けれど一瞬見えただけの彼女が手に持っている白いスマホには古びたウサギのぬいぐるみがつけられているみたいだった。
「あのぬいぐるみ、中学時代からカバンにつけてたよ」
私の視線が彼女の手元へ向かっていることに気が付いたのだろう、千鶴がそう教えてくれた。
「そうなんだ」
「うん。ぼろぼろになっても自分でぬいなおしたり、パッチワークみたいに生地を張り合わせて直したりしてた。すごく大切なものなんじゃない?」
説明しながらも千鶴はあまり関心を持っていない様子だ。
同じ中学高校でも、自分とは違う世界に生きている子のことまでは関心を寄せることができない。
みんなそんなものだと思う。
「あのぬいぐるみ、中学時代からカバンにつけてたよ」
私の視線が彼女の手元へ向かっていることに気が付いたのだろう、千鶴がそう教えてくれた。
「そうなんだ」
「うん。ぼろぼろになっても自分でぬいなおしたり、パッチワークみたいに生地を張り合わせて直したりしてた。すごく大切なものなんじゃない?」
説明しながらも千鶴はあまり関心を持っていない様子だ。
同じ中学高校でも、自分とは違う世界に生きている子のことまでは関心を寄せることができない。
みんなそんなものだと思う。



