どこまでも続く青い空のキャンバスは、夕方になると秋の訪れを感じさせる茜色が混じりだす。
家から目的地までほとんど真っ直ぐに続く住宅街の路は、昼間は程よく賑やかだが、この時刻はあまり人気(ひとけ)がなく、車一台がやっと通るくらいの狭い道路の両脇に建つ家から夕飯のいい匂いが漂う。
私にとって数年前ーー高校を卒業し、一人暮らしを始めた時から見慣れた風景。代わり映えのしない、ただ繰り返される当たり前の日常。
そんな毎日が愛おしいと、目的地にいるあの人が感じさせてくれる。
やがて前方に見えてきた一軒のお店から、橙色の光が漏れていた。
それが視界に入った途端、心臓の鼓動がわずかに早く走り出し、頬がだんだん熱くなる。
私は右手に下げていたランドリーバッグの持ち手を、思わずぎゅっと握り締めた。
一歩、また一歩と目的地である店ーーコインランドリーに近づく度、胸の鼓動は早く鳴る。
店の中にあの人がいると、穏やかに笑う彼の顔が脳裏に浮かび、頬だけに集まった熱が今度は顔中に広がった。
家から目的地までほとんど真っ直ぐに続く住宅街の路は、昼間は程よく賑やかだが、この時刻はあまり人気(ひとけ)がなく、車一台がやっと通るくらいの狭い道路の両脇に建つ家から夕飯のいい匂いが漂う。
私にとって数年前ーー高校を卒業し、一人暮らしを始めた時から見慣れた風景。代わり映えのしない、ただ繰り返される当たり前の日常。
そんな毎日が愛おしいと、目的地にいるあの人が感じさせてくれる。
やがて前方に見えてきた一軒のお店から、橙色の光が漏れていた。
それが視界に入った途端、心臓の鼓動がわずかに早く走り出し、頬がだんだん熱くなる。
私は右手に下げていたランドリーバッグの持ち手を、思わずぎゅっと握り締めた。
一歩、また一歩と目的地である店ーーコインランドリーに近づく度、胸の鼓動は早く鳴る。
店の中にあの人がいると、穏やかに笑う彼の顔が脳裏に浮かび、頬だけに集まった熱が今度は顔中に広がった。

