短歌じゃないけど



 出版社の窓には、
 妖怪が閉じ込められているのさ
 床に紙をまいてるのは
 逃げられないようにする為さ
 先輩にそう教えられた
 廊下に息苦しさ感じれば、ひとりあるくと
 手つけられず眠る企画本の雪崩れを見、足はやくなる 
 振り返ればなしこと、という人多し
 社におおくあるのは、プレハブ置き場、休憩室、設備室……
 倉庫は以前、建物が住宅寮だった頃は物置きだったらしい
 先輩にいわれ、そこに資料を取りにいく
 先任の住人の方はただただ自分の机の上に伏している




 昔、読んだような気がするのですが文筆家の先生が書いている銀座の原稿をもらうために編集者がいろいろ接待をして、締め切りまでの最後の最後でようやく先生の筆がすすんで、原稿をもらうことができて、でも実は、先生も銀座にいったことがなかったという……、(ドラマだったかな?)この先生、すごいなと思ったのをおぼえています。
 私は小説であまり作家の先生の接待みたいな話を読んだことはないのですが、漫画だとでてくる先生独自の間があるように思うのですが、先生になったとたん、その間が強くなったりするものですか?
 ※単なる想像です