短歌じゃないけど



 知らされる、生徒だけでなく先生も遺品の旧校舎
 他人のいない職員室の 腕にかかえた書類仕事を帰路の宵         
  たずねてきた生徒 かおうつむかせ 玄関より去る   

 耳の奥 廊下を走る音遠ざかる 時計の針はいずれもかわらず