桜が咲き始めた頃…
今日は、新入生歓迎会の日だ
この学校の決まりで、必ず部活に入らないといけないという決まりがある
颯音:「色々と部活あるし迷うなぁ。」
すると…奥の方のステージから音楽が聞こえた
颯音:「あ、もしかして?軽音部のステージ?」
と呟きながら、新入生歓迎会リーフレットを見た。
そして、そのステージの方へと自然に足が向かっていた
そこには、女子生徒の歓声で、大盛りあがりだ
知らぬうちにステージから目が離せなくなるほど輝いていた
そう、ボーカル兼ギターの相田奏《あいだかなで》だ。
颯音は、彼のパフォーマンスに惹かれた、そして、目が離せなくなっていた
奏:「新入生のみんな!Neversのライブ見てくれてありがと!気が向いたら、俺らと一緒に活動してくれる、新入生募集してるから、待ってるからな。
なんと、最後の曲になりました。これは、オリジナル曲なんだけど、みんなもう知ってるよね?」
生徒たち:「もちろんー!」
奏:「さすがだぜ、みんな。あ、これ拡散してほしいから、撮影して宣伝じゃんじゃんして。」
颯音は、彼の姿を見つめていた…
奏先輩の歌声といい、お客さんに語りかけてくるあの眩しい笑顔。すべてが輝いて見える、ギターを弾く手捌きも、全部がやけに目に焼きつく。
透:「あ、颯音ここいたのか。」
中学からの幼馴染である透が声をかけてきた
彼の声は聞こえないほど、ステージに夢中だった
透:「おい!颯音!!聞いてんのか?」
颯音:「あ?あ、わりぃ。軽音部のステージ見させてくれ。」
透:「人気だもんな、ごゆっくり〜。俺は向こう見とくわ。」
一方ステージでは、楽器のチューニングをしていた
奏:「みんな、おまたせ。準備はできてるか?」
生徒たち:「いえーい!」
他の生徒たちと同じように、颯音も声を出して手を上げ、撮影の準備万端の状態だった
イントロがなり始めた
その歌声は、俺の心になんか、刺さった
そんな幸せな時間はあっという間に過ぎた。
軽音部のステージが終わり、そのステージから人が去っていく
「もっと聞きたい」
「もっと、もっと、彼の歌声を」
すっかり彼の虜だ。
もう彼のことしか、考えられない状態で透のとこへ行く
颯音:「な、透。部活何するか決めた?」
透:「え?急だな、おかえり。んー、正直迷う、中学同様に吹奏楽部でもいいかなとも思うけど、、颯音はどうすんだよ」
颯音:「俺か、俺は、吹奏楽部に入るつもりだったけど、けどさ。」
透:「けど??わかった!軽音部だろ?」
颯音:「なんで、、何も言ってないのに。」
透:「何年の付き合いだと思ってんだよ、軽音部のステージ見てるときの颯音見てるとわかるよ。入ればいいじゃん!入るのはダダだし?」
颯音:「そうなんだけどさぁ、そうなんだよね。でもさ、俺にはあんなかっこいいパフォーマンスなんて、到底無理で。」
透:「そんなこと言うなんて颯斗らしくないじゃん、いつも即決すんのに。まぁ、いいんじゃね?まだ、提出まで時間あるし、たっぷり考えなよ」
と肩ポンポンと叩く透
颯音:「そうするよ…」
それから家に帰ってからも、奏のあの光景が頭から離れない
気づけば、スマホの待受はあのとき撮った写真に変わっていた。
下を向いて弦を押さえる横顔。
表情は見えないのに、きっと笑っているんだろうと勝手に想像してしまう。
ライブの余韻が残ってるだけだ。
きっと、そうだ。
憧れなんだ。
俺は、あの人みたいになりたいだけだ。
ー翌日ー
今日も新入生向けのオリエンテーションが終わり、軽音部の見学へと向かう
でも、足が向かない。なぜだ。なぜなんだ。すごく緊張している。
心臓の音がドクドクと激しくなっている
それでも、勇気を出せと自分に言い聞かせて胸を叩きながら…
颯音:「やれる、やれる。俺は。。」
リーフレットを頼りに、軽音部の部室へと向かっていく
颯音:ここだ、よし。
すると…ガチャとドアが空いた
颯音:「え!?あっ。」
ドアの向こうに立っていたのは、昨日ステージにいたあの人だった。
ドア越しの彼も…
奏:「びっくりしたぁ、なんだよ」
と言って…二人とも握りしめていた携帯電話をポトンと落とした
咄嗟に目の前に落ちた携帯電話を颯音は、拾って校庭の方へと必死に走った
自分でなぜこんな行動に出たのかもわからない
奏:「ちょっと、待てよ、それお前のじゃ。」
と急いで声かけたが届かない…
すると…待受画面に自分が映っていた
奏:「え、これ。この前の新入生歓迎会の時の、俺?何だ、あいつは。。」
