②昭和60年 地元広報誌の記事
【広報あつしほ 12月号特集】
今年の忘年会は、ぬくもりの東湖館で
師走の足音が近づくと、町にはどこか浮き立つ空気が流れる。商店街の軒先には歳末売り出しの幟が立ち、会社や寄り合いでは「今年の忘年会はどこにするか」という話題が持ち上がる。そんな折、毎年多くの町人の笑い声を受け止めてきたのが、熱志甫温泉東湖館である。
大正の創業から七十余年。町と歩みをともにしてきたこの宿は、いまも宴会場の灯をやわらかくともしている。
■「舞台のある大広間がええんだ」― 町の人の声
呉服店を営む**高橋市蔵さん(68)**は、若いころからの常連だ。
「忘年会といえば東湖館。舞台があるだろう。あそこで一杯やって、誰かが都々逸やら民謡をやると、ああ今年も終わるなあって気持ちになるんだ」
商工会の集まりで毎年利用するという**主婦の会代表・遠藤みよさん(54)**もこう語る。
「お座敷が広くてね、子ども連れでも安心なの。お風呂に入ってから宴会に出られるのもありがたい。女同士だと、庭を眺めながらのおしゃべりが何よりのごちそうよ」
■厨房から見える“師走の景色”
宴会シーズンともなれば、館内は朝から慌ただしい。勤続二十年の板場頭、**庄司源次さん(47)**は湯気の向こうで笑う。
「この時期は一日で何百人分もこしらえる。川魚を焼く匂いが廊下まで流れていくと、“今年も忙しくなるぞ”って背筋が伸びるね」
仲居として働く**千代さん(32)**は、宴会場に響く三味線の音が好きだという。
「舞台でお客さんが踊ると、知らない人同士でもすぐ打ち解けるんです。お酒を注ぎに回る私らまで楽しくなってしまって」
■三代目女将に聞く ― 宿と町のこれから
東湖館を切り盛りするのは、三代目女将の佐藤貞江さん(59)。祖父が湯を開き、父が宿を大きくした。その歴史を背負う人である。
――忘年会の季節はやはり特別ですか。
「ええ。一年の苦労をほどく場ですからね。お客さまの顔を見ると、その方の一年まで思い浮かぶようで」
――宿を守るうえで大切にしていることは。
「派手なことより、当たり前をきちんと。廊下の磨き方ひとつ、庭の掃き方ひとつに心を込めることです。大正のころから続く建物ですから、木も生き物のようなもの。声を聞きながら手入れしています」
――来年には新館も予定されています。
「時代に合わせた宿も必要ですが、本館の風情は決して手放しません。竜骨さまの祀られたこの土地に恥じぬよう、町の宿としてあり続けたいですね」
女将の言葉の端々には、静かな誇りがにじんでいた。
■湯けむりの向こうにあるもの
夕刻、東湖館の玄関に明かりが入ると、仕事を終えた人々が三々五々集まってくる。庭園の池に映る灯、廊下に響く下駄の音、宴会場からもれる笑い声――それらはすべて、この町の一年をねぎらう調べである。
今年の忘年会、あなたも東湖館で杯を重ねてみてはいかがだろう。湯のぬくもりが、きっと新しい年への力をくれるはずだ。
◆ 熱志甫温泉東湖館 忘年会ご利用案内 ◆
────────────────────────
〈ご宴会料金〉※お一人様・税込
•会席膳+入浴付……………〇〇〇〇円より
•飲み放題付プラン…………〇〇〇〇円より
•ご宿泊付忘年会……………〇〇〇〇円より
•お子様料理………………… 〇〇〇〇円
◎15名様以上は幹事様1名無料
◎カラオケ・舞台使用料サービス
◎ご予算に応じ献立調整いたします
________________________________________
◆ 無料送迎バス時刻 ◆
〈駅前 発 → 東湖館〉
•16:10
•17:00
•17:40
•18:20
※到着列車に合わせ臨時便も運行
〈東湖館 発 → 駅前〉
•20:30
•21:10
•21:50
•22:20
*10名様以上の団体は、町内・近隣集落まで個別送迎いたします。
*ご予約時に乗車場所をお知らせください。
________________________________________
◆ ご予約はお早めに
師走の週末は大変混み合います。
12月15日~28日は特別献立にて承り中。
いで湯の里 熱志甫温泉東湖館
電話 〇二四―〇〇〇―〇〇〇〇
受付 午前8時~午後9時
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【広報あつしほ 12月号特集】
