気持ちを落ち着かせ、軽音部の部室にやってきた
コンコンと部室の扉をノックする
颯音:「こんにちはぁー。」
奏:「よっ!颯音!入って入って〜」
颯音:「失礼します。」
萌子:「君が颯音君かぁ。よろしくね!2年の神楽萌子です。キーボード担当です。一応女子です、よろしくね。」
軽く会釈する颯音
玲央:「どうも、ベースの黒崎玲央です。」
クールめな玲央先輩である
遥翔:「玲央先輩は3年な。ほんで俺は2年の橘遥翔。ドラム担当やで。」
奏:「よし、なんの楽器やるか。。」
萌子:「希望とかはある?」
颯音:「えっとぉ、、、やってみたいなと思うのはギターです。」
奏:「俺と同じか!よし、俺一人で寂しかったし、ギター&ボーカルってことで、二人でやろうぜ!」
颯音:「ボーカルも!?」
玲央:「中々に、ハードル高くないか?でも、素質ありそう。」
奏:「言ったろ!俺の目に狂いはないって。な?颯音、楽器とかできるのか?」
颯音:「はい。中学3年間は、吹奏楽部でコントラバスしてました。でも、ギターはちょっと触ったことあるくらいで、よくわかんないです。」
奏:「なるほどな、とりあえず部室にあるギターを弾いてみるか。どっかにあるよな?」
遥翔:「倉庫の方にあったはずだよ。俺、取ってくるよ。」
奏:「わりぃ、頼んだ!」
萌子:「じゃあさ、待ってる間に歌声チェックしようよ。音出すからさ」
颯音:「お願いしてもいいですか?」
緊張してる様子の颯音
奏:「久しぶりの光景だわ、俺も玲央先輩にされたこと思い出すなぁ。」
玲央:「懐かしいなほんと。奏は、よく成長したよ、あんなに音痴だったのにな。」
萌子:「ほんとですよ、あの音痴がここまでに成長するとはね。だから、颯音君、落ち着いてね。気軽にいいからね」
奏:「さっきから、黙って聞いてたら音痴、音痴って、ディスりすぎだろ!そんなに酷かったか?俺は??」
玲央:「まぁまぁ酷かった。」
奏:「でも、今は凄いんすよね?それなら、オールオッケーってことで、颯音、準備出来てるか?」
微笑ましく軽音部のメンバーのやり取りを見ている颯音
少し緊張が解けてきた
颯音:「はい!」
萌子:「何にする?」
颯音:「MONGOL800さんの小さな恋のうたとかできます?」
萌子:「出来るわよ。じゃあ行くよ〜」
萌子がキーボードを弾き始める
歌うことは好きだった。でも、それを誰かに見極められる日が来るなんて思っていなかった。
俺の精一杯の歌声を届けようという思いで歌い始めた
♪広い宇宙の〜
無我夢中に歌ったあと、奏を見ると安心した様子が伺えた
玲央先輩は、塞がった口が空いたままになっていた
奏:「え、お前……そんな才能あったのかよ。勿体ない……いや、勿体なくない。原石だよ、お前。」
颯音:「そんな。。。」
と自信なさげな返事をする
玲央:「こんなに上手いだなんてね。」
すると倉庫にギターを取りに行っていた遥翔が帰ってきた
ガチャガチャ
遥翔:「ちょ、何やねん。この空気は。」
萌子:「颯音君の歌声チェックをしてたのよ。」
遥翔:「えーずるい。なんで、俺がいない間にしてんねん。で?どうやったん?」
奏:「すごかったよ、もう入部決定だ。」
颯音:「え、いいんですか!?
