*
大学に行く途中、コンビニに寄った。
昼休みに食べるものを買うために、おにぎりや弁当が売っているコーナーに足を運ぶ。
見ると、新作商品があり、食べたいけど美味しいのかと悩む。
俺は柔宮の言葉がずっと頭に浮かび続けていた。
“長谷川くんは、自分を押し殺すタイプでしょ”
俺が気づかないことを柔宮はすぐ気づく。
「情けないな」
スマホを片手に持ち、頭にトンと置き、悠
生のことを考える。
あれから、悠生からは連絡はない。
悠生に事務所に連れて行った時に、レッスンが終わった後、ラインをした。
でも、既読にもならなくて、まだ未読のままだ。
多分、見ていない。
なにかあったのだろうかと心配になる。
スマホのロックを外して、悠生のライン画面をタップする。
見ても、既読はつかない。
また連絡しても、見てくれるかな。
「はぁ…」
おにぎり・弁当のコーナーで立ち止まっていたので、買いたい人が俺の肩にぶつかり、
小さい声で「邪魔」と舌打ちをして会計へ行っていた。
俺は軽く頭を下げて、「すみません」と謝った。
ここにいては、お客の邪魔だ。
鮭と昆布のおにぎりふたつを手に取り、会計を済ませた。
外に出て、俺はまだ悠生のことを考えていた。
どうしたら、悠生に俺が思っていること伝わるのかな。
コンビニ袋を持ち、俺は考え込む。
悠生。
配信アプリでの千世は至って、アイドルをしている。
いつもの嬉しそうな笑顔で。
でも、悠生としては気配すらない。
本当にいるのかって、思ってしまう。
俺は、悠生に言わないといけないのは確かだ。
自称アイドルの千世としてではなく、悠生が必要だって言わなくちゃ。
俺は駆け足で大学まで向かった。
「悠生」
アイドルがアイドルを推すのは、あまりよくないのかもしれない。
自分の個性があるのに、推しているアイドル色に染まるかもしれないから。
俺は千世から教わり、直接悠生に会い、俺の足りないものがあることに気づいた。
会って、まだ一カ月しか経っていないのに、俺は悠生の言葉で以前よりも自信を持っていた。
今日は月曜日の心理学の授業。
悠生がいるはずだ。
教室のドアを豪快に開けてから、周りを見渡す。
俺はいつも帽子を被って、学校に来ている。
校内では地元アイドルの英橙羽として、俺自身そのものは見ていない。
地元アイドルは売れないに決まってる。
なんで無駄なことしてるんだ。
まぁ、顔はいいし、声だけはかけておくかということを話しているに違いない。
直接聞いた訳ではないが、大体俺が感じていることは当たる。
その予感は的中した。
大学に行く途中、コンビニに寄った。
昼休みに食べるものを買うために、おにぎりや弁当が売っているコーナーに足を運ぶ。
見ると、新作商品があり、食べたいけど美味しいのかと悩む。
俺は柔宮の言葉がずっと頭に浮かび続けていた。
“長谷川くんは、自分を押し殺すタイプでしょ”
俺が気づかないことを柔宮はすぐ気づく。
「情けないな」
スマホを片手に持ち、頭にトンと置き、悠
生のことを考える。
あれから、悠生からは連絡はない。
悠生に事務所に連れて行った時に、レッスンが終わった後、ラインをした。
でも、既読にもならなくて、まだ未読のままだ。
多分、見ていない。
なにかあったのだろうかと心配になる。
スマホのロックを外して、悠生のライン画面をタップする。
見ても、既読はつかない。
また連絡しても、見てくれるかな。
「はぁ…」
おにぎり・弁当のコーナーで立ち止まっていたので、買いたい人が俺の肩にぶつかり、
小さい声で「邪魔」と舌打ちをして会計へ行っていた。
俺は軽く頭を下げて、「すみません」と謝った。
ここにいては、お客の邪魔だ。
鮭と昆布のおにぎりふたつを手に取り、会計を済ませた。
外に出て、俺はまだ悠生のことを考えていた。
どうしたら、悠生に俺が思っていること伝わるのかな。
コンビニ袋を持ち、俺は考え込む。
悠生。
配信アプリでの千世は至って、アイドルをしている。
いつもの嬉しそうな笑顔で。
でも、悠生としては気配すらない。
本当にいるのかって、思ってしまう。
俺は、悠生に言わないといけないのは確かだ。
自称アイドルの千世としてではなく、悠生が必要だって言わなくちゃ。
俺は駆け足で大学まで向かった。
「悠生」
アイドルがアイドルを推すのは、あまりよくないのかもしれない。
自分の個性があるのに、推しているアイドル色に染まるかもしれないから。
俺は千世から教わり、直接悠生に会い、俺の足りないものがあることに気づいた。
会って、まだ一カ月しか経っていないのに、俺は悠生の言葉で以前よりも自信を持っていた。
今日は月曜日の心理学の授業。
悠生がいるはずだ。
教室のドアを豪快に開けてから、周りを見渡す。
俺はいつも帽子を被って、学校に来ている。
校内では地元アイドルの英橙羽として、俺自身そのものは見ていない。
地元アイドルは売れないに決まってる。
なんで無駄なことしてるんだ。
まぁ、顔はいいし、声だけはかけておくかということを話しているに違いない。
直接聞いた訳ではないが、大体俺が感じていることは当たる。
その予感は的中した。



