アイドルの君へ伝えたいことー配信アイドルの僕が、本物のアイドルに恋をした—

 そこには、英くんから連絡がきていた。

「英くん」

 僕は名前を呼んでから、文面を読む。

 さっきの配信見たよ。今日はゴメン。

 明日、俺休みなんだけど。ここでご飯どう? と提案された。

 明日か。

 明日は授業もないし、勉強をしようと思っていた。

 何もやることはない。

「…ないけど…」

 僕は迷っていた。

 行きたい…でも、行ったとしても僕はなにを話せばいいのか。

 スマホを握りしめたまま、僕は目を瞑って考える。

「ふぅ…」

 僕はため息を吐いて、通知を見たまま僕は固まった。

 数分後。

「よし!」

 僕は考えて悩んでいても仕方ないと開き直り、意を決して、文字を打つ。

 僕の方こそ、ゴメン。僕もご飯食べに行きたい。

 と返信を返した。

 すると、すぐ返事が来た。

 返信してくれて、ありがとう。
 じゃあ、明日の十一時ここで。
 夜遅いからゆっくり寝てね

と英くんから優しいメッセージだった。

 メッセージにマップが送られてきたので、タップすると、中華料理屋だった。

 元祖冷やし中華屋で年中休みなく、冷やし中華が有名だという。

 今は暑くもなく寒くもない。

 ちょうどよい気温だ。

 少しずつ気温が高くなってきて、夏が近づいているのが徐々に感じられる季節になった。

「…美味しそう。今日は寝よう」

 中華料理屋の詳細情報を見た後に僕はメイクシートで優しく拭き取り、洗顔してそのまま寝た。