どすこいラブリーちゃん

最初に案内された店は、雑居ビルの三階でした。
エレベーターはなく、階段の壁には色あせたポスターが貼られています。
店内は思っていたより狭く、蛍光灯が白すぎて目が疲れます。

店長は無愛想な中年男性。

「身分証ある?」

それだけ聞かれました。十六歳って、風俗で働けるんだっけ。
狼狽えながら身分証を出すと、ふーんと興味のなさそうな感じで眺めた後、雑に返されました。

今考えると、あそこは完全に違法な店だったのだと思います。

「とりあえず今日、やってみる?」

頷いた時点で、引き返す道は消えました。