ルックアットミー

色々と不安が浮かんで来る中でも彼女はおかまいなしにカーテンを開けた。
そこにはベッドに座る根本明美の姿があった。
彼女は健康的なピンク色の頬をして私に微笑みかけている。
歯並びのいい、薄い唇にはうっすらと色付きリップが塗られていて、自然と見惚れてしまった。
「本当だ、顔色いいね」
ニッコリと笑う彼女に私はぎこちなく微笑み返した。
もっと綺麗に、もっと自然に笑うことができればいいのに。
「ね、根本さんはどうしたの?」
ここに来てようやくそう質問できた。
ここは保健室だし、彼女はベッドにいる。
ということはどこかが悪いはずだ。
「私はさぼり」