雨があがっても、君のとなりで

ベッドに蓮を寝かせると、服を緩めてゆっくりと冷えピタを貼ってやる。


ひんやりとした冷たい感触に、蓮はピクリと肩をすくめた。


悠真は笑って、蓮のからだを引き寄せる。


「俺も一緒に寝ようかな」

「……はなれろよ。移るだろ」


蓮がみじろぎして距離を取ろうとする。


「いいのいいの」


悠真がふわりと蓮を抱きしめた。


ポトポトと窓を叩く雨音が心地良い。


悠真の優しさに包まれ、蓮の胸の中に何か温かいものがじわじわと染み込むように広がっていく。

与えてもらえなかった。手を伸ばしても届かなかった。

そんな優しさのしずくが、乾いた蓮の心に染み渡っていく。

それは、ずっと探していた「ぬくもり」だった。


太陽のような悠真の匂いを吸い込み、蓮はふっとまぶたを落とした。

(……あったかい)