不思議に思いながらも、ロックが空いたままの状態だったので、彼が持つ俺の携帯電話に電話をかけた。
プルルル
奏:「おい、お前。それ、俺の携帯。持ってくなよ」
颯音:「あ、えっと、ごめんなさい。急いでて、その。。」
奏:「お前、どこいんの?そっち行くから、待ってろ。」
颯音:「校庭の校舎側のサッカーゴールの近くです。」
奏:「わかった、すぐ行く。」
校庭へと向う奏
その頃…颯音は軽音部の部室へ向かう時よりも、恥ずかしさと焦りと色々な感情が混ざり胸の高鳴りが凄まじかった
奏:「おーい、持ってきたぞ」
颯音:「あ、あ、ありがとうございます。」
奏:(携帯を指しながら)「それ、俺?」
颯音:「はい、奏先輩です。気持ち悪いですよね、ごめんなさい。俺、この前の先輩かっこよくて…」
必死に話す颯音に圧倒されながらも、嬉しそうな奏
奏:「ありがとな、で?何?俺に憧れてくれてるつってことはー?軽音部に入るって事だよな?」
颯音:「はい、入りたいです!でも、僕なんかが入っていいんですか?おこがましすぎて、、」
奏:「おこがましすぎて?お前のこと何も知らないのに、誰がおこがましいとか決めるんだ?まずは、やってみねぇとわかんないだろ?今から、時間あるだろ?オーディションしてやっから、俺らの軽音部に必要かどうか。」
颯音:「お願いします」
まっすぐに奏の目を見つめて
奏:「あ、そうだ。そのさっきかけた番号、俺の番号だから登録しといた。何かこれから、あるかもだし。」
颯音:「はい」
表では平然と返事しつつも、、感情の奥では…
「え、おれ、奏先輩の連絡先ちゃっかりゲットしちゃったの!?え、どんな展開、理解が追いつかないんだけど!?!?」
平然を全然装っていなかった
彼らは軽音部の部室へと歩きながら
湊:「んでさ、お前、名前は?」
颯音:「1年生の青山颯音って言います。」
奏:「よろしくな、颯音。なんか、お前とは長い付き合いになる気がする、何もしてねぇけどよ!はははっ。」
颯音:「あ、はい。」
奏:「てかさ、顔真っ赤だぞ?可愛いかよっお前。」
颯音:「え…それは…」
奏:「もうすぐそこ、部室だし落ち着いたら入ってきな、他の奴らにバレたくないだろ?」
と、頭をポンッと撫でられた
今日は、新入生歓迎会の日だ
この学校の決まりで、必ず部活に入らないといけないという決まりがある
颯音:「色々と部活あるし迷うなぁ。」
すると…奥の方のステージから音楽が聞こえた
颯音:「あ、もしかして?軽音部のステージ?」
と呟きながら、新入生歓迎会リーフレットを見た。
そして、そのステージの方へと自然に足が向かっていた
そこには、女子生徒の歓声で、大盛りあがりだ
知らぬうちにステージから目が離せなくなるほど輝いていた
そう、ボーカル兼ギターの相田奏《あいだかなで》だ。
颯音は、彼のパフォーマンスに惹かれた、そして、目が離せなくなっていた
奏:「新入生のみんな!Neversのライブ見てくれてありがと!気が向いたら、俺らと一緒に活動してくれる、新入生募集してるから、待ってるからな。
なんと、最後の曲になりました。これは、オリジナル曲なんだけど、みんなもう知ってるよね?」
生徒たち:「もちろんー!」
奏:「さすがだぜ、みんな。あ、これ拡散してほしいから、撮影して宣伝じゃんじゃんして。」
颯音は、彼の姿を見つめていた…
奏先輩の歌声といい、お客さんに語りかけてくるあの眩しい笑顔。すべてが輝いて見える、ギターを弾く手捌きも、全部がやけに目に焼きつく。
透:「あ、颯音ここいたのか。」
中学からの幼馴染である透が声をかけてきた
彼の声は聞こえないほど、ステージに夢中だった
透:「おい!颯音!!聞いてんのか?」
颯音:「あ?あ、わりぃ。軽音部のステージ見させてくれ。」
透:「人気だもんな、ごゆっくり〜。俺は向こう見とくわ。」
一方ステージでは、楽器のチューニングをしていた
奏:「みんな、おまたせ。準備はできてるか?」
生徒たち:「いえーい!」
他の生徒たちと同じように、颯音も声を出して手を上げ、撮影の準備万端の状態だった
イントロがなり始めた
その歌声は、俺の心になんか、刺さった
そんな幸せな時間はあっという間に過ぎた。
軽音部のステージが終わり、そのステージから人が去っていく
「もっと聞きたい」
「もっと、もっと、彼の歌声を」
すっかり彼の虜だ。
もう彼のことしか、考えられない状態で透のとこへ行く
颯音:「な、透。部活何するか決めた?」
