れてしまいそうだよ。

 それでも、進まなくちゃね。
 北極星よりも近い場所の私の夢を叶えるために、
 まだ慣れない新宿駅南口の改札機に、 iPhoneをタッチした。




☆君の輝きを忘れない


 ピアノを弾き始める前、
 心拍に合わせて鳴る、心電図のピープ音のように、
 ゆっくり、一音を鳴らすのが、昔から癖になっている。

 それは、君が入院していたときを思い出すための、
 儀式みたいなもので、あのときから変わらない。

 右手の薬指で押す、ラ音で、
 君が生きていた証を再現する。
 



☆君との夢はもう、終わったんだね


 しばらくの間、何もかも手につかなかったんだ。
 ふたつ並んだ、お揃いのレトロなマグカップすら、
 虚しくて、悲しみが込み上げてくるから。

 全然、関係ない何気ないあの日のことを思い出しちゃうよ。
 待ち合わせしたあの日、
 行き交う人たちとの間で、
 君と目が合った瞬間の、あの笑顔を。

 


☆迷路


 迷路みたいな日々は続くけれど、
 きっと、君のことを忘れることはないよ。
 一瞬でも忘れてしまったら、
 君が泣いてしまうだろうから。
 
 


☆こんな僕のどこが好きだったんだろう


 今日も雨が降り続けている。
 ビニール傘をさしながら、僕は灰色の街を歩いている。

 朝から雨だと、どの人も、げんなりした気持ちになるだろうから、
 そんなこそ、レモンキャンディを口の中で転がして、
 どんな人にも優しくできるように自分の機嫌をとる。
 
 僕は一体、何をやっているんだろうって、
 時々、思うことがある。

 自分が良いと思うのは、
 勝手な美徳でしかないのだろうし、
 神経質で、繊細すぎるんだと思う。
 
 前にそのことを君に話したことがある。
 「考えすぎだよ」
 君からも、そう言われると思った。
 いろんな人たちから、そう言われてきたから。
 
 「そんなところが好きだよ」
 一体、そんな僕のどこが好きだったんだろう。
 



☆君を忘れない


 私は君にどれだけの影響を与えられたのかな。
 そんな厚かましいことばかり、
 ここ最近は考えているよ。

 君の季節が冬のままで止まらないように、
 私は春を連れていくね。
 
 これだけは伝えておくね。
 ねえ、君のことが大好きだよ。
 
 

 

☆君は生き続けいている
 
 
 何回も諦めていたことを、
 追い続けた君のことを、
 僕は尊敬していた。
 
 君のまっすぐな気持ちで、
 作り上げる君の世界は、
 君だけのものに留まらず、
 全世界に必要なことだと思えた。

 確かに必要なことだったんだ。
 君の世界は、全世界の胸の中で、
 今も生き続けている。