と笑みがこぼれた
思わず嬉しくなった。
あ、遥翔先輩、ギターありがとうございます。」
遥翔:「どういたしまして〜。そんなん、ずるいわ、みんなして。」
萌子:「ギターの腕前も見せてもらおうじゃないの」
颯音:「なんか、期待値上がってません?緊張が、、、」
奏:「心配無用や!あんなパフォーマンス見せられたらもう怖がるものない。だから、自身持て。」
その言葉は、誰の言葉よりも胸に刺さった。
憧れている奏先輩にそんなことを言われるなんて——
胸の奥が、じんわりと熱くなる。
そして、チューニングをし、独学で少し学んだギターを弾き始める
音が鳴り始めた瞬間
部室の空気が変わった。
奏:すごいな、何者なんだ。青山颯音という人間は。初対面のときに感じた感覚とは違う感覚が芽生えていくぞ、天才だ。俺の目に狂いはないな。
玲央:颯音君凄いな。。これは、軽音部を任せられる存在になりそうだ。
萌子:自信がないって言ってるクオリティーではないわ、すごいな。
遥翔:なんやねん、一体彼は。これは、早弾きもできてるし才能ありまくりやんな。
と颯音が弾く音を聞きながら彼らは思っていた
颯音:「どうでしょう?」
何を言われるのだろうと恐る恐る顔を上げた
奏:「お前、すごいな。決まりだ。オーディションなんて言ってたけど……俺から頼む。軽音部に入ってくれ。」
萌子:「そうね、これは入ってもらうしかないわね。よろしく!」
遥翔:「すごいわ、ほんま。感動したわ、ありがとな。」
颯音:「俺、がんばります!みなさんと一緒に。よろしくお願いします。」
と笑みを浮かべた
奏:「ところでさ、色々あって颯音の歓迎会と題して、遊びに行かね?」
遥翔:「賛成!賛成!」
カフェへと移動してきた
奏は特に意図していなかったのだろうが、颯音の隣りに座った
席の構図は、玲央、颯音、奏、奏の前に萌子、遥翔
颯音:こんなに歓迎されて嬉しいけど、恥ずかしいなぁ
奏:颯音の歓迎を祝して、カンパーイ!
みんな:カンパーイ
奏:「颯音ってさ、音楽好きなの?」
颯音:「はい、結構好きです。小さい頃から、色んな習い事を音楽教師の母から叩き込まれて。」
奏:「なるほどな、、だから、卒なく色んなことこなせるのか。」
萌子:「うちらとは、出来が違うわけよね。」
遥翔:「俺らやって、負けへんからな?覚悟しててな?」
颯音:「俺もまだまだなので、もっと上手くなりたいです。あの、唐突なんですけど、グループ名ってなんで、Neversなんですか?」
奏:「よくぞ聞いてくれた。俺がつけたんだけどさ、Neverって決して〜ないって意味じゃん?そこから、このメンバー揃えばどんな夢でも諦めずに進めるようにみたいな?んで、造語だけど一人じゃなくみんなでって意味でsが付いてるってわけ。」
颯音:「なるほど、、。」
萌子:「他にもね?いろんな候補があったのよ。謎におみそ汁とか」
奏:「それは、腹減ってて目の前におみそ汁あったから。」
遥翔:「流石にダサすぎってなってやめてんけどな」
萌子:「奏って、馬鹿じゃん?だから、もう危うくうちらも巻き込まれるところだったのよ。」
奏:「馬鹿は失礼だろ!俺、案外勉強出来るんだぞ!!」
萌子:「はいはい、言い訳無用です。」
奏先輩と萌子先輩が、楽しそうに話す姿を見てると、なんだかモヤモヤが止まらない颯音
なぜだろう?
