ルックアットミー

ジロジロと私をながめまわした後、一応って感じで挨拶をされた。
私も明美の手前一応挨拶は返しておく。
だけどなんだか嫌な感じだ。
「明美って優しいでしょ。前田さんが化学で倒れたときもすごく心配してたよ」
そういう取り巻きの目は私を射貫いてしまいそうで、思わず視線をそらせてしまった。
なにか知っているんだろうか。
化学の授業の時、本当はガスを吸い込んでなどいないこととか。
ろくでもない嘘がバレているのではないかと思って、心臓がバクバクと鼓動を早める
けれど顔には出さないように必死に取り繕った。
「あ、前田さんじゃん。体平気?」