明けない夜も、君のそばにいる。

「初めまして、遥流(はる)さん。白神(しらかみ) 菜花(さな)です。これから、どうぞ、よろしくお願いします」
「…………よろしく」
 待機室。
 なんとも言えない沈黙がおとずれる。
 気まずい……。
「なあ」
「は、はい!」
「結明(ゆめ)とは会ったか?」
「あ、はい」
「元気か?」
「はい。お元気そうでしたよ。私が白神を出るときにも、お見送りに来てくださいました」
「そうか、良かった……」
 二人とも、良いな、と思う。
 姉弟愛、って感じだ。