【地元】茨城県神来市について語るスレ【田舎】

二〇一四年八月十四日

お盆の期間なので、午前中から近所に住む親戚が数名、仏壇に線香を上げるために実家を訪れた。玄関先で短い挨拶を交わし、冷たい麦茶を出す。彼らは仏壇に手を合わせ、近況を少しだけ話すとすぐに帰っていった。

昼食は冷や麦だった。ガラスの容器に張った氷水に沈む細い麺をすくい、ネギと生姜を入れたつゆにつけて食べる。素麺よりも少し太く、歯ごたえがあった。

午後は自室で静かに過ごした。窓の外からは相変わらず蝉の鳴き声が聞こえていた。

夕食はピーマンの肉詰め。半分に切られたピーマンに挽肉が詰められ、フライパンで焼かれている。醤油ベースの甘辛いタレが絡んでいて、ピーマンの苦味と肉の脂がよく合った。白米と一緒に食べた。

二〇一四年八月十五日

今日も快晴だった。居間のテレビでは、お盆休みの帰省ラッシュのピークを伝えるニュースや、高校野球の中継が流れていた。扇風機の風が当たる畳の上で、冷たい水を飲みながらその映像を眺めていた。

昼食は具だくさんの炒飯。細かく刻まれたナルト、ネギ、卵、焼き豚が入っている。油でコーティングされた米粒が口の中でパラパラとほどけ、胡椒の辛味が食欲を刺激した。

夕食は出前の鰻重だった。四角い漆塗りの重箱に、香ばしく焼かれた鰻の蒲焼きが二枚乗っている。粉山椒を少し振りかける。鰻の身は箸で簡単に切れるほど柔らかく、口に入れると濃厚な脂と甘辛いタレの味が広がった。

二〇一四年八月十六日

夕方、日没の少し前に家の前で送り火を焚いた。素焼きの皿の上でおがらに火をつける。細い煙が立ち昇り、植物の燃える匂いが周囲に広がった。おがらが燃え尽き、黒い灰になるまでその場にしゃがみ込んで見届けてから家の中に戻った。

夕食は煮込みハンバーグだった。厚みのある肉の塊がデミグラスソースの中で柔らかく煮込まれている。ナイフで切ると、中から透明な肉汁が溢れ出し、ソースとなじんだ。付け合わせのニンジンは甘く、ブロッコリーは程よい固さを保っていた。満ち足りた一日だった。

二〇一四年八月十七日

朝から細かい雨が降っていた。気温も昨日までに比べて低く、窓を開けると涼しい風が部屋に入ってきた。

午前中は自室のベッドで小説の続きを読んだ。雨粒が窓ガラスを叩く規則的な音を背景に、活字を目で追っていた。
昼食は温かい卵雑炊だった。カツオ出汁の効いた汁に、柔らかく煮られたご飯と溶き卵が入っている。温かい食物が胃腸に優しく染み渡っていくのを感じた。

午後は、一階の居間で母が繕い物をしているのをぼんやりと眺めて過ごした。

夕食は豚肉と大根の煮物だった。豚肉から出た旨味が大根の芯まで染み込んでいて、噛むと煮汁が口の中に溢れた。

二〇一四年八月十八日

雨が上がり、再び強い日差しが戻ってきた。

午前中、庭の雑草を抜く作業をした。土は昨日の雨で湿っていて、草の根が抜けやすかった。両手に軍手をはめ、緑色の葉を引き抜いていく。三十分ほどで額に汗がにじんだ。水道の冷たい水で顔を洗い、タオルで拭き取った。

昼食はソース焼きそば。キャベツ、豚肉、もやしがたっぷりと入っていて、青のりと紅生姜が添えられている。鉄板で焦げたソースの匂いが空腹を刺激した。太めの麺をすすり上げて食べた。

夕食はサバの味噌煮とほうれん草の胡麻和え。サバの身はふっくらとしていて、濃厚な味噌の味が白米を進ませた。

二〇一四年八月十九日

今日も穏やかな晴天だった。

午後、町内を散歩した。見慣れた住宅街の風景を歩く。ブロック塀の色、電柱の配置、庭先に植えられた木々の枝ぶりを眺めた。
近所の公園のベンチに座り、自動販売機で買った冷たい缶コーヒーを飲んだ。微糖のコーヒーが喉の渇きを潤した。砂場では子供が二人、無言で砂山を作っていた。

夕食は鶏肉のトマト煮込みだった。ニンニクの香りが効いたトマトソースの中で、鶏肉がスプーンで切れるほど柔らかく煮込まれている。酸味と旨味があった。

二〇一四年八月二十日

朝から雲が多めの日だった。

昼食は冷やし中華。細切りのきゅうり、錦糸卵、ハムが並べられ、酸味のある醤油ダレがかかっている。和からしを少し麺に絡めて口に入れると、鼻に抜ける辛味が心地よかった。

午後、母が大きく切り分けたスイカを出してくれた。果肉は真っ赤に熟していて、水分をたっぷりと含んでいた。種を避けながら甘い果汁を味わった。

夕食はアジフライと千切りキャベツ、豆腐の味噌汁。アジフライの衣は粗めのパン粉が使われていて、噛むとサクッという音がした。中から熱い白身が顔を出し、ソースの酸味とよく合った。

二〇一四年八月二十一日

神来市の実家に戻ってきてから、しばらくの時間が経過した。

ここには決まった時間に提供される食事と、清潔な衣服、睡眠の場所がある。

窓の外からは、秋の虫の鳴き声が聞こえ始めている。

明日もまた、私は用意された朝食を食べ、庭の景色を眺めて時間を過ごすだろう。その次の日も。次の次の日も、おそらく。