ルックアットミー

明美がこないと、他のクラスメートたちも私に近づいてくることはない。
自然と、最初の一週間でできたグループで過ごすことになってしまった。
「さっきから落ち着かんみたいやけど、どしたん?」
いつ明美が教室に戻ってくるかと何度も出入口を確認していた私に、真弓ちゃんが首を傾げている。
「ううん、別に」
なぜだか苛立ちを感じてぶっきらぼうな返事になってしまった。
「そういえば今日は部活動が休みなんだ。三人でどっか遊びに行かない?」
「それええね!」
「駅前にできたカフェいい感じらしいよ」
「昨日テレビで見たわ、行ってみたいと思うてたんよ」
ふたりは勝手にどんどん会話を進めていく。