消失者たち

【政府発表】
日時: 2023年12月7日 午後8時
場所: 首相官邸

総理大臣が記者会見を開く。
全国に生中継される。



総理大臣の発表:
「国民の皆様にお知らせします。現在、全国各地で原因不明の失踪事件が多発しています。失踪者の数は、約300名に達しています。
警察、自衛隊、関係機関が総力を挙げて捜査しておりますが、現時点で犯人は特定されておりません。
国民の皆様には、不審な人物、車両を見かけた場合、速やかに警察に通報してください。また、夜間の一人歩き、人気のない場所への立ち入りは避けてください。政府は、国民の安全を最優先に、この事態に対処してまいります」

発表後、日本中がパニックに陥る。
SNSには憶測、デマ、陰謀論が溢れる。
「これはテロだ」 「政府は真実を隠している」 「宇宙人の仕業だ」
混乱は止まらない。

【三島隆の決意】
三島は自宅のテレビで、総理大臣の発表を見ていた。
画面には、不安そうな記者たちの質問が映っている。
「犯人は誰ですか?」 「失踪者はどこにいるのですか?」 「我々は安全なのですか?」
総理大臣は答えられない。

三島はテレビを消す。
立ち上がり、窓の外を見る。
東京の夜景。
いつもと変わらない景色。
しかし、人々の心には恐怖が広がっている。

三島は決意する。
何としても、この事件を解決する。
犯人が人間であろうと、そうでなかろうと。
地球上にいようと、宇宙にいようと。
必ず見つけ出す。
そして、失踪者を取り戻す。

三島はコートを着て、外に出る。
深夜の東京。
彼は歩き始める。
どこへ?
わからない。
しかし、何かが見つかるかもしれない。
手がかりが。
真実が。