氷の姫騎士様はメンタル以外最強です!

「相変わらず、この店の料理はうめえな!」

 スミレが肉を頬張りながら言う。そして続けた。

「ところで、お前がこんなかわい子ちゃん達と一緒にパーティー組んでいる理由を詳しく教えてもらおうじゃないか」

 シュンは酔いながら答える。

「そーだなー。まぁ成り行きだよ。ユキミさんが食事に困っていて、それを助けた的な?」

 恥ずかしい過去を暴露され、ユキミは赤面しながら、身を乗り出して言う。

「なっ、しゅ、シュン!! そんな恥ずかしい事を言うな!!!」

 スミレはふーんと言いながらユキミの服を見た。

「お金に困っていそうには見えないけどな」

「いやー、それがさユキミさんは」

 そこまで言いかけたシュンの口をユキミの柔らかな手が包む。

「そ、それ以上言うな!!!」

 スミレは笑いだして、ユキミに言った。

「ははは、まぁ気になるけど、それ以上聞かないでおくよ」

 そして、次は視線がチフリへと移る。

「それで、そっちの子は……」

「パーティを組む相手を探していて、たまたまです」

「なるほどね。で、その神様は?」

 肝心のサキタマは肉を喰らうのに夢中で気付いていない。

「ほら、ちんちくりん妖怪。聞かれてんぞ」

 シュンが声を掛けて、ようやくサキタマは気付いた。

「な、何を言うか!! 失礼な奴じゃ!!」

「それで、お嬢ちゃんはシュンの使い魔なんだろ?」

「使い魔ではない!! ワシは神じゃ!!」

 シュンとユキミ、チフリは呆れた目でサキタマを見る。

 一つ咳ばらいをして、シュンが言った。

「とまぁ、コイツは虚言癖のかたまりだ」

「なっ!? 虚言ではない!!」

 スミレはまたはっはっはと笑う。

「面白いじゃないか!」

 サキタマはスミレを指さして叫んだ。

「ぬわー!! お主馬鹿にしておるな!?」

「馬鹿にしていないさ、神様救いたまえー」

「ぬがー!!!」

 ぷんぷんサキタマを放っておいて、ユキミはスミレに質問をする。

「スミレさんは、シュンと。ど、どういった関係なのですか?」

 聞かれ、スミレはうーんと考える。

「どういった関係も何も、よく一緒にクエストこなしていた感じかな?」

 シュンもうんうんと頷く。

「スミレとは同期だったからな。よく一緒にやっていたよ」

「ふ、ふーん。そうか」

 ユキミは何だか落ち着かない様子で酒を口にした。