雨があがっても、君のとなりで

「———っ……ゆ、ま……?」


ぼやけた視界に天井が映る。

からだ中が冷たい汗に濡れて、息が上がっていた。


悠真の言葉が、ずっと頭の中で繰り返されている。

『お前なんて、いなければ良かったのになー』

あれは夢?それとも……

もぞもぞと起き上がって、ある異変に気づく。


————隣に、悠真がいない。


窓の外で稲妻が空を走り、しばらくして重々しい音が響き渡る。

ああ。俺は悠真に捨てられたんだ。


悠真にとっても、俺は“いらない子"だったんだ。

嫌だ、嫌だ。悠真だけはいやだ。

俺のこと置いて行かないで。


……追いかけなきゃ。

悠真のこと探しに行かなきゃ———


ベッドから降りようとした蓮は、足をすべらせて頭から地面に突っ込んだ。


「あああああああっ」


悲痛な叫びが、部屋中に響き渡る。


痛い。起き上がれない。置いていかれたくない。

息が吸えない。苦しい、

からだが震える。うまく動かない。


(もう、死んじゃうんだ————)