どすこいラブリーちゃん

5月10日、新たにブログが更新された。

その日、教授から呼び出しがあった。

「河田さん、婀娜多村側と連絡が取れたよ。」

教授は穏やかな口調で続ける。

「防犯カメラの映像は、外部には送れないそうだ。個人情報の問題がある。確認したいなら、本人が直接来てほしい、とのことだよ。」

「……私が行く必要があるんですね。」
「そう。君が行って、直接説明するしかないだろうね。」

教授の視線は、疑いよりも困惑に近かった。

私はうなずいた。
逃げる選択肢はない。

このままでは、大学内での立場も、研究も、崩れる。
それに。

【いないはずの私】がいるのなら、一度対峙しなければならない。