青夏とスイカ🎐🍉

ボーッとしたまま6時間目過ぎてしまった
先生への申し訳なさと情けなさが混じり合い、
心臓が痛い。

今日はスイカのことを考えすぎた。
学生の夏は貴重なんだ!
その貴重な時間にスイカで悩んでいる訳には行かない。
考えるのを放棄して席を立ち上がる。
立ち上がった…が特にすることもない。
次は終礼だと思い出し慌てて座る。

ーーーーー終礼が始まった。
先生から何か聞けるかもしれない。
そんな淡い期待も叶う様子はなく、そのまま終礼が終わってしまった。
「気をつけ、礼」「さようならー」
皆いつも通りの挨拶を終え帰りの支度を整える。
「さてと。」俺も帰るとするかな
机の右にかけてあった通学カバンを持って立ち上がり、
ちょうど右斜めに居た同じクラスの女子、白橋さよかに話しかける。

俺「なぁ、今日部活ある?一緒に帰らね?」
さよか「ない!帰ろ帰ろ」
たまたま家が同じ方向で、高校に入ってからはよく一緒に帰っている。

さよかは通学カバンをヒョイと肩にかけ教室のドアへ向かう。
今日はやけに荷物が軽そうだ。
もしや教科書を全部置いているのか、と思い後ろから机を若干覗く。
別に変質者ではない。
やっぱ教科書全部置き勉してr…ふとさよかの後ろの机が目に入る。
どうせまたスイカだろ、と思ったが一応もう1回見てみる。
やはりスイカだった
…が、今度は今までとは違いスイカの下に手紙が挟んであった。
ビックリして反射的に目を逸らしてしまった。
ドアの近くの廊下でさよかが待っている。
さよか「おーい何してんのー?バス遅れちゃうよー」
怒らせると面倒くさいのでやや急ぎめで自分も教室を出る。
さよか「あ、ちょっと待って。外の自販機でジュース買って来ても良い?」
俺の学校の前に自動販売機が置かれている。
値段は120円〜180円と可もなく不可もない値段だ。
俺「おう、俺も買うわ」
さよか「れっつごー!」
そう言いながらもはや廊下を突っ切って居るさよかを見て俺も走る。