短歌じゃないけど



 入口をはいったところに小さいイスが一つ置かれていました。
 外には食べものとなるものがたくさんぶらさがっていたんです。
 入ってみると、わりかしふつうで……
 テーブルに案内され、メニューの冊子をめくると、写真がついていて
 わかりやすい…。
 そして、すごい。
 傘をもっている蛙のデザートに……
 焼きものの欄に、指輪まで――のっています。
 指輪がどんな味なのか たべてみたい… 
 注文してみると、すぐにきました
 皿の上にのった輪を、くちに入れると、
 ぐにゃぐにゃっとしていて、ゴムのようで、
 なかなかかみきれない…
 「ぐっ、ぐぐ……」
 のみこむのにずいぶん時間がかかっています
 「これってどんな料理名なの?」
 「ネズミのしっぽです」



  デフェクティブネス…
  デフェクティブネス…
  デフェクティブネス…


   輪のなかをみて…




 (題: The accompaniment to this dish is you. )