また、朝が来ちゃった。二回も。
凛帆を失った。その事実を受け止め切れていない。
今日、お葬式だって。信じられないよ。
目の前にいる、笑顔の凛帆。
この写真、私が撮ったのだ。
お気に入りに、してくれていたんだ。
もっと、もっと。苦しくなるじゃん。
ここにいるのは凛帆の家族と、私だけ。
家族だけで執り行う予定だったみたいだけど、私に参列してほしいって言ってくれた。
会えて嬉しい。
でも、会ったことで死んだことに気付いちゃった。よかったのかな。
凛帆を目の前にする。
「なんで今死ぬんよ。一緒に死のうよ。もうすぐだったはずでしょ。隕石落ちるの。なんで夢があるあんたが。私が死んだ方がいいのにさ。夢叶えるんじゃなかったの? 落ちる前に叶えるんじゃなかったの? 起きなよ。ねえ。起きなってば。何寝てんの…………」
目の前にすると、涙がひたすらに流れてきて。言葉が考える暇もなく出てきて。また崩れ落ちて。
「私なんか、、生きてちゃ……」
床を見て、呟いてみる。届かないんだよね。
戻ってきてよ……
「希咲ちゃん、大丈夫?」
凛帆ママが肩に手を置いてくれた。
「ごめんなさい。ちょっとお手洗いに」
逃げるように、会場を出てしまった。
ドアの前で座り込んでしまう。もう歩けないよ。足に力が入らない。
凛帆、凛帆。
戻ってきてよ。お願い。戻ってきて。
いかないで。ここにいてよ。
もうやだ。もう、生きている意味ないじゃん。いなきゃ。凛帆はいなきゃ。
私にとって凛帆が命綱だったんだよ。私が生きていたのは、凛帆がいたからなの。。
もう、ここにいる意味もないんだ。
凛帆、ごめん。
重い足を持ち上げて立ち上がった。
後ろから私を呼んでいるような声がした。でも、振り返ることは出来なかった。