透:「え?急だな、おかえり。んー、正直迷う、中学同様に吹奏楽部でもいいかなとも思うけど、、颯音はどうすんだよ」
颯音:「俺か、俺は、吹奏楽部に入るつもりだったけど、けどさ。」
透:「けど??わかった!軽音部だろ?」
颯音:「なんで、、何も言ってないのに。」
透:「何年の付き合いだと思ってんだよ、軽音部のステージ見てるときの颯音見てるとわかるよ。入ればいいじゃん!入るのはダダだし?」
颯音:「そうなんだけどさぁ、そうなんだよね。でもさ、俺にはあんなかっこいいパフォーマンスなんて、到底無理で。」
透:「そんなこと言うなんて颯斗らしくないじゃん、いつも即決すんのに。まぁ、いいんじゃね?まだ、提出まで時間あるし、たっぷり考えなよ」
と肩ポンポンと叩く透
颯音:「そうするよ…」
それから家に帰ってからも、奏のあの光景が頭から離れない
気づけば、スマホの待受はあのとき撮った写真に変わっていた。
下を向いて弦を押さえる横顔。
表情は見えないのに、きっと笑っているんだろうと勝手に想像してしまう。
ライブの余韻が残ってるだけだ。
きっと、そうだ。
憧れなんだ。
俺は、あの人みたいになりたいだけだ。
ー翌日ー
今日も新入生向けのオリエンテーションが終わり、軽音部の見学へと向かう
でも、足が向かない。なぜだ。なぜなんだ。すごく緊張している。
心臓の音がドクドクと激しくなっている
それでも、勇気を出せと自分に言い聞かせて胸を叩きながら…
颯音:「やれる、やれる。俺は。。」
リーフレットを頼りに、軽音部の部室へと向かっていく
颯音:ここだ、よし。
すると…ガチャとドアが空いた
颯音:「え!?あっ。」
ドアの向こうに立っていたのは、昨日ステージにいたあの人だった。
ドア越しの彼も…
奏:「びっくりしたぁ、なんだよ」
と言って…二人とも握りしめていた携帯電話をポトンと落とした
咄嗟に目の前に落ちた携帯電話を颯音は、拾って校庭の方へと必死に走った
自分でなぜこんな行動に出たのかもわからない
奏:「ちょっと、待てよ、それお前のじゃ。」
と急いで声かけたが届かない…
すると…待受画面に自分が映っていた
奏:「え、これ。この前の新入生歓迎会の時の、俺?何だ、あいつは。。」
不思議に思いながらも、ロックが空いたままの状態だったので、彼が持つ俺の携帯電話に電話をかけた。
プルルル
奏:「おい、お前。それ、俺の携帯。持ってくなよ」
颯音:「あ、えっと、ごめんなさい。急いでて、その。。」
奏:「お前、どこいんの?そっち行くから、待ってろ。」
颯音:「校庭の校舎側のサッカーゴールの近くです。」
奏:「わかった、すぐ行く。」
校庭へと向う奏
その頃…颯音は軽音部の部室へ向かう時よりも、恥ずかしさと焦りと色々な感情が混ざり胸の高鳴りが凄まじかった
奏:「おーい、持ってきたぞ」
颯音:「あ、あ、ありがとうございます。」
奏:(携帯を指しながら)「それ、俺?」
颯音:「はい、奏先輩です。気持ち悪いですよね、ごめんなさい。俺、この前の先輩かっこよくて…」
必死に話す颯音に圧倒されながらも、嬉しそうな奏
奏:「ありがとな、で?何?俺に憧れてくれてるつってことはー?軽音部に入るって事だよな?」
颯音:「はい、入りたいです!でも、僕なんかが入っていいんですか?おこがましすぎて、、」
奏:「おこがましすぎて?お前のこと何も知らないのに、誰がおこがましいとか決めるんだ?まずは、やってみねぇとわかんないだろ?今から、時間あるだろ?オーディションしてやっから、俺らの軽音部に必要かどうか。」
颯音:「お願いします」
まっすぐに奏の目を見つめて
奏:「あ、そうだ。そのさっきかけた番号、俺の番号だから登録しといた。何かこれから、あるかもだし。」
颯音:「はい」
表では平然と返事しつつも、、感情の奥では…
「え、おれ、奏先輩の連絡先ちゃっかりゲットしちゃったの!?え、どんな展開、理解が追いつかないんだけど!?!?」
平然を全然装っていなかった
彼らは軽音部の部室へと歩きながら
湊:「んでさ、お前、名前は?」
颯音:「1年生の青山颯音って言います。」
奏:「よろしくな、颯音。なんか、お前とは長い付き合いになる気がする、何もしてねぇけどよ!はははっ。」
颯音:「あ、はい。」
奏:「てかさ、顔真っ赤だぞ?可愛いかよっお前。」
颯音:「え…それは…」
奏:「もうすぐそこ、部室だし落ち着いたら入ってきな、他の奴らにバレたくないだろ?」
と、頭をポンッと撫でられた
