ルックアットミー

きっと、おじいちゃんとおばあちゃん、それに近所の人なんかも含めて常に『早紀ちゃん、早紀ちゃん』と呼びかけてくれていたからだと思う。
けれど中学に入学したくらいからそんな夏休みも少なくなってきた。
もう子供じゃないことも原因のひとつだったし、忙しく働いている両親の代わりに休みの日は私が家事を請け負うことが自然になっていたからだ。
それはまぁ、わかる。
わかるし、家事が嫌いでやりたくないわけでもない。
今世間で時々噂になっているヤングケアラーほど過酷な状況になっているとも思わない。
勉強するときには勉強するし、遊ぶときには遊んでいるし。
あくまでその家事は手伝いの範疇を出てはいない。
でも、だ。