他の先輩方たちに比べると、すごく距離が近い
この後も、他愛もない会話で盛り上がった
ー数時間後ー
奏:「うわっ、もうこんな時間!?そろそろ帰るか。よし、俺たち、恒例のジャンケンな。男気で買った人のおごりで。」
みんなで、一斉にいった
ジャンケンー、ポンッ
颯音:「え、俺だ。。」
奏:「颯音、ご馳走様です」
萌子:「颯音君、ある意味運がいいのね」
颯音:「俺、こういうときにやる男なんで!」
遥翔:「強運やわ。ほな、俺は塾あるし帰るな!またな」
萌子:「ごめんね?よろしくー!」
と言って、、萌子は奏の肩をたたきながらまた一言、奏に耳元でなにか話した
萌子:「颯音君、送ってあげなね。」
奏:「おう。」
奏先輩の「おう。」という言葉だけが聞こえた
モヤモヤが止まらない
萌子のあとに続き、玲央も帰って行った
颯音はレジへ向かった
すぐ横には奏がいる
ー帰り道ー店の外で
奏:「ご馳走です!どう?今日は、楽しめた?」
颯音:「はい、すごく楽しかったです」
奏:「良かった、途中どこか浮かない顔してたからさ、気になってたんだよね」
颯音:「えっ(見透かされてると焦った様子で)なんだか、奏先輩には何でもバレちゃいますね。」
奏:「え!?俺、なんかだめなこと言ってた?!」
と驚く奏
颯音:「いえ、ちょっと嬉しくて。実は…」
奏:「おぉ、なんだ?」
と何かわかっているような雰囲気を出しつつ真剣な眼差しで颯音の話を聞こうとする
颯音:「俺、変なんです。奏先輩を見てるとそのぉ、、なんというか…。。
神楽先輩と仲良さそうによくしてるから、その時は、ちょっと遠くにいてしまったというかなんというか。」
言葉に詰まらせながらも思いを伝えていた
奏:「なんか、わりぃ。萌子とは、幼馴染みたいな感じで、それに元カノなんだ。だから、あんな距離感になっちゃってたんだな、ごめんな?」
颯音:「謝らないでください。仲いいことは、いいことですから」
少し、俯き気味になる颯音
幼馴染と元カノという言葉に対してネガティブな気持ちに…
奏:「ほんと、わりぃ。なんか、元気なくさせちゃったよな?俺の駄目なとこなんだよな。」
颯音:「駄目なんかじゃないです。」と大きな声で言ったあと
「でも、妬いちゃったかもです」と小声で言った
奏:「お前、ほんと可愛いな。」
と頭を撫でられる
顔が真っ赤になる颯音
奏:「颯音って、家どっちの方?」
話を逸らすように話題を変えた
颯音:「えっと、、右側です。」
奏:「そっか、、じゃあ俺とは逆か。ここでバイバイだな。」
颯音:「ですね。」
奏:「なぁ!」
颯音:「はい?」
奏:「やっぱ、何でもない。じゃあな」
その言葉と同時に…
車が横を勢いよく通ったその時…
奏は颯音の腕をガッと掴み
奏:「危なかった、、大丈夫か?怪我は?」
颯音:「何ともないですよ、腕…」
奏:「あっ、あ、ごめん。咄嗟に。気をつけて帰れよ?帰ったら、連絡待ってるからな、じゃあ。」
颯音:「はい、わかりました。奏先輩もお気をつけて帰ってくださいね」
コンコンと部室の扉をノックする
颯音:「こんにちはぁー。」
奏:「よっ!颯音!入って入って〜」
颯音:「失礼します。」
萌子:「君が颯音君かぁ。よろしくね!2年の神楽萌子です。キーボード担当です。一応女子です、よろしくね。」
軽く会釈する颯音
玲央:「どうも、ベースの黒崎玲央です。」
クールめな玲央先輩である
遥翔:「玲央先輩は3年な。ほんで俺は2年の橘遥翔。ドラム担当やで。」
奏:「よし、なんの楽器やるか。。」
萌子:「希望とかはある?」
颯音:「えっとぉ、、、やってみたいなと思うのはギターです。」
奏:「俺と同じか!よし、俺一人で寂しかったし、ギター&ボーカルってことで、二人でやろうぜ!」
颯音:「ボーカルも!?」
玲央:「中々に、ハードル高くないか?でも、素質ありそう。」
奏:「言ったろ!俺の目に狂いはないって。な?颯音、楽器とかできるのか?」
颯音:「はい。中学3年間は、吹奏楽部でコントラバスしてました。でも、ギターはちょっと触ったことあるくらいで、よくわかんないです。」
