なんだかドラムが回転しているのを見ていると楽しいな。そんな子供っぽいことを思いつつ暫く眺めながら、扉の前にあるフックにランドリーバッグを吊るした、その時。
「そういえば君、一週間くらい前から毎日、うちに通ってくれてるよね」
日川さんの言葉に、心臓がドクッと波打つ。期待のようなものが胸に押し寄せてくる。
「あ、はい。覚えていてくれたんですね」
期待などしていないように、サラッとありふれた言い方になるよう心がけて言葉を発した。
「それで君……あ、その前に名前知らないと失礼だよな」
首の後ろに片手をやる仕草は彼の癖だ。
「秋川杏奈です」淡々と答える。
自分が今、どんな表情をしているか分からないが、真っ赤になっていないといいと願ったーー顔は熱くない。
「秋川さんか、いい名前だな。俺は日川優斗。好きに呼んでもらっていいよ」
「じゃあ日川さんて呼びます。私のことは呼び捨てでいいです」
若く見えるが多分、貴方の方が年上だろうから。そう心の中で言う。
しかし日川さんの反応は違った。
「いやいや、年齢も分からないのにいきなり呼び捨てはマズイだろ」
「……私は24です。日川さんはおいくつですか」
「29だけど……」
「では呼び捨てでお願いします」
「そういえば君、一週間くらい前から毎日、うちに通ってくれてるよね」
日川さんの言葉に、心臓がドクッと波打つ。期待のようなものが胸に押し寄せてくる。
「あ、はい。覚えていてくれたんですね」
期待などしていないように、サラッとありふれた言い方になるよう心がけて言葉を発した。
「それで君……あ、その前に名前知らないと失礼だよな」
首の後ろに片手をやる仕草は彼の癖だ。
「秋川杏奈です」淡々と答える。
自分が今、どんな表情をしているか分からないが、真っ赤になっていないといいと願ったーー顔は熱くない。
「秋川さんか、いい名前だな。俺は日川優斗。好きに呼んでもらっていいよ」
「じゃあ日川さんて呼びます。私のことは呼び捨てでいいです」
若く見えるが多分、貴方の方が年上だろうから。そう心の中で言う。
しかし日川さんの反応は違った。
「いやいや、年齢も分からないのにいきなり呼び捨てはマズイだろ」
「……私は24です。日川さんはおいくつですか」
「29だけど……」
「では呼び捨てでお願いします」

