ルックアットミー

だからってどうして私なんだろうという疑問を、拭えていない。
「早紀ちゃんって呼んでもいい?」
「え、うん、いいけど」
突然の申し出に戸惑いながらも頷く。
「じゃあ私のことは明美でいいよ」
「呼び捨てにしていいの?」
「早紀ちゃんなら許す」
そう言ってまたいたずらっ子みたいな表情で笑う。
「明美は、どうして私と一緒にここへ来ようと思ったの?」
秘密基地ではなくて、ただの屋上だったけれど。
「うーん。なんていうか、早紀ちゃんは見ていてほっとけないなぁと思ったから」
「ほっとけない?」