奏:「なるほどな、とりあえず部室にあるギターを弾いてみるか。どっかにあるよな?」
遥翔:「倉庫の方にあったはずだよ。俺、取ってくるよ。」
奏:「わりぃ、頼んだ!」
萌子:「じゃあさ、待ってる間に歌声チェックしようよ。音出すからさ」
颯音:「お願いしてもいいですか?」
緊張してる様子の颯音
奏:「久しぶりの光景だわ、俺も玲央先輩にされたこと思い出すなぁ。」
玲央:「懐かしいなほんと。奏は、よく成長したよ、あんなに音痴だったのにな。」
萌子:「ほんとですよ、あの音痴がここまでに成長するとはね。だから、颯音君、落ち着いてね。気軽にいいからね」
奏:「さっきから、黙って聞いてたら音痴、音痴って、ディスりすぎだろ!そんなに酷かったか?俺は??」
玲央:「まぁまぁ酷かった。」
奏:「でも、今は凄いんすよね?それなら、オールオッケーってことで、颯音、準備出来てるか?」
微笑ましく軽音部のメンバーのやり取りを見ている颯音
少し緊張が解けてきた
颯音:「はい!」
萌子:「何にする?」
颯音:「MONGOL800さんの小さな恋のうたとかできます?」
萌子:「出来るわよ。じゃあ行くよ〜」
萌子がキーボードを弾き始める
歌うことは好きだった。でも、それを誰かに見極められる日が来るなんて思っていなかった。
俺の精一杯の歌声を届けようという思いで歌い始めた
♪広い宇宙の〜
無我夢中に歌ったあと、奏を見ると安心した様子が伺えた
玲央先輩は、塞がった口が空いたままになっていた
奏:「え、お前……そんな才能あったのかよ。勿体ない……いや、勿体なくない。原石だよ、お前。」
颯音:「そんな。。。」
と自信なさげな返事をする
玲央:「こんなに上手いだなんてね。」
すると倉庫にギターを取りに行っていた遥翔が帰ってきた
ガチャガチャ
遥翔:「ちょ、何やねん。この空気は。」
萌子:「颯音君の歌声チェックをしてたのよ。」
遥翔:「えーずるい。なんで、俺がいない間にしてんねん。で?どうやったん?」
奏:「すごかったよ、もう入部決定だ。」
颯音:「え、いいんですか!?
と笑みがこぼれた
思わず嬉しくなった。
あ、遥翔先輩、ギターありがとうございます。」
遥翔:「どういたしまして〜。そんなん、ずるいわ、みんなして。」
萌子:「ギターの腕前も見せてもらおうじゃないの」
颯音:「なんか、期待値上がってません?緊張が、、、」
奏:「心配無用や!あんなパフォーマンス見せられたらもう怖がるものない。だから、自身持て。」
その言葉は、誰の言葉よりも胸に刺さった。
憧れている奏先輩にそんなことを言われるなんて——
胸の奥が、じんわりと熱くなる。
そして、チューニングをし、独学で少し学んだギターを弾き始める
音が鳴り始めた瞬間
部室の空気が変わった。
奏:すごいな、何者なんだ。青山颯音という人間は。初対面のときに感じた感覚とは違う感覚が芽生えていくぞ、天才だ。俺の目に狂いはないな。
玲央:颯音君凄いな。。これは、軽音部を任せられる存在になりそうだ。
萌子:自信がないって言ってるクオリティーではないわ、すごいな。
遥翔:なんやねん、一体彼は。これは、早弾きもできてるし才能ありまくりやんな。
と颯音が弾く音を聞きながら彼らは思っていた
颯音:「どうでしょう?」
何を言われるのだろうと恐る恐る顔を上げた
奏:「お前、すごいな。決まりだ。オーディションなんて言ってたけど……俺から頼む。軽音部に入ってくれ。」
萌子:「そうね、これは入ってもらうしかないわね。よろしく!」
遥翔:「すごいわ、ほんま。感動したわ、ありがとな。」
颯音:「俺、がんばります!みなさんと一緒に。よろしくお願いします。」
と笑みを浮かべた
奏:「ところでさ、色々あって颯音の歓迎会と題して、遊びに行かね?」
遥翔:「賛成!賛成!」
カフェへと移動してきた
奏は特に意図していなかったのだろうが、颯音の隣りに座った
席の構図は、玲央、颯音、奏、奏の前に萌子、遥翔
颯音:こんなに歓迎されて嬉しいけど、恥ずかしいなぁ
奏:颯音の歓迎を祝して、カンパーイ!
