転生した特典が鼻かんだティッシュよりしょぼすぎる!〜ゴミ武器はゴミとしてぶん投げる〜

「ロウウインドーーーー!」

 スカート…捲れるか?

「ヒユーーーー。」

 だが、小さな風がおこっただけだった。
 何で捲らないんだ?
 そうか。風が起こるのは俺の下半身の上の方だけなのか。 
 みんな座って食べているから、スカートの位置じゃなくて、ちょうど食器の高さくらいにしか風が怒らないのか。
 なんか周りの人がこいつ大丈夫か?って顔してる。
 俺はどんどん恥ずかしくなってしまい、食堂から飛び出てしまった。

 それから俺は食堂からでて歩いていたら、この村の街の方まで出て行ってしまった。
 お!女の子がいっぱいだー。
 今こそこの技を使う時だ!

 俺はノートに書いてある通りにで組んで、

「ヒュマントランスペアレントーー!
 透けてしまえーーーーー!」

 よし。今度こそはせいこうか?!

「え、はーーーーーーー?!
 か、顔がなくなっているーーーー?!」

 何でだ?よく見ると、顔だけじゃなくて、足首や手首、など、体が露出している全部分が透けて見えなくなっているぞ。
 一体、どういうことだ?

 あ!そういうことか。
 この技、服が透けるんじゃなくて、人の体本体が透けるのか。
 よく考えたら、名前を日本語に読むと人が透けるだった。

 「ていうことは………めっちゃポンコツ技じゃねーかよ!くそっ!」

 顔自体は見えないけど、服の襟の向きで何となくみんながどこ向いているかわかるけど、今俺めっちゃみんなから注目されているみたいだな。
 少し騒ぎすぎたかもしれないな。
 早くこの場所からもずらからないと。
 
 そうして俺は、その場所からも離れることになった。

 少し道の方を歩いていくと、何やら鉄が掠れるような音が聞こえてた。

「ガチャッガチャ」

 何だ?騎士か?
 
「そこをどきたまえ。私は急いでいるんだ!」

 なんだ、こいつ。
 俺はちゃんと道を歩いていたというのに、何を偉そうに…って、よく見たらこいつ女騎士じゃないか!
 そうだ!こいつに技を使って、一度恥ずかしがらせてやろう。

「俺にそんなことを言っていいのか?」

「なんだ?私は騎士だぞ?
 そっちこそ、そんなことを言って…」

 俺は覚えた通りに手を組んだ。そして、

「クローズカットーーー!
 お前の防具なんて、大破してしまえ!」

「ぴしゃんぴしゃん」

 刃物は騎士に目掛けて飛んでいった。
 しかし、

「カーンカンカンカンカーン!」

「何?!」

 全て弾かれてしまった。
 この刃って、服は破くことはできるけど、それ以上の硬さだったら傷一つつけることもできないようだ。

「何の真似だ?」

 くっそーーーーー。
 結局俺が今日朝早くから頑張って覚えた技なんて、どれも使い物にならないじゃねーかよ!
 最初はスカート捲れると思ったら、食器が少し揺れるだけだし、そもそも実際スカートを捲らせれるとして戦うときに何の役に立つんだ?
 おかげで恥をかいちまったよ。
 服を透けさせようと思ったら、人が透けるとかいうトンチみたいなことが起こってめちゃくちゃ怖かったし、しまいには甲冑を傷つけることさえできない技だなんてな。
 まあでも、他の技はもっとすごいって聞いたし、今度は役に立つ技を覚えるか。
 
「聞こえているのか?
 何の真似だと言っているんだ?」

「それはその…どうしてあなたが急いでいるのかが気になって…」

「そんなことお前に教えなくてもいいだろう」

「すみません。どうしても気になってしまって…」

「仕方がない。それなら、教えてやろう」

 あぶない。何とか誤魔化すことができたな。

「実は今、女性が泣き叫んでいるという通報があってな」

「女性が泣き叫んでいる?それだけで何で…」

「何とも噂では飛び降りようとしているらしいんだ」

「とっ飛び降り?!」