月日は無情にも流れていく。 あれから何年経っただろう? いや、何十年? 何百年? 世界は着実に変わっていく。反対に変わらず受け継がれていくものもある。 ある年の十月三十一日は雲一つない晴天だった。 みんながハロウィン衣装に身を包み、昼夜問わず楽しそうに騒いでいる。 また同じ年の十二月二十五日は日本全国で雪が降り、ニュースで『奇跡のホワイトクリスマス』と騒がれた。 十月三十一日、十二月二十五日。 この日、心明町の産婦人科で二人の元気な男の子が産声をあげた―――。