みんな:カンパーイ
奏:「颯音ってさ、音楽好きなの?」
颯音:「はい、結構好きです。小さい頃から、色んな習い事を音楽教師の母から叩き込まれて。」
奏:「なるほどな、、だから、卒なく色んなことこなせるのか。」
萌子:「うちらとは、出来が違うわけよね。」
遥翔:「俺らやって、負けへんからな?覚悟しててな?」
颯音:「俺もまだまだなので、もっと上手くなりたいです。あの、唐突なんですけど、グループ名ってなんで、Neversなんですか?」
奏:「よくぞ聞いてくれた。俺がつけたんだけどさ、Neverって決して〜ないって意味じゃん?そこから、このメンバー揃えばどんな夢でも諦めずに進めるようにみたいな?んで、造語だけど一人じゃなくみんなでって意味でsが付いてるってわけ。」
颯音:「なるほど、、。」
萌子:「他にもね?いろんな候補があったのよ。謎におみそ汁とか」
奏:「それは、腹減ってて目の前におみそ汁あったから。」
遥翔:「流石にダサすぎってなってやめてんけどな」
萌子:「奏って、馬鹿じゃん?だから、もう危うくうちらも巻き込まれるところだったのよ。」
奏:「馬鹿は失礼だろ!俺、案外勉強出来るんだぞ!!」
萌子:「はいはい、言い訳無用です。」
奏先輩と萌子先輩が、楽しそうに話す姿を見てると、なんだかモヤモヤが止まらない颯音
なぜだろう?
他の先輩方たちに比べると、すごく距離が近い
この後も、他愛もない会話で盛り上がった
ー数時間後ー
奏:「うわっ、もうこんな時間!?そろそろ帰るか。よし、俺たち、恒例のジャンケンな。男気で買った人のおごりで。」
みんなで、一斉にいった
ジャンケンー、ポンッ
颯音:「え、俺だ。。」
奏:「颯音、ご馳走様です」
萌子:「颯音君、ある意味運がいいのね」
颯音:「俺、こういうときにやる男なんで!」
遥翔:「強運やわ。ほな、俺は塾あるし帰るな!またな」
萌子:「ごめんね?よろしくー!」
と言って、、萌子は奏の肩をたたきながらまた一言、奏に耳元でなにか話した
萌子:「颯音君、送ってあげなね。」
奏:「おう。」
奏先輩の「おう。」という言葉だけが聞こえた
モヤモヤが止まらない
萌子のあとに続き、玲央も帰って行った
颯音はレジへ向かった
すぐ横には奏がいる
ー帰り道ー店の外で
奏:「ご馳走です!どう?今日は、楽しめた?」
颯音:「はい、すごく楽しかったです」
奏:「良かった、途中どこか浮かない顔してたからさ、気になってたんだよね」
颯音:「えっ(見透かされてると焦った様子で)なんだか、奏先輩には何でもバレちゃいますね。」
奏:「え!?俺、なんかだめなこと言ってた?!」
と驚く奏
颯音:「いえ、ちょっと嬉しくて。実は…」
奏:「おぉ、なんだ?」
と何かわかっているような雰囲気を出しつつ真剣な眼差しで颯音の話を聞こうとする
颯音:「俺、変なんです。奏先輩を見てるとそのぉ、、なんというか…。。
神楽先輩と仲良さそうによくしてるから、その時は、ちょっと遠くにいてしまったというかなんというか。」
言葉に詰まらせながらも思いを伝えていた
奏:「なんか、わりぃ。萌子とは、幼馴染みたいな感じで、それに元カノなんだ。だから、あんな距離感になっちゃってたんだな、ごめんな?」
颯音:「謝らないでください。仲いいことは、いいことですから」
少し、俯き気味になる颯音
幼馴染と元カノという言葉に対してネガティブな気持ちに…
奏:「ほんと、わりぃ。なんか、元気なくさせちゃったよな?俺の駄目なとこなんだよな。」
颯音:「駄目なんかじゃないです。」と大きな声で言ったあと
「でも、妬いちゃったかもです」と小声で言った
奏:「お前、ほんと可愛いな。」
と頭を撫でられる
顔が真っ赤になる颯音
奏:「颯音って、家どっちの方?」
話を逸らすように話題を変えた
颯音:「えっと、、右側です。」
奏:「そっか、、じゃあ俺とは逆か。ここでバイバイだな。」
颯音:「ですね。」
奏:「なぁ!」
颯音:「はい?」
奏:「やっぱ、何でもない。じゃあな」
その言葉と同時に…
車が横を勢いよく通ったその時…
奏は颯音の腕をガッと掴み
奏:「危なかった、、大丈夫か?怪我は?」
颯音:「何ともないですよ、腕…」
奏:「あっ、あ、ごめん。咄嗟に。気をつけて帰れよ?帰ったら、連絡待ってるからな、じゃあ。」
颯音:「はい、わかりました。奏先輩もお気をつけて帰ってくださいね」