今年の忘年会は、ぬくもりの東湖館で
師走の足音が近づくと、町にはどこか浮き立つ空気が流れる。商店街の軒先には歳末売り出しの幟が立ち、会社や寄り合いでは「今年の忘年会はどこにするか」という話題が持ち上がる。そんな折、毎年多くの町人の笑い声を受け止めてきたのが、熱志甫温泉東湖館である。
大正の創業から七十余年。町と歩みをともにしてきたこの宿は、いまも宴会場の灯をやわらかくともしている。
■「舞台のある大広間がええんだ」― 町の人の声
呉服店を営む**高橋市蔵さん(68)**は、若いころからの常連だ。
「忘年会といえば東湖館。舞台があるだろう。あそこで一杯やって、誰かが都々逸やら民謡をやると、ああ今年も終わるなあって気持ちになるんだ」
商工会の集まりで毎年利用するという**主婦の会代表・遠藤みよさん(54)**もこう語る。
「お座敷が広くてね、子ども連れでも安心なの。お風呂に入ってから宴会に出られるのもありがたい。女同士だと、庭を眺めながらのおしゃべりが何よりのごちそうよ」
■厨房から見える“師走の景色”
宴会シーズンともなれば、館内は朝から慌ただしい。勤続二十年の板場頭、**庄司源次さん(47)**は湯気の向こうで笑う。
「この時期は一日で何百人分もこしらえる。川魚を焼く匂いが廊下まで流れていくと、“今年も忙しくなるぞ”って背筋が伸びるね」
仲居として働く**千代さん(32)**は、宴会場に響く三味線の音が好きだという。
「舞台でお客さんが踊ると、知らない人同士でもすぐ打ち解けるんです。お酒を注ぎに回る私らまで楽しくなってしまって」
■三代目女将に聞く ― 宿と町のこれから
東湖館を切り盛りするのは、三代目女将の佐藤貞江さん(59)。祖父が湯を開き、父が宿を大きくした。その歴史を背負う人である。
――忘年会の季節はやはり特別ですか。
「ええ。一年の苦労をほどく場ですからね。お客さまの顔を見ると、その方の一年まで思い浮かぶようで」
――宿を守るうえで大切にしていることは。
「派手なことより、当たり前をきちんと。廊下の磨き方ひとつ、庭の掃き方ひとつに心を込めることです。大正のころから続く建物ですから、木も生き物のようなもの。声を聞きながら手入れしています」
――来年には新館も予定されています。
「時代に合わせた宿も必要ですが、本館の風情は決して手放しません。竜骨さまの祀られたこの土地に恥じぬよう、町の宿としてあり続けたいですね」
女将の言葉の端々には、静かな誇りがにじんでいた。
■湯けむりの向こうにあるもの
夕刻、東湖館の玄関に明かりが入ると、仕事を終えた人々が三々五々集まってくる。庭園の池に映る灯、廊下に響く下駄の音、宴会場からもれる笑い声――それらはすべて、この町の一年をねぎらう調べである。
今年の忘年会、あなたも東湖館で杯を重ねてみてはいかがだろう。湯のぬくもりが、きっと新しい年への力をくれるはずだ。
◆ 熱志甫温泉東湖館 忘年会ご利用案内 ◆
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〈ご宴会料金〉※お一人様・税込
•会席膳+入浴付……………〇〇〇〇円より
•飲み放題付プラン…………〇〇〇〇円より
•ご宿泊付忘年会……………〇〇〇〇円より
•お子様料理………………… 〇〇〇〇円
◎15名様以上は幹事様1名無料
◎カラオケ・舞台使用料サービス
◎ご予算に応じ献立調整いたします
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◆ 無料送迎バス時刻 ◆
〈駅前 発 → 東湖館〉
•16:10
•17:00
•17:40
•18:20
※到着列車に合わせ臨時便も運行
〈東湖館 発 → 駅前〉
•20:30
•21:10
•21:50
•22:20
*10名様以上の団体は、町内・近隣集落まで個別送迎いたします。
*ご予約時に乗車場所をお知らせください。
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◆ ご予約はお早めに
師走の週末は大変混み合います。
12月15日~28日は特別献立にて承り中。
いで湯の里 熱志甫温泉東湖館
電話 〇二四―〇〇〇―〇〇〇〇
受付 午前8時~午